ムソルグスキー(1839-1881)

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CD 輸入盤

ムソルグスキー:展覧会の絵、禿山の一夜(原典版)、チャイコフスキー:交響曲第2番 カラビツ&ボーンマス交響楽団

ムソルグスキー(1839-1881)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ONYX4074
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

『展覧会の絵』『禿山の一夜』『ウクライナ』
キリル・カラビツ&ボーンマス交響楽団


ボーンマス交響楽団を振ったハチャトゥリアン(ONYX4063)の大成功により、新進気鋭の若手指揮者から一気に次代の名指揮者候補へと飛躍を遂げたキリル・カラビツ。2008年から首席指揮者を務めている手兵、ボーンマス交響楽団とのレコーディング・プロジェクト第2弾は、前作に引き続きロシアン・プログラム、チャイコフスキー&ムソルグスキー。
 チャイコフスキーでは敢えて「後期三大交響曲」ではなく、交響曲第2番『ウクライナ』を選曲してきたカラビッツ。ウクライナ、キエフ出身のカラビツにとって、祖国の民謡が用いられたチャイコフスキーの傑作は最も燃える作品の1つなのでしょう。
 カラビツ渾身のチャイコフスキー&ムソルグスキー。前作のハチャトゥリアンを上回る凄演の登場に期待したところです。(東京エムプラス)

【収録情報】
・チャイコフスキー:交響曲第2番ハ短調 Op.17『ウクライナ』
・ムソルグスキー:交響詩『禿山の一夜』(原典版)
・ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲『展覧会の絵』

 ボーンマス交響楽団
 キリル・カラビツ(指揮)

収録曲   

  • 01. I Andante Sostenuto - Allegro Vivo (Symphony No. 2 in C minor Op. 17 - Tchaikovsky)
  • 02. II Andantino Marziale, Quasi Moderato
  • 03. III Scherzo. Allegro Molto Vivace
  • 04. IV Finale. Moderato Assai - Allegro Vivo
  • 05. Night on the Bare Mountain (Original Version - Mussorgsky)
  • 06. Promenade (Pictures at An Exhibition-Mussorgsky)
  • 07. No. 1 Gnomus
  • 08. Promenade
  • 09. No. 2 Il Vecchio Castello
  • 10. Promenade
  • 11. No. 3 Tuileries
  • 12. No. 4 Bydlo
  • 13. Promenade:Tranquillo
  • 14. No. 5 Ballet of the Unhatched Chicks
  • 15. No. 6 Samuel Goldenberg and Schmuyle
  • 16. No. 7 the Market at Limoges
  • 17. No. 8 Catacombae (Sepulcrum Romanum)
  • 18. Cum Mortuis in Lingua Morta
  • 19. No. 9 the Hut on Fowl's Legs (Baba-Yaga)
  • 20. No. 10 the Great Gate of Kiev

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期待を裏切らない名盤である。そもそもボー...

投稿日:2012/04/05 (木)

期待を裏切らない名盤である。そもそもボーンマス響は、アンドルー・リットンとの《マンフレッド》を含むチャイコフスキーの交響曲全集が隠れた名盤で、ベルグルンド時代やバルシャイ時代にはショスタコーヴィチの交響曲を積極的に録音するなど、ロシア=ソヴィエト音楽の演奏を得意としていた団体であって、ウクライナ出身のカラビツを音楽監督に迎え入れたのも偶然ではないと思う。尤も、BBC響がロジェストヴェンスキーを、ロンドン・フィルがロストロポーヴィチを、ロイヤル・フィルがアシュケナージを、ロンドン響がゲルギエフを受け入れたように、英国のオーケストラはもともとロシア人指揮者好き、ロシア音楽好きではあるが、その伝統(?)が、ロイヤル・リヴァプール・フィルとペトレンコ、ロンドン・フィルとV・ユロフスキ、そしてボーンマス響とカラビツのような名コンビを生み、本盤のような見事な名盤を生む要因であったことは事実である。■20世紀はユダヤ系・ハンガリー系指揮者の時代だったが、21世紀はスラヴ系指揮者の時代といえよう(その意味で、クライツベルクが急逝したのは大きな痛手だ)。■そこで本盤だが、アバド/シカゴ響、ヤンソンス/オスロ・フィル的な都会的な洗練さと共に、スヴェトラーノフ的な大胆さと泥臭さを兼ね備え、新しロシア音楽像を提示した意欲的な一枚に仕上がっている。■《ウクライナ》交響曲は、これまで聴いたことがないような重厚なテクスチャが全面に出されており、端正な造形の中にチャイコフスキーの音楽に対する強い感興が示されている。これはこれで、普通なら十分アルバムの「取り」として十分な内容を持っているが、本盤では恐ろしいことに、前座に過ぎないのである。■中プロの《禿山の一夜》は、アバド/ロンドン響も用いたいわゆる「原典版」による演奏で、《春の祭典》の何十年も前に書かれたロシア・バーバリズムの局地。カラビツの演奏は、アバド旧盤程良い意味でギスギスした響きはしていないが、録音の良さも考慮すれば、間違えなく同曲のトップ・チョイスである。■アルバムの「トリ」は《展覧会の絵》で、この曲の演奏も実に堂に入ったものとなっている。何といっても低音域の充実度は、英国の中堅楽団とは思えない程だ。特に、最後の二曲の、着実な中にも豪華さがあり、クライマックスでテンポを緩めて楽想を克明に描く解釈は、すこぶる劇的でスケールが大きい。尚、この演奏は、チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル[EMI]同様、終曲で二発のバスドラムが一拍遅れて入る初期版スコアが用いられている。

MISPRISIONER さん | 東京都 | 不明

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