日本のシンガーTOP30 - 第3位

2006年1月4日 (水)

桑田佳祐
hmv.co.jp独断と偏見のJP Top Singer第5位は桑田佳祐Southern All Stars)。 過激で破天荒な少年性を持った表現、ナイーヴでロマンティック、ときに達観を感じさせる表現が同居する稀代のシンガー/ソングライターである桑田と、彼がフロントマンを努めるバンドSouthern All Stars。楽曲はもとより、彼にはその「声」と「歌唱法」にも大きな魅力がある。


バイオグラフィー

1956年2月26日神奈川県茅ヶ崎市生まれ。

青山学院大学に在学中結成された「Southern All Stars」のフロントマンとして1978年に「勝手にシンドバッド」でデビューする。

1979年には「いとしのエリー」が大ヒット。その年の紅白歌合戦にも出場。本格的にヒットメイカーとしての才覚を発揮していく。

1980年のアルバム『タイニィ・バブルス』は初のチャート1位を記録。翌81年にはメンバーの原由子(のちに妻)のソロシングル『I Love Youはひとりごと』のプロデュースを担当する。しかし、「歌詞が卑猥だ」として放送禁止楽曲となってしまう。(これを受けて抗議のゲリラライブを行なった)

1982年には原由子と結婚。他者への楽曲提供も多数行ない、有名なものでは中村雅俊「恋人も濡れる街角」や人気テレビ番組「オレたちひょうきん族」の"アミダばばあの唄"(1983年)などがある。

1987年ソロシングル「悲しい気持ち(Just a man in love)」を発表し、続いて88年にはアルバム『Keisuke Kuwata』をリリース。

その後はソロ活動にともない休止していたSouthern All Starsの活動を再開し、映画『稲村ジェーン』の制作やその主題歌「真夏の果実」なども発表された。

1993年にソロ活動を再開し、ヒットシングル「真夜中のダンディー」を発表。さらに94年にはSouthern All Starsのふたたびの活動休止にともないソロ活動をさらに活発化。ソロアルバム『孤独の太陽』を発表するに至る。1995年にはMr Childrenとのチャリティシングル「奇跡の地球」も大きな話題となった。

2000年代に入ってからも、2001年のサザンのみたびの活動休止にともないソロ作品を発表。7年振りのシングルとなった「波乗りジョニー」「白い恋人達」に続き2002年には「東京」をリリース。その後ヴァラエティに富んだアルバム『Rock And Roll Hero』を発表しいずれも大ヒット。

その後、Southern All Starsとしての活動期に入り、2005年10月には目下の最新アルバム『キラーストリート』を発表。オリコン1位を記録したこのアルバムは、桑田佳祐とバンドメンバーの持つ音楽的要素の深さを感じさせる名盤となっている。

「反社会的」との声が上がった事もある桑田佳祐。実際に、長らく放送禁止とされてきた曲をテレビで歌ったり、政治的な発言を行なったり、あけすけに性的な歌詞を歌ったり...大人しく歌を歌うというタイプのアーティストでは決してない。

しかしサザンが国民的バンドであることは間違いなく、つまらない小言は一部の人間が言っているだけの事なのである。そして、そんな男が率いるバンドがこれだけ長い間多くの人々から支持を得ているという事実は純粋にその「音楽」の力の素晴らしさを証明していると言えるのではないだろうか?

持ち前の「照れ」が幸いしているのか、なかなかその本音をわかりやすく伝えるという事はしない桑田佳祐であるが「ロックンロールという音楽が持つ熱を孕んでしまった男」。それが彼なのだ。Southern All Starsの休止⇒ソロ活動というサイクルの中で見せる「(風俗や社会的格差なども全て含めた)大衆(文化)への愛情」に、それが強く感じられる。そしてそれはとても頼もしい事なのだ。

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孤独の太陽

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孤独の太陽

桑田佳祐

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桑田佳祐 必聴3曲

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