日本のシンガーTOP30 - 第24位

2005年11月23日 (水)

ひねくれたポップスター、草野マサムネ。

草野マサムネ

日本の音楽シーンの中でも最も清涼感のある声をもつ男、草野マサムネ。その清涼感と共に、純度120パーセントのポップスを奏でれば、筋書き通り世の女性は黙っていないだろう。

しかしながら、草野マサムネの魅力といえば、それ以上の芳しき芳香を放つ、その奥深い妄想性/変態性にあると言ってもいい。

身もふたもないほどの理想的世界を描く歌詞。時に変態的すぎる世界観を露呈しながらも、外向きには非常にポップでわかりやすい曲として昇華させるのだから、彼の手腕というのは底知れない。その絶妙な2面性の中で彼らはシーンのちょっと外れた中心であり続けている。

今回は、スピッツというバンドを中心に草野マサムネの歴史をご紹介。

バンドブームの中でのデビュー。

1967年12月21日に誕生した草野マサムネ。
スピッツが結成されたのは、1987年の夏頃。
そのころ、東京の某美大へ通うため、上京していた草野正宗を中心にパンク・バンドを組んだのが始まり。ちなみに、この美大の音楽サークルはレベルが高く、数々のバンドがメジャーデビューしていました。

80年代後半の当時は、みなさんご存知のとおりの一斉のバンドブーム。 ナゴムに始まり、バカロックだのなんやらと下北周辺在住のバンドマンたちがもてはやされていました。スピッツも御多分にもれず、周辺のバンドとのイベントに精力的に出演。

当時はまだブレイクしていなかったMr Childrenと共演していたこともありました。もちろん両バンドともトリではなく...しかしその時からすでに、「うめぼし」や「おっぱい」という名珍曲を披露し、トリ目当てのお客さんを虜にしていました。

苦難の時代から「ロビンソン」のヒットへ。

1991年3月 アルバム「スピッツ」、シングル「ヒバリのこころ」でデビュー。草野マサムネの独特の研ぎ澄まされた詞の世界と切なさ溢れるメロディーで、高いクオリティーのポップサウンドを生み出しましたが、セールス的にはまったく伸びず。

しかしながら初期の名曲「うめぼし」、「ヒバリのこころ」がシュールで独特の世界を醸し出し、一部の評論家たちに絶賛され、今後の期待感を高めました。

当時はなかなかヒットに恵まれず...結局4枚目のアルバムまで、なかなか厳しい時代を過ごす彼ら。マイペースながらも着々と固定客を増やし続け確実に活動していた彼らも、「いい曲を作っている自信があるのに、なぜ一般受けしないのだろう?」「とにかく売れたい!」の一心で初めて外部との共同制作に踏み切ったのが、1993年9月にこと。ここでかれらにとって運命的な出会いとなったのは、プロデューサーの笹路正徳氏。

4枚目『Crispy!』以降、笹路正徳を迎え、元来のスピッツがもつ独特の飛び立っていくようなメロディーを前面に出した5thアルバム『空の飛び方』で遂にブレイクへの階段を着実にステップアップ!

そして1995年4月、バンド史上奇跡的な大ヒット・ロングセラー(150万枚のヒット!)となった「ロビンソン」をリリースし、続けざまに「涙がキラリ☆」、6thアルバム『ハチミツ』の大ヒットへと導きます。

草野マサムネという一人の人間が、よちよち歩きの赤子から、探検と空想好きの少年になり、幻想的で現実的な思春期を過ごした中で培われた、「偉大な魔物」の成長記録ともいえます。

2005年、結成18年。

2002年には、結成15年目迎えながらもまだまだ人気バンドであり続ける彼ら。その魅力は、若干フォーキーで清潔なギター・ポップから、マンチェスター経由のブリット・ポップを彷彿とさせるナンバー、アグレッシヴにギターが疾駆するパワー・ポップ・チューンまでを幅広く展開する、懐の深さにもある。

そしてなにより、草野マサムネという永遠の青年が描き出す天上知らずの妄想。そこにスピッツの魅力が詰まっている。

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