SACD

Rachmaninov Piano Concerto No.2, Chopin Piano Concerto No.1 : Junko Urayama(P)Kazufumi Yamashita / Sendai Philharmonic (Hybrid)

Rachmaninov, Sergei (1873-1943)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
MECO1022
Number of Discs
:
1
Format
:
SACD

Product Description

浦山純子/コンチェルト
ショパン:ピアノ協奏曲第1番&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番


魂のピアニスト、浦山純子の新たなる金字塔!
目眩くような音楽の愉悦・・・天空開豁たる境地へのいざない・・・

「これほど聴くものの心を浮き立たせてくれる演奏も、そうあるものではない。浦山純子さんのショパンとラフマニノフのピアノ協奏曲である。ピアノを鳴らし切るように重厚な低音から、満天の星が降り注ぐように煌びやかな高音まで、その存在感は圧倒的、また玲瓏な音色、温もりのある風趣、くぐもった感触など色とりどりの響きが混然一体となって見事に調和し、グラデーションのように移ろっていく様は鮮やかとしか言いようがない。かくて目眩くような音楽の愉悦が生まれた。いつも傍らにおいてじっくりと愛聴したいアルバムの誕生である。」 真嶋雄大 ライナーノーツより(ソニー・ミュージックダイレクト)

【収録情報】
・ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 op.11
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 op.18

 浦山純子(ピアノ)
 仙台フィルハーモニー管弦楽団
 山下一史(指揮)

 録音時期:2014年3月24,25日
 録音場所:宮城県、仙台市青年文化センター
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 DSDミキシング
 SACD Hybrid

【アルバムに寄せて】
「これほど聴くものの心を浮き立たせてくれる演奏も、そうあるものではない。浦山純子さんのショパンとラフマニノフのピアノ協奏曲である。これまでも、ベートーヴェンやショパン、シューマン、ラフマニノフ、そしてドビュッシーやプーランクなどの作品を録音、また柏木俊夫の「芭蕉の奥の細道による気紛れなパラフレーズ」を収録したユニークなアルバム『ヴォヤージュ』をリリースして話題を呼んだ浦山さんの、待ちに待ったコンチェルト・アルバムだ。浦山さんの個性は傑出している。しっかりとした構成観に根差しながら壮大なスケールで描くショパンとラフマニノフは実にピアニスティックであり、輝かしい情景を携えて私たちを天空開豁たる境地に誘ってくれる。それぞれ第1楽章でのダイナミックな駆動力や滾るような情熱は作品の生命力を鼓舞し、第2楽章でのデリカシー溢れる詩情は作曲家のロマンティシズムを彫琢して比類がない。運動能力の闊達な指さばきから繰り出される音の連なりや滑舌の良さは、華やかで魅力的なヴィルトゥオジティを醸し出す。何より心をくすぐるようなルバートや躍動するフレージング、絶妙なペダリングは、浦山さんの類稀なポテンシャルを物語っており、旋律の歌い廻しの巧みさは作品に著しい付加価値を与えているのだが、極め付きはその音色の多彩さである。ピアノを鳴らし切るように重厚な低音から、満天の星が降り注ぐように煌びやかな高音まで、その存在感は圧倒的、また玲瓏な音色、温もりのある風趣、くぐもった感触など色とりどりの響きが混然一体となって見事に調和し、グラデーションのように移ろっていく様は鮮やかとしか言いようがない。さらに山下一史指揮仙台フィルが秀逸だ。山下は2012年3月まで仙台フィルの正指揮者を務めており、彼らのコミュニケーションは十全。ソリストを暖かく包み込んでサポートしつつ、なおスリリングな協奏的競演を展開している。昨今、CD等の販売実績は好調という訳では決してない。そういう状況下において、敢えてフルオーケストラ、それもライブ・レコーディングではなくセッション・レコーディングに臨んだ、アーティスト及び制作サイドの心意気や高く評価されてしかるべきである。かくて目眩くような音楽の愉悦が生まれた。いつも傍らにおいてじっくりと愛聴したいアルバムの誕生である。」 解説:真嶋雄大(ソニー・ミュージックダイレクト)

【浦山純子(ピアノ) プロフィール】
郡山生まれ仙台育ち。4歳よりピアノを始め、桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業後、1994年ポーランド国立ワルシャワショパン音楽院に留学。1995年ラジヴィーウ国際ピアノコンクール優勝、及び最優秀ショパン賞(ポーランド)、1998年ポリーノ国際ピアノコンクール最高位(イタリア)をはじめとする数々の賞を受賞。1996年よりロンドンを拠点とし、名門ウィグモアホールにてデビュー。ヨーロッパ各国でソロリサイタル、コンチェルトから室内楽に至るまで幅広く活動し、2002年には、ウラディミール・アシュケナージ指揮フィルハーモニア管弦楽団とグリーグ:ピアノ協奏曲を共演、同年フィルハーモニア管弦楽団に再び招かれ、チチェスター音楽祭にて演奏。2005年に帰国、銀座・王子ホールにてデビュー後、多彩な企画で演奏活動を展開し、スタインウェイ・ジャパン(株)の“Young Virtuoso Series”のアーティストとしても全国各地でコンサートを行ったほか、国内外で教育・福祉関 係のためのチャリティ活動にも力を入れている。また、2009年よりスタートさせたリサイタル・シリーズ「心の旅への誘い(いざない)」(全3回)は、「奥の細道」から着想された「芭蕉の奥の細道による気紛れなパラフレーズ」を取り上げる独創的な企画が注目を集めている。2012年には本作品の全曲録音CDとして『VOYAGE ヴォヤージュ』をソニー・ミュージックダイレクトより発売、文化庁芸術祭に選出される。2014年より浜離宮朝日ホールにてリサイタル・シリーズ「ショパン&ラフマニノフの世界」(全4回)を開催。CDはこれまでに、2003年『Piano Recital ピアノリサイタル』、2005年『Fantasie ファンタジー』、2007年『Soiree ソワレ』(いずれもイギリス・シンフォニカレコード)をリリースしている。2014年には5枚目となる当CD『CONCERTOS コンチェルト』(ショパン:ピアノ協奏曲第1番&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、仙台フィルハーモニー管弦楽団&山下一史指揮)をリリース。浅野繁、奥村洋子、安川加壽子、アンジェイ・ステファンスキ、スラミタ・ アロノフスキ各氏に師事。スタインウェイ・アーティスト。(ソニー・ミュージックダイレクト)

Track List   

  • 01. Concerto For Piano And Orchestra No.1 In E Minor. Op.11 1.allegro Maestoso
  • 02. Concerto For Piano And Orchestra No.1 In E Minor. Op.11 2.romanze: Larghetto
  • 03. Concerto For Piano And Orchestra No.1 In E Minor. Op.11 3.rondo: Vivace
  • 04. Concerto For Piano And Orchestra No.2 In C Minor. Op.18 1.moderato
  • 05. Concerto For Piano And Orchestra No.2 In C Minor. Op.18 2.adagio Sostenuto
  • 06. Concerto For Piano And Orchestra No.2 In C Minor. Op.18 3.allegro Scherzando

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