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Wagner (1813-1883)

CD "Tannhauser : Konwitschny / Staatskapelle Berlin, Hopf, Grummer, F-Dieskau, Frick, Schech, Wunderlich, etc (1960 Stereo)(3CD)"

"Tannhauser : Konwitschny / Staatskapelle Berlin, Hopf, Grummer, F-Dieskau, Frick, Schech, Wunderlich, etc (1960 Stereo)(3CD)"

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  • ★★★★☆ 

    カラスの息子  |  島根県  |  不明  |  09/October/2015

    遥か昔、大学時代より聴き続けてきた演奏。現代のスマートな音づくりに慣れた耳には、なんとも懐かしい低音の充実した響き。職人気質のコンヴィチュニーの指揮は、同時期に録音されたローエングリンを指揮したケンペとは対照的に、劇場で積み上げられてきたものだと感じる。この演奏の素晴らしさも、一抹の物足りなさもそこにあると思う。歌手についても、新しいスタイルと古いスタイルが混然となり、ローエングリンの充実ぶりを想うと一長一短と思う。グリュンマー、ディースカウ、ヴンダーリッヒ、フリックは新しい時代のスタイルであり、ホップやシェッヒには時代遅れの古めかしさをどうしても感じてしまう。ローエングリンのように、ジェス・トーマスかヴィントガッセン、ルードヴィッヒが使えなったものか。ただいずれにしても今は得るべくもない、ドイツの古き良き時代の記録として、これからも聴き続けていくことだろう。

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  • ★★★★☆ 

    Sagittarius  |  神奈川県  |  不明  |  11/September/2015

    ベルリン‣ドイツ国立歌劇場 (Deutsche Staatsoper Berlin) の1960年、ベルリンの壁が作られる前で、東西の歌手が入り乱れての録音。中ではフィッシャー=ディースカウの若々しく伸びと深みのある歌唱が群を抜いて素晴らしい。端役ではあるが若きフリッツ・ヴンダーリッヒがヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデを素晴らしい声で歌っていて重唱の中でも耳を引く。グリュンマーのエリーザベトは手堅い。ハンス・ホップのタンホイザーは評価が分かれるところだろう。美声ではないし、あまり聞き易い声でもない。年を取ったタンホイザーのように聞こえる。しかし、その渋い声は逆に悩める男、タンホイザーのある面を表現するのに有利に働いているかも知れない。マリアンネ・シェヒも美声ではないし、聞き易くなく、しばしば批判されてきたが、歌唱の内容自体は手堅く、役をこなしていて存在感もある。 この録音の素晴らしさの一角は合唱のすばらしさだと思う(テノール約1名が突出して聞こえてしまう箇所があるのはご愛嬌だが…)。オーケストラは、弦に問題があり、当時のベルリンが置かれた政治的不安定さの影響を受け、メンバーにかなり出入りがあったようで、コンヴィチュニーの指揮の下であっても音の厚みやアンサンブルの面で問題なしとはしない。一方、管楽器では未だ名手を保持していたようで、例えば1幕の第3場の狩のホルンの合奏の厚みがあり勇壮で抜けの良い響きは、この時代のホルン‣パートがベルリン・フィルを凌駕するレベルにあった事を示唆している。 スタジオ録音なので、うまくいった実演のような白熱の盛り上がりはないが、タンホイザーと言うオペラをじっくり聞く為の良い音源であると言える。

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  • ★★★★☆ 

    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  17/April/2013

    歌手についてはこれがベスト盤。グリュンマーのエリーザベト、フィッシャー= ディースカウのウォルフラムは本当に素晴らしい。ホップのタイトルロールも悪くない。問題はコンヴィチュニーの指揮と独唱歌手をクローズアップした録音。第2幕大詰めは独唱、オケ、合唱が一体となって大きなクライマックスを迎える。ソニーから出たセル盤では古い録音にもかかわらず圧倒的な感動を与えてくれるのに対し、当盤ではコンヴィチュニーの悠然としすぎた音楽運びと、オケ、合唱が奥に追いやられるために盛り上がりがもうひとつ。

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