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XRCDで聴くパニアグワの優秀録音盤

2007年1月17日 (水)

パニアグワ / 古楽狂想〜ラ・フォリア(xrcd)

古代ギリシャに負けぬ優秀録音
−オーディオ評論家 長岡鉄男
オーディオ・ファイルを中心に話題沸騰!
フランス・ハルモニア・ムンディxrcd シリーズ続編がはやくも登場!
 原題『スペインのフォリア』。こちらも『古代ギリシャの音楽』同様にロングセラーを続ける、もはやまったく説明不要の名盤中の名盤です。フォリアとはスペイン(イベリア半島)起源の舞曲で、‘狂気’というトスカーナ語に由来して正気を失うほどにとても騒々しいもの。ここでも細かい理屈など吹き飛ぶ痛快なつくりはまさにアイデアの勝利!なお、このタイトルはSACD化(HMC801050)もされており、こちらとの聴き比べもまたオーディオ・ファイルには楽しみなところです。(キングインターナショナル)

・生命の泉〜天使的早発性痴呆の〜ソファミレドによる
・途方もなき〜微小なる栄光の〜ガラスの
・フォリアに寄せる祈り〜名声は飛んで行く〜レモン風・南欧風
・肝要なる・根源的の(一名『何ひとつ我に関せず』)〜正調インド風〜逆流的
・貴族的倹約の
・繊細なる〜深き淵より
・壁の外に
・通俗的なる
・人々に知られざる〜そこはかとなく やわらかき
・北欧的にして 荒涼たる〜平凡にして 金色なる
・いとも高貴なる〜退嬰的かつ退廃的なる
・牧人らの〜数学的:怒りの日〜黄昏の〜無名の〜わが霊魂は悲し〜武装せる強き騎馬兵の〜大胆の:運勢は助く〜包皮なき〜教会風の
・劇場風かつ偽善的の〜田園の〜いまひとつの完全にインド風な
・天界的忍耐の〜偽装的逃亡および凱旋の車
 アトリウム・ムジケー古楽合奏団
 グレゴリオ・パニアグワ(指揮)
 録音:1980年6月 / xrcd リマスタリング:2006年9月12日
 2ch オリジナルマスター使用
 日本語解説・帯付
パニアグワ / 『タランチュール=タランテラ』(xrcd24)

xrcd24 の威力またも炸裂!
「古代ギリシャ」のさきがけとなった名録音。
毒には毒を、パニアグワ調合による現代人のための秘薬中の秘薬
 急拍子のナポリ舞曲“タランテラ”はイタリア南部タラントの地名に由来するといわれ、またいわゆる音楽療法のひとつ、毒グモ“タランチュラ”に咬まれた際にこれを踊ると治るという民間伝承と結びついてきました。これをテーマに医学も修めたパニアグワが研究を重ねて、自由に遊んだ傑作アルバム『タランチュール=タランテラ』。文献資料をもとに自ら制作した古楽器のヴァラエティ豊かな音色が、うきうきする楽しさとなんともいえない安らぎを与えてくれます。(キングインターナショナル)

・アンティドトゥム・タラントゥレー(毒グモの解毒剤)
・コレア(舞曲)
・タランテラ第1、第2、第3旋法
・神秘な防壁
・ナポリのタランテラ;フリギア旋法 ブクステフーデの固執低音によるナポリのタランテラによるリトル ネロ われは喜ぶ:詩篇 第121番
・タランテーラ
・タランテラ、またの名クラウズラ
・タランテーラ第1、第2、第3番
・タランテラ;ヒポドリア旋法
・ラ・タランテーラ
・スコットランドのジグ
・タランテーラ
・タランテーラス
・カントリーダンス「走る歩兵」
・ラ・タランテーラ
・魔法使いたちの踊り
・タランテーラT〜Y
・ナーナ・アンダルーサ(アンダルシアの子守歌)
・タラント・デアルメリア
 アトリウム・ムジケー古楽合奏団
 グレゴリオ・パニアグワ(指揮)
 録音:1976年10月 / xrcd リマスタリング:2006年9月12日
 2ch オリジナルマスター使用
 日本語解説・帯付
驚異的優秀録音で知られる
フランス・ハルモニア・ムンディの伝説のアルバムが
いまXRCDで蘇る!

パニアグワ/古代ギリシャの音楽

ずば抜けた優秀録音と独特の音響世界とでハルモニアムンディ・フランスの大ベストセラー、もはや説明不要という名盤中の名盤「古代ギリシャの音楽」がついにXRCD化! アナログ盤初出時に、今は亡きオーディオ評論家長岡鉄男氏も絶賛していたあの録音です。
 聴き比べの楽しみこそオーディオの醍醐味。通常盤(HMA.1951015)でも十分に録音の素晴らしさを確かめられますが、それはそれ、より良い音で楽しみたいというのがオーディオ・ファイルの見果てぬ夢。XRCDで聴くと、アナログ録音の持つ風合い・空気感がダイレクトに届きます。ぜひ、お手持ちの装置とご自分の耳でお確かめください。日本語解説付き。2chオリジナル・マスター使用。

【当時の批評】
SN比がよく、残響がすごく長く豊かで美しく、しかも直接音は鮮明で力強い。音像の輪郭は自然、定位も自然で、音場は3次元的に深く広い。はるか彼方に雀の声がきこえる。雀の声はアルバムを通して絶えず入っている。
Dレンジは圧倒的に広く、こんなに力感のある、厚みのある音はきいたことがない。ぞっとするほどの生々しさがある。こんな録音は通常の方法では不可能である。筆者の想像では、録音場所は、人里離れた修道院の、天井の高い礼拝堂、時間は早朝、マイクは2本、2トラックデッキ直結、リミッター、ドルビー、ミキシング等いっさいなし、というのを基本にしていると思う。とにかくすばらしい録音である。(オーディオ評論家 長岡鉄男)〜1980年ステレオ誌11月号より抜粋

【主な使用楽器】
1.エピゴネイオン:40弦をもつ、古代ギリシャ最大の撥弦楽器。ひざの上に横向きに乗せ指ではじいて演奏する。
2.ディスコス:中央に穴のあいた金属板でできており、ひもで吊ったところをハンマーで打って音を出す。
3.マガディス:プサルデリオン属、リディア起源の撥弦楽器。10組の複弦をもち、指で弾奏される。
4.ロプトロン:木の輪に羊の皮を張り渡した、小型の軽快な太鼓。
5.プサルテリオン ここではプレクトロン(義甲)を用いず、指のみで弾くハープ形の弦楽器を広くさす。
6.クレセル:ガラガラ。柄のついた容器に堅い発音体を入れ、振って鳴らす。
7.テュンパノン:打楽器。両側に皮膜を張った円筒形の本体をもつ。ふつうディオニュソス祭祀のときに女性によって演奏された。
8.エケイオン:デーメーテールの祭祀で用いられる、シンバルの一種。
9.キタラ:古代ギリシャを代表する撥弦楽器。アマチュアの弾くリラにくらべ、キタラは職業音楽家の楽器とされ、共鳴胴も幅広く、音色もいっそう充実している。7弦が基本。調和、節度というアポロン的理想を表現する楽器とされる。
10.キュンバ:シンバル。ディオニュソスの祭祀で用いられる。
11.プラギアウロス:リビア起源の横笛。薄い皮膜を張った指穴を一つもつのが特徴。
12.キュンバリオン:小型のシンバル。
13.アウロス:もっとも代表的な管楽器。ふつう2本の管が一体を成し、それぞれにダブル・リードと4〜15の指穴をもつ。鋭い音色によって、熱狂的なディオニュソスの世界を表現する。ディスクでは各種のアウロスが使い分けられている。
14.プサルティンクス キタラの一種。
15.キタリス:リラやフォルミンクスに似た、原始的な撥弦楽器。
16.セイストロン:シストルム。柄のついた馬蹄形の金属枠を振り、そこにはめこまれた金属片を打ち鳴らす。古代エジプトに由来し、多くの種類がある。
17.クロタラ:一種のカスタネット。内部をくり抜いた貝か木・金属の2片より成る。
18.トリゴノン:三角形の撥弦楽器。指またはプレクトロンで演奏される。
19.シリンクス:パンの笛。長さの異なる閉管の縦笛を高さの順に並べたもの。
20.フォティンクス:エジプトに起源をもつ、木製の横笛。
21.パンドゥーラ:3本の弦をもつ、長柄のリュート。トリコルドンとも呼ばれる。
22.サンビュケ:シリアまたはエジプトに起源をもつ、小ハープ形の弦楽器。弦は短く、音は弱い。
23.サルピンクス:まっすぐな管をもつトランペット。オリエント起源といわれる。
24.バルビトン:細長い形をした、リラの変種。リラより低い音を出し、プレクトロンで弾かれる。
25.モナウロス:1管のみのアウロス。
26.カノン:ピタゴラスが発明したといわれる、単弦の楽器。音程比の測定に利用された。モノコルド。
27.アスカウレス:バッグパイプ。
28.フォルミンクス:吟遊詩人によって演奏された、原始的なリラ。最古の弦楽器といわれる。
29.エリュモス:ニつの異なった長さをもつ、プリュギア地方のアウロス。左側の長い管が、角笛風に湾曲している。
30.クシュロフォノン:木琴。アプリア地方の飾りつぼに、梯子状の形が描かれている。
31.フュサリス:アウロスの一種。
32.ヒュドラウロス:水力オルガン。クテシボイスまたはアルキメデスの発明といわれる。パンの笛に水圧で風を送ったもの。
33.リラ(リュラ):キタラの単純化された楽器。演奏もずっと容易である。ふつう4弦か7弦。
34.ナブラス:プサルテリオン属の12弦の楽器。フェニキア起源。指で弾奏される。
35.ペクティス:マガディスによく似た、3弦の楽器。
36.カラモス:葦の茎で作ったアウロス。

【収録曲目】
・序奏
・「オレステース」のスタシモン
・コントラポリノポリスの器楽曲断片
・デルポイのアポロン讃歌 第1
・テクメッサの嘆き
・パピルス・ウィーン29825
・太陽神への讃歌
・ミューズ(ムーサ)への讃歌
・ネメシスへの讃歌
・パピルス・ミシガン
・アエナオイ・ネフェライ(不断に流れる雲)
・セイキロスの墓碑銘
・パイアン
・ベラーマンの無名氏
・ピュティア祝勝歌 第1
・パピルス・オクシュリンコス
・オクシュリンコスのキリスト教讃美歌
・ホメロスの讃歌
・パピルス・ゼノン・カイロ断片
・テレンティウス「義母」第861行
・「道徳詩」第1歌 第11〜12行(ミーニュ版教父全集37,523f)
・デルポイのアポロン讃歌 第2
・パピルス・オスロ1413A/B
・終奏
 アトリウム・ムジケー古楽合奏団
 グレゴリオ・パニアグワ(指揮)

 録音:1978年6月
 xrcd リマスタリング:2006年11月25日
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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ラ・フォリア グレゴリオ・パニアグワ&アトリウム・ムジケー古楽合奏団(XRCD)

CD

ラ・フォリア グレゴリオ・パニアグワ&アトリウム・ムジケー古楽合奏団(XRCD)

ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー) ★★★★★

価格(税込) : ¥3,630

発売日:2007年02月10日

  • 販売終了

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