交響曲第6番『悲劇的』 シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル(2CD)
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mid-massa | 三重県 | 不明 | 2020年02月09日
この指揮者は初期の録音のブルックナーの4番、8番、3番等はかなり良かったがだんだん内容が落ちてきた感じがする。マーラーでも2番は一番肝腎の合唱部分でオケ、特に金管とのバランスが悪くせっかくの合唱が台無しになっている気がした。だからブラームスシリーズは見送り、マーラーも買わないでおこうかとも思ったが、しかし・・・購入してしまった。そしてこの6番も、ついはずみで(?)購入してしまった。確かに悪くはないのだ。しかし、昨今流行りの無国籍音楽となってしまっている気がする。2019年度のNHK恒例の年末の第九は彼女の指揮だったが、その演奏は、まずまずだった。しかしこのマーラー6番はやはり中途半端の感は否めない。しかし、昨今はこういう演奏が好まれるのだろう。私たちのような世代には生ぬるく感じられる演奏が受け入れられる時代なんだな、という気がしてきた。バーンスタインや、シノーポリ、テンシュテットのような演奏はこれからは聴かれなくなるのかと思うとちょっと寂しい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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爺さん | 千葉県 | 不明 | 2016年04月24日
第一楽章冒頭はショルティの様な荒削りな雰囲気が好みなので、やや抑えられた印象の開始に「馴染めるかなー」と心配だったが、聴き進んでいるうちに明瞭で角が無く実に滑らかな印象が際立つ演奏に感心した。丁寧に練られた音色であり且つ迫力もしっかりある。テンポも嫌味が全くない。こんなマーラーはなかなか無いよ。録音も秀逸である。「復活」を聴いたとき、ブルックナー演奏で感じたほどのインパクトがあまりなかったので(決して悪くないよ)、ブルックナーシリーズが終わってしまった機会に「聴いてみるか」と思って購入したのだが、これは良いじゃん。ブルックナーの次はマーラー交響曲の全演奏に期待しよう。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2013年09月28日
「復活」は残念な出来でしたが、この第6番は結構かと思います。「復活」に顕著だったテンポの落ち着かない揺れがほとんどなく(第4楽章にあるのは惜しい)、だいたい落ち着いて聴けます。アプローチは至極まっとうなもので、はみ出しはなし。響きも含めてやや軽めかもしれませんが、妙なあざとさがないのはいいことでしょう。ただ、特に「売り」もないんだなあ。特別な気構えというか、踏み込んだ「力」は欲しいね。名演とまではいえないにせよ、好演くらいにはなりましょう。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つややかかご飯 | 新潟県 | 不明 | 2012年11月03日
少々期待外れでした。きれいな演奏で聴きやすくはあるのですが何か物足り無さを感じます。第2楽章は美しいですし最終楽章もそれなりに鳴ってはいます。しかし、なぜか緊迫感が感じられないのです。ブルックナーやブラームスを聴いて、これは凄い演奏だなーと思いました。少なくとも今までに無い新鮮さを感じました。その延長でマーラーも何かやってくれるのではと期待していました。私の好みとしてはマーラーであっても、もっと重厚で分厚い響きが欲しいし、もっと押しの強い演奏であって欲しかった。録音の問題なのでしょうか、音質が軽いように思います。将来、このような演奏が私の好みになるかも知れませんが暫くは棚の中でお休みいただくことになりそうです。次に期待したいところですが2番も同様なスタイルでしたのでどうでしょう。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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