CD 輸入盤

交響曲第6番『悲劇的』 シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル(2CD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OC413
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

マーラー:交響曲第6番
シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル


ブルックナーで大きな話題を呼んでいるシモーネ・ヤング&ハンブルク・フィルが、今度はマーラーの第6番をリリースします。
 シモーネ・ヤングは前回のマーラー第2番では、楽譜に誠実な正攻法のアプローチにより、過度の感情移入や粘りを排除しながら、シンフォニックに徹した高水準な演奏を聴かせていました。音質もライスハレ(かつてのムジークハレ)でのライヴ録音という条件を考えるとかなり情報量の多いもので、マーラーならではの木管楽器と金管楽器の役割分担の違いに留意したテクスチュア表出は実に見事でしたし、強大なトゥッティでもまったくバランスを崩さないのは、実演録音であることを考えると驚異的ですらありました。
 今回の交響曲第6番は、その3年前に収録されたもので、高密度なブルックナー第4番、大見得切ったブラームス第1番と同じ2007年に収録されています。
 楽譜は現代のものを使用しているため、第2楽章にアンダンテ、第3楽章にスケルツォという順番になっています。
 演奏時間を見る限り、比較的ゆとりのあるテンポが採用されているようなので、多くの素材が複雑に絡み合う作品のシンフォニックな魅力を、最大限の情報量で聴かせてくれものと思われます。(HMV)

【収録情報】
マーラー:交響曲第6番イ短調『悲劇的』[85:04]
CD1
・第1楽章:アレグロ・エネルジコ・マ・ノン・トロッポ [24:38]
・第2楽章:アンダンテ・モデラート [16:18]
CD2
・第3楽章:スケルツォ重々しく [13:15]
・第4楽章:フィナーレ、アレグロ・モデラート [30:53]

 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
 シモーネ・ヤング(指揮)

 録音時期:2007年4月22,23日
 録音場所:ハンブルク、ライスハレ
 録音方式:ステレオ(デジタル)

【シモーネ・ヤング・プロフィール】
シモーネ(シモーン)・ヤングは、1961年3月2日、オーストラリアのシドニーに生まれ、そこでピアノと作曲を学びました。貝殻を形どった外観で名高いシドニー・オペラ(ハウス)でアシスタントを務めていた1985年、急病の指揮者に変わり、わずか数時間という予告で見事に代役を務め、センセーショナルなデビューを果たしました。
 その後奨学金を得てヨーロッパに留学、ケルン市歌劇場でコレペティ、アシスタント、専属指揮者を務め、パリではダニエル・バレンボイムのアシスタントとしてパトリス・シェローの演出による伝説的なベルク『ヴォツェック』の上演にも携わり、バイロイト音楽祭の『ニーベルングの指環』のアシスタントなどもこなしてその実力を蓄えていきます。
 1993年から1995年まで、ベルリン州立歌劇場の専属指揮者を務めるとともに、その間に世界各地の名門歌劇場に客演して短期間のうちに名声を築き上げました。それには1993年、ウィーン国立歌劇場での『ラ・ボエーム』公演で、女性として初めて歌劇場管弦楽団を指揮したこと、パリ・バスティーユ・オペラ、コヴェントガーデン・ロイヤル・オペラ、フィレンツェ五月祭、バイエルンとハンブルクの州立歌劇場が含まれます。
 また、コンサート指揮者としてもシュターツカペレ・ベルリン、ミュンヘン・フィル、ハンブルク・フィル、ニューヨーク・フィルなどの指揮台に招かれていますが、1997年には、ウィーン・フィルを2005年11月、ウィーン楽友協会で156年の歴史上はじめて振ったことでも世界的な話題になりました。1999年から2002年までベルゲン・フィルの首席指揮者、2001年から2003年までシドニーとメルボルンのオーストラリア・オペラの首席指揮者兼芸術監督を務め、2005年からハンブルク州立歌劇場のインテンダント兼フィルハーモニーの音楽総監督(GMD)に就任し、精力的な活動を繰り広げています。
 わが国でも1997年と2003年にNHK交響楽団に客演指揮して、好評を博しています。また2006年にはハンブルク高等音楽演劇院の教授に就任し、後進の指導にもあたっています。

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Mahler: Symphony No. 6: I. Allegro energico, ma non troppo. Heftig, aber markig [24:38]
  • 02. II. Andante moderato [16:18]

ディスク   2

  • 01. III. Scherzo: Wuchtig [13:15]
  • 02. IV. Finale: Allegro moderato - Allegro energico [30:53]

総合評価

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3.5

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この指揮者は初期の録音のブルックナーの4...

投稿日:2020/02/09 (日)

この指揮者は初期の録音のブルックナーの4番、8番、3番等はかなり良かったがだんだん内容が落ちてきた感じがする。マーラーでも2番は一番肝腎の合唱部分でオケ、特に金管とのバランスが悪くせっかくの合唱が台無しになっている気がした。だからブラームスシリーズは見送り、マーラーも買わないでおこうかとも思ったが、しかし・・・購入してしまった。そしてこの6番も、ついはずみで(?)購入してしまった。確かに悪くはないのだ。しかし、昨今流行りの無国籍音楽となってしまっている気がする。2019年度のNHK恒例の年末の第九は彼女の指揮だったが、その演奏は、まずまずだった。しかしこのマーラー6番はやはり中途半端の感は否めない。しかし、昨今はこういう演奏が好まれるのだろう。私たちのような世代には生ぬるく感じられる演奏が受け入れられる時代なんだな、という気がしてきた。バーンスタインや、シノーポリ、テンシュテットのような演奏はこれからは聴かれなくなるのかと思うとちょっと寂しい。

mid-massa さん | 三重県 | 不明

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第一楽章冒頭はショルティの様な荒削りな雰...

投稿日:2016/04/24 (日)

第一楽章冒頭はショルティの様な荒削りな雰囲気が好みなので、やや抑えられた印象の開始に「馴染めるかなー」と心配だったが、聴き進んでいるうちに明瞭で角が無く実に滑らかな印象が際立つ演奏に感心した。丁寧に練られた音色であり且つ迫力もしっかりある。テンポも嫌味が全くない。こんなマーラーはなかなか無いよ。録音も秀逸である。「復活」を聴いたとき、ブルックナー演奏で感じたほどのインパクトがあまりなかったので(決して悪くないよ)、ブルックナーシリーズが終わってしまった機会に「聴いてみるか」と思って購入したのだが、これは良いじゃん。ブルックナーの次はマーラー交響曲の全演奏に期待しよう。

爺さん さん | 千葉県 | 不明

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「復活」は残念な出来でしたが、この第6番...

投稿日:2013/09/28 (土)

「復活」は残念な出来でしたが、この第6番は結構かと思います。「復活」に顕著だったテンポの落ち着かない揺れがほとんどなく(第4楽章にあるのは惜しい)、だいたい落ち着いて聴けます。アプローチは至極まっとうなもので、はみ出しはなし。響きも含めてやや軽めかもしれませんが、妙なあざとさがないのはいいことでしょう。ただ、特に「売り」もないんだなあ。特別な気構えというか、踏み込んだ「力」は欲しいね。名演とまではいえないにせよ、好演くらいにはなりましょう。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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