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Review List of 古典派研究 

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  • 2 people agree with this review
     2014/05/24

    中学生だった約45年前、LPレコードで当時キングレコードから発売されていたノイマン&チェコ・フィルによるスラヴ舞曲全集(全16曲)。
    2枚目B面に交響詩「野ばと」が収録された2枚組で発売され、ジャケットにはノイマンの横顔がアップで映っていたのが懐かしい。
    今思えば、初の全集がスプラフォンではなくTELDECでの録音には驚かされたが、正統なノイマンの指揮ぶりが伺える最高の名演。
    一方、スラヴ狂詩曲(全3曲)も当時「チェコ組曲」とのカップリングで発売され、ジャケットにはノイマンのセーター姿で両手を上にあげて指揮しているものであった。この録音と並行する形でスプラフォンに最初のドヴォルザーク交響曲全集を録音していたのだと思うと、録音の趣の違いにも興味が湧くのであるが、あの「わが祖国」全曲(スプラフォン)やスメタナ交響詩集(スプラフォン)もこの時期と連続して録音しているのである。70年代はノイマン&チェコ・フィルの名声を高めた名盤が多数あり、その原点となった録音がここに聴くスラヴ舞曲全集と狂詩曲なのである。 
    狂詩曲は地味な曲想だが、民族色豊かな3曲からなる。第3番が知られているようだが、3曲通して聴けばノイマンの芸術の素晴らしさがわかること間違いなし。
    ドヴォルザークの隠れた魅力と共にチェコ音楽の神髄に触れてみてはいかが?

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     2014/05/22

    一風変わった芸風を聴かせる指揮者フェドセーエフ。 彼にとって唯一のブルックナー録音ではないか? 1887年版による大人しいながらも繊細な各楽器パートが鮮明に浮き彫りになる彼ならではの芸風がここにもある。
    メジャーな作品なだけに違和感を感じるかもしれないが、これがフェドセーエフなのだ。録音のせいもあろうが、遠くまで見通せる清らかな音楽。
    ロシア・サウンドにも爆演ではない清爽な芸術がここにはある。
    真の音楽を求めるファンにはたまらない魅力的なブルックナーだ。

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  • 7 people agree with this review
     2014/01/19

    ベルグルンドの最初に手にしたレコードは、偶然にもシベリウス管弦楽曲集(ボーンマス交響楽団)だった。 既に45年も前の話だが、「フィンランディア」に衝撃を受け、「クリスティアン2世」からの「ミュゼット」に幼い心が引かれた。 その後、FM放送で「アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番『夏至の徹夜祭』」を聞いて、実に深い感銘と味わいを堪能して以来、この指揮者が好きになった。当時、LPを必死で探したが入手できず悔しがったものだった。あれから年数と月日もかなり経ち、今日CDが普及して割と安易に入手できるようになった時代、この演奏を遂に入手することができる喜びは一入である。すでに故人となってしまったが、あの深い感銘と味わいに満ちた名演奏は永遠に聞き継がれることだろう。 このセットは、思い出深いだけでなく、新たな感動の原点でもある。総ての音楽ファンよ、是非、聴いてほしい。音質も重要だが、心に眠り続けていた音楽が今蘇る。 心からブラヴォー!

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  • 5 people agree with this review
     2013/08/29

    1980年代のカラヤンは、さすがに老いを隠せない老指揮者だった。思えば、83年だったか、レコード会社の抽選に当たり、唯一カラヤンの来日記者会見の席に接することができた。その席でカラヤン4度目のベートーヴェン全集録音開始の記念CD発売についても語っていた。(ベートーヴェン「運命」/「田園」 第九「合唱」) 会見終了後、エレベーターホールまで見送った後、[第九の視聴会]が行われた。 その時の老いた印象が強いカラヤンだが、ここでの勇姿は、70年代の絶頂期を思わせるような、まさに迫力と気迫に満ちた指揮ぶりが展開されている。 確か、この頃のカラヤンは、体調も思わしくなく大手術をしていたころだったように記憶している(間違っていたらごめんなさい)し、この後、ベルリン・フィルと対立を深めていく頃でもある。 しかし、ここでのカラヤンは違う。 あたかも70年代の魂が宿ったかのような素晴らしい演奏なのだ。 ぎくしゃくした4度目の全集とは違うベルリンフィルのサウンドにも注目!! この1枚のDVDだけでも大満足間違いなし!! 1960s 1970sのCDBOXと合わせて是非購入してほしい。

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  • 6 people agree with this review
     2013/08/01

    N・アーノンクール…高齢になりつつも常に研究熱心な刺激的指揮者 非常に貴重な指揮者の一人として、個人的に高い評価をしている。 ウィーン・コンツェントゥスとの演奏には”刺激的”な興奮にいつも拍手喝采。 ナチュラル・ホルンの刺激的アタッカーや弾け飛ぶような刺激的な弦の響き、トランペットの雄叫び・・・等々 古楽の魅力を存分に堪能させてくれる。 ここでも素晴らしいモーツァルトを聴かせてくれることだろう。ブラボー・アーノンクール!! 絶対買うべし!!

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  • 6 people agree with this review
     2013/07/03

    小中学生の頃、当時LP1枚2300円(だったような記憶がある)DGのカラヤン/ベルリン・フィルのレコードを祖母によく買ってもらっていた。その頃のジャケットのオリジナル・ミニチュアがBOXとして発売されていることに、購入するべきか非常に迷っている。カラヤンのCDは、これまでにも単発されているため、かなりのダブりがあるからだ。しかし、このBOXの魅力は、懐かしいジャケットの数々と共に、60年代のカラヤンの就業時代の名演が詰まっている【音の玉手箱】なのである。とにかくかっこいいカラヤンの指揮姿のジャケットを見ているだけで幸せなのである。写真で見る限り、レコード屋さんのクラシック売り場に陳列されたLPレコードからお目当てのジャケット(曲)を探すような【小さな興奮】のBOX。ダブっていても決して後悔しないBOX あぁ、今夜も眠れない・・・・

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  • 7 people agree with this review
     2013/07/01

    音楽ファンになじみ深い指揮者の一人、サヴァリッシュ/チェコ・フィルのライヴ演奏のCD化とは、何と嬉しいことでしょう。プラハの春音楽祭でベートーヴェンの第九とスメタナのカンタータなどをFM放送で聴いたことがありましたが、実に息の合った演奏で、もっと録音を残してほしかったです。可能であれば第九もCD化を希望しますが、ノイマンやコシュラーの演奏とまた違ったチェコフィルの魅力を引き出しています。チェコ・フィル大好きな自分にとっての貴重なコレクションになります。

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  • 2 people agree with this review
     2013/06/03

    ヘルベルト・フォン・カラヤン ・・・この20世紀を代表する【帝王と呼ばれた指揮者】の黄金期の70年代の集大成が発売とあって購入を決めた。時代的にも景気が最高潮の時代だったように思うが、LPレコードの最盛期にまさに輝かしい芸術を作り出したベルリン・フィルハーモニーとの数々のレコードは、このコンビによる最初で最後の10年間だったと思う。60年代は若きカラヤンの修業時代。70年代は、本格的なレコード芸術の完成期。そして80年代、ベルリン・フィルとの決別。と個人的には捉えている。特にブラームス交響曲全集、ベートーヴェン交響曲全集、シューマン交響曲全集、チャイコフスキーの初期交響曲3曲などは気迫とエネルギッシュに満ち溢れた金字塔にほかならない。特にベートーヴェンの分売のLPジャケットは、各交響曲の数字が見事にデザインされた強い印象とともに、全曲にわたってそのサウンドは、カラヤン/ベルリン・フィルが黄金に輝いている。【帝王】という名に相応しいBOXの登場に感謝。 是非、マニアックにも初心者にもお奨めしたい。

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     2013/04/27

    BISと並んでシベリウスの隠れた作品紹介に力を注ぐONDINE この二つの強力な録音会社のおかげでシベリウスの全貌を明らかにしてくれたことに感謝しています。 特に劇音楽全曲盤に関して言えば、[カレリア]と[テンペスタ]の二大完全全曲盤は、シベリウスコレクターにとっては最高の宝物です。如何に野外音楽の作品に長けていたか再確認させられる貴重なこのCDを是非、コレクションに加えてください。

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