ヴィヴァルディ(1678-1741)

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SACD 輸入盤

『四季』、『ラ・フォリア』 ゼペック&ドイツ・カンマーフィルハーモニー

ヴィヴァルディ(1678-1741)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COV21112
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
輸入盤

商品説明

ダニエル・ゼペックによる『四季』
強烈なエネルギーが溢れ出る!
斬新で説得力に満ちた演奏


ビーバーの『ロザリオ・ソナタ』で圧倒的な音楽性と実力をみせた名手ダニエル・ゼペックと気心知れたドイツ・カンマーフィルのメンバーが、ヴィヴァルディの最も有名な作品『四季』を録音しました。
 ダニエル・ゼペックはドツ・カンマーフィルハーモニのコンサートマスターを務め、またアルカント・カルテットのメンバーとしても活躍する優れた才能を持つヴァイオリニスト。
 今回の録音では、名演、名録音が数多く存在するこの作品を、ゼペック独自のアプローチを徹底的に追及した意欲的な内容が実現されています。ゼペックは各曲に書かれたソネットの内容を重視して、ヴァイオリンの独奏が描写する情景を丁寧に描き出し、ゼペック自身の物語を語っています。
 またカップリングの『ラ・フォリア』では、アクセル・ヴォルフのリュートとマールテン・ファン・デル・ファルクのパーカッションを加え、エモーショナルで艶めかしい熱狂的なダンスを表現。柔軟な発想と卓越したテクニックで新時代のヴィヴァルディを聴かせてくれます。(キングインターナショナル)

【ゼペック、四季を語る】

『四季』には既に多くの録音が存在しますが、どのようにアプローチされましたか?

ゼペック:ソネットには音楽に命を吹き込み、演奏家と聴き手がそれぞれにイメージを膨らませる役割があります。私にはそれぞれのソネットに明確なイメージを持っていました。例えば「秋」の第2 楽章は酒宴の後に酔っ払い心地よく眠った村民が描かれています。弱音器を付けた弦楽器とチェンバロとリュート、そしてハープの曖昧とした音色が眠った村民の様子に欠かせない表現となります。我々のアプローチは経験と歴史的な演奏を知ることによって、音と旋律に対する自由で直感的な感性に基づいています。

あなたが季節を表現する上で参考にしたものは何ですか?また、それはどのように音楽に反映しましたか?

ゼペック:「春」では限りない横溢を表現します。ソロヴァイオリンが鳥のさえずりを模倣し、2 回目のトゥッティは「泉の流れ」を表します。自然の猛威を表す「夏」では、音楽全体で嵐、暑さなどを具体化し、再び穏やかで幸福な「秋」に戻り、「冬」では寒さに凍えた人々を描写します。それぞれの季節を鮮やかに表現し、各曲の個性を引き立たせるようにしています。

【収録情報】
ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』
・協奏曲第1番ホ長調 RV269「春」
・協奏曲第2番ト短調 RV315「夏」
・協奏曲第3番へ長調 RV293「秋」
・協奏曲第4番へ短調 RV297「冬」
トリオ・ソナタ Op.1-12ニ短調『ラ・フォリア』RV.63

 ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
 ダニエル・ゼペック(指揮&ヴァイオリン)
 使用楽器:ロレンツォ・ストリオーニ1780、バロック弓:Ralph Ashmead 1994


 録音時期:2010年3月6-9 日(四季)、2011年3月8-9日(ラ・フォリア)
 録音場所:ブレーメン、カンマーフィルハーモニー
 録音方式:デジタル(セッション)

収録曲   

  • 01. Allegro
  • 02. Largo
  • 03. Allegro
  • 04. Allegro Ma Non Molto
  • 05. Adagio - Presto - Adagio
  • 06. Presto
  • 07. Allegro
  • 08. Adagio Molto
  • 09. Allegro
  • 10. Allegro Non Molto
  • 11. Largo
  • 12. Allegro
  • 13. La Follia, RV63 - Deutsche Kammerphilharmonie Bremen

ユーザーレビュー

総合評価

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四季はドイツ的な整った印象。イタリア系と...

投稿日:2021/03/04 (木)

四季はドイツ的な整った印象。イタリア系と異なり、明るさはないが、洗練度は高く、オケのパワー感で聞かせる。よって夏の3楽章は迫力がある。ラフォリアはパーカッションが入り、躍動感が増し、響きが斬新で更に良い。

海尾水 さん | 神奈川県 | 不明

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様々な四季を聴いてきて、これは個人的には...

投稿日:2015/03/11 (水)

様々な四季を聴いてきて、これは個人的には好きな方。 条件的にSACDであることを勘案し、 @この曲の演奏法として必要不可欠なスリリングさ A生命力 B描写性 すべて及第点。足りないものはイタリア的な音色の明るさ。 どこかどんより雲の色・・。あの青空とは違う世界・・。 同時期にリリースのラ・プティットと比べて演奏様式は面白い。 あちらのほうは小人数ならではの室内楽的な行間の美しさ。 こちらはそれなりの人数の合奏能力の高さとパーヴォに鍛え抜かれた 切れ味の鋭さ・・。決してパーヴォが仕事してないわけではなく、 その影響はとてつもなく大きい。

まめ さん | 東京都 | 不明

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ベズノシウク、クイケンと聴き比べると最も...

投稿日:2012/03/05 (月)

ベズノシウク、クイケンと聴き比べると最も現代的で、興奮度も一際高い。ゼペックとドイチェカンマーフィルらしさが存分に発揮された演奏の一つです。指揮者なしでここまでされてしまうと、にわかにヤルヴィは一体何の仕事をしてるのかと疑いたくなる程。

Ibsatoshi さん | 東京都 | 不明

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