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Brahms (1833-1897)

Hi Quality CD Complete Symphonies : Sawallisch / NHK Symphony Orchestra (1971-1975 Stereo)(3CD)

Complete Symphonies : Sawallisch / NHK Symphony Orchestra (1971-1975 Stereo)(3CD)

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  • ★★★☆☆ 

    ハイバラ8  |  奈良県  |  不明  |  04/June/2020

    全体の印象はまじめすぎてやや退屈。カラヤンと同じですべての音符をコントロールしている感が強く二回聞く気がしない。音も平凡で緊張感が伝わらない。ただ3番だけ音に迫力があり充実している。ふつうただの連打に聞こえる出だしのティンパニーが力強く、説得力もあり最後まで引き込まれた。理由の一つにこの3番だけNHKホールではなく東京文化会館なのである。結構こちらの会場のほうがLIVEの生々しさが伝わる。退屈に聞こえたのは会場と録音の相性が悪いのが原因か。

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  • ★★★☆☆ 

    ROYCE  |  神奈川県  |  不明  |  23/November/2017

    この指揮者にはフィリップスが収録したウィーン交響楽団との全集があり、音楽の推進力やホールの豊かな残響感などに関しては一番条件がいいと思う(ただし1960年代前半の録音のため、それなりの古さは感じる)。晩年に行ったロンドン・フィルとのセッション録音は、アビー・ロード・スタジオでのEMI収録によるためにのっぺりとした平板な印象を与え、演奏そのものも退屈に聞こえなくもないのに対して、N響とのライブ録音はNHK録音にしては上出来の部類で、分離も悪くなく奥行き感もあっていい感じに仕上がっている。しかし録音条件がいいだけにN響の非力さが目立つ結果になっているのは皮肉である。これが欧州の一流オケとのにライブ録音だったら、どんなによかっただろう。このCDでのN響の演奏は、文章に例えれば句読点が曖昧で尻切れ蜻蛉になりがちなしょぼさが散見されるのだ。思い切りの悪さというのか、万事中途半端で吹っ切れないもどかしさを感じてしまう。いつも、つまらなそーな顔で演奏をする団員がそろっているあのオケの体質が現れているといえようか。弦楽器はロンドンフィル並の上質感を出しているけれど、金管楽器は毎度のことながら弱体。プライドは一流、実力は二流というこのオケの70年代の実態が伝わるセットなので、過剰な期待は禁物である(現在のN響はもっと上手に演奏出来るだろう)。サバリッシュの解釈に関しては、結構粘るところもあって第2番終楽章の最後で金管楽器がファンファーレを吹くところとか、あざといタメの入れ方にへぇ〜と思ってしまった。若い時の録音とも、晩年の演奏とも異なる面を見せていて面白い。

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  27/May/2014

    1970年代前半のサヴァリッシュさんとN響の共演を集めたブラームスの交響曲全集です。年月も会場もばらつきますが、違和感などはありません。やや乾き気味の音でまとめられております。どの曲もみなとてもアグレッシブ。力強さと先へ進む勢いが顕著で、サヴァリッシュさんのイメージにある「理知的」「端正」といったスタイルとは大違い。ライヴでのサヴァリッシュさんはけっこう情熱的であったり劇的であったりしたので(実演でそういう体験を何度かしました)、そういう場面が刻印された貴重な記録であるかもしれません。またここでもN響に対して「何か」を伝える、いやもっと言えば叩き込むような意欲が感じ取れます。それは、ブラームスはこういうものだ、とか、ドイツ音楽はこういうものだ、とかいう特定レパートリーというよりも、西洋古典音楽はどういうものかというとても大きな課題を極東の音楽家たちに知らしめようとした、ということかもしれません。ただ、上記のようなアグレッシブさが「粗さ」に聴こえるのも事実でして、実演で聴いていればたぶん大いに感動していたと思うのですが、ディスクで聴くとそこに問題ありと感じてしまいます。しかもこの時期のN響の技量がいけません。全般的に音色に美感を欠き、汚れが目立ちます。また木管がずいぶんミスをしていますね(金管は毎度のこと)。調子が悪かったのでしょうか。ライナーノートによれば、N響側がずいぶんとサヴァリッシュさんに惚れこんで指揮をお願いしたらしいのですけれど、それにN響はしっかりと応えきれたでしょうか。この時期は微妙な気もしますね。サヴァリッシュさんとN響の共演であれば、サヴァリッシュさん最晩年の演奏の方がよかったなあと思います。サヴァリッシュさんとのステキなコラボがもう間もなく終わりを迎えることを自覚してN響が最高の力で応えていました。あのベートーヴェンやシューベルト、また聴ければなあ。そしたらサヴァリッシュさんに対する過小評価(“悪口”)なんか全部吹っ飛んじゃうよ。マーラーの「巨人」もかなり粘ったびっくり演奏でした。なお、ブラームスであれば、ロンドンフィルとの全集が実に奥深い名演ぞろいでお薦めであります。個人的にはサヴァリッシュさんのヨーロッパでのライヴの発掘を望んでやみません。ちょっと前に出たウィーンフィルとのブルックナーも立派でしたよね。マエストロのご高徳をいまさらながらしのんでおります。

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