モーツァルト(1756-1791)

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CD 輸入盤

ピアノ協奏曲第22番、第23番 バレンボイム、クーベリック&バイエルン放送交響楽団(1970)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
900709
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

BR KLASSIK
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番&第23番
バレンボイム&クーベリック/バイエルン放送交響楽団

27歳のバレンボイムと55歳のクーベリックの共演。若き日のバレンボイムの天才的なピアノとバイエルン放送響の充実したサウンドを得た新たな注目盤の登場です。

【人気の組み合わせ第22番と第23番】
モーツァルトのピアノ協奏曲の組み合わせはいろいろありますが、第22番と第23番は隣の番号で作品の相性も良いためか、人気の高いカップリングとなっています。
 このふたつの協奏曲は1785年と1786年に作曲されています。傑作『フィガロの結婚』を作曲していた時期のものだけあって、あふれる楽想は流麗なピアノの走句にまで無限のニュアンスを与えており、円熟期ならではのオーケストレーションの雄弁さは、たとえば有名な第23番の第2楽章の悲しみに満ちた音楽を絶妙な表情で彩っています。

バレンボイムのモーツァルト
早くから才能をあらわし知名度も高かったバレンボイムですが、EMIに弾き振りでレコーディングしたモーツァルトのピアノ協奏曲の数々は、その名声を一躍世界的なものにするのに大いに貢献しています。
 バレンボイムはその後、ベルリン・フィルとの弾き振りでも全集を完成させているほか、同じくベルリン・フィルとの映像で22番をとりあげていたり、クリフォード・カーゾンの伴奏で第27番を指揮していたりと、実演でもモーツァルトのピアノ協奏曲とは深く関わっています。
 イギリス室内管弦楽団との第22番は1971年、第23番は1967年、ベルリン・フィルとの両曲は1989年に収録されており、今回のクーベリックとの演奏はEMI録音に近い時期におこなわれたものということになります。

クーベリックのモーツァルト
クーベリックとバイエルン放送交響楽団のコンビによるモーツァルトといえば、後期6大交響曲や『ドン・ジョヴァンニ』全曲がまず思い出されますが、ピアノ協奏曲ではなんといってもクリフォード・カーゾンと共演した第21・23・24・27番のライヴ盤の素晴らしさが忘れられません。1970・75・76年にライヴ収録されたそれらの演奏は、名ピアニスト、カーゾンの至芸と堂々と渡り合うオーケストラの表現力に特徴がありましたが、今回のバレンボイムとの共演でもそのあたりの印象は同じです。繊細で上品なカーゾンに対して、自在でパワフルなバレンボイムと、ソロの性格は異なりますが、クーベリックのモーツァルトの基本方針である情報量重視の姿勢は一貫しています。

【バレンボイム+クーベリック】
1978年収録のブラームスのピアノ協奏曲第1番(と第2番)で共演を聴かせていたバレンボイムとクーベリックは相性は良いようで、今回のモーツァルトでもお互いの個性が相乗効果として演奏内容に結実しています。
 まずバレンボイムのソロはEMIと同時期だけあって溌剌とした実に表情豊かなものとなっており、これにクーベリック指揮バイエルン放送響の演奏が充実したサウンドで応えてゆきます。ウィーンのムジークフェラインザールと同じく内部が直方体(シューボックス型)のホールであるヘルクレスザールは音響条件に恵まれており、しかもバイエルン放送による録音ということもあって、立体的で非常に快適なモーツァルトを楽しむことができます。

【収録情報】
モーツァルト(1756-1791)
ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K.482
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
 ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
 バイエルン放送交響楽団
 ラファエル・クーベリック(指揮)

 録音時期:1970年6月6日(22番)、6月5日(23番)
 録音場所:ミュンヘン ヘラクレス・ザール
 録音方式:ステレオ(22番:セッション、23番:ライヴ)
 プロデューサー:フリードリヒ・ヴェルツ
 エンジニア:マーティン・ヴェーア(22番)、ヴェルナー・メルツィヒ(23番)

収録曲   

  • 01. ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K. 482 - T. Allegro
  • 02. ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K. 482 - U. Andante
  • 03. ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K. 482 - V. Allegro
  • 04. ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K. 488 - T. Allegro
  • 05. ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K. 488 - U. Adagio
  • 06. ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K. 488 - V. Allegro assai

ユーザーレビュー

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BPOを振った弾き語りの方がはるかにいい。...

投稿日:2020/08/28 (金)

BPOを振った弾き語りの方がはるかにいい。どこか荒くしっくりしていない。一回聴いてもういいと思った。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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同時期のバレンボイム弾き振りのEMI録音...

投稿日:2010/05/05 (水)

同時期のバレンボイム弾き振りのEMI録音と比較すると、オケの技量と立派さ、音色の美しさはさすがクーベリック&バイエルン(当たり前)だが、EMIのアビーロードでの録音も近接パターンなので個々の楽器の旋律が手にとるように分かり、これはこれで面白さがある。全曲通しての印象は本ライブ盤の方がテンポが快速で勢いがあるし、ヘルクレスザールの美しい音響を自然に捉えた録音も素晴らしく、個人的には本ライブ盤はEMI盤より上と感じた。しかしこの時期のピアニストバレンボイムはこんなにまでも輝いていたとは・・・。

meji さん | 神奈川県 | 不明

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いつもバイエルン放送の録音は音がもう一つ...

投稿日:2010/04/29 (木)

いつもバイエルン放送の録音は音がもう一つでしたが、このCDは素直な良い録音です。2曲とも、従来は第3楽章の快活なところが印象に残っていましたが、この演奏は両曲とも第2楽章の演奏に改めて感動しました。この演奏を聴いてから、今まで持っていたこれら両曲の第2楽章を聴き直したくらいです。今後もバイエルン放送から過去のアーカイブが出てくると思いますが、今回の録音程度にはリマスターしていただきたいものです。

じっちゃん さん | 大阪府 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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