ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

弦楽四重奏曲全集 エベーヌ四重奏団(2019〜2020)(7CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
9029533981
組み枚数
:
7
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


世界の室内楽シーンを熱狂させる次世代カルテットのトップランナー、エベーヌ四重奏団。
2020年のベートーヴェン生誕250年記念イヤーに向けた世界規模のプロジェクト
『ベートーヴェン・アラウンド・ザ・ワールド〜弦楽四重奏曲全集』!


ニューヨークのカーネギー・ホールからエベーヌに対し「2020年にベートーヴェン:弦楽四重奏曲の全曲演奏会を開催したい」との提案があったのが2014年のこと。この提案をもとに「エベーヌ」のメンバーたちは、自分たちにこそ実現可能なことは何か、今この時代にベートーヴェンを演奏することの意味などについて熟考を重ねました。その結果、クラシック音楽が親しまれている地域からそうではない地域まで、文字通り世界中の国々を演奏して巡り、比類なき芸術性で崇高な人類愛を謳い、地域、世代、文化の違いを超越したメッセージ性や普遍性を持つベートーヴェンの音楽を世界の人々と共有する、という画期的なプロジェクト『ベートーヴェン・アラウンド・ザ・ワールド』を発足させるに至りました。
 2019年4月から2020年1月にかけて、北米、南米、オーストラリアとニュージーランド、アフリカとインド、アジア、ヨーロッパの各地でワールド・ツアーを敢行、各ツアーの最終公演をライヴ録音し、全曲リリースを計画。またワールド・ツアーを通して撮影スタッフが同行し、ドキュメンタリー映画の制作も計画されています。そして、2020年にはカーネギー・ホールやロンドンのウィグモア・ホールなどの著名な音楽ホールで『ベートーヴェン・サイクル』公演を開催し、この壮大なプロジェクトが完結します。
 古典からジャズまでジャンルの壁を軽々と超え、圧倒的パフォーマンスでクラシック界に衝撃と革新をもたらした「エベーヌ」、音楽史上に革命を起こした「ベートーヴェン」、先鋭的芸術の粋が交錯するこのプロジェクトが、21世紀を生きる私たちの心に何を訴えかけるのか…。
 ディスク2のみ、2019年9月に先行発売済み。(輸入元情報)

【収録情報】
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集


Disc1
● 弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1
● 弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131
 録音:2019年5月6日 フィラデルフィア、キメル・センター(ライヴ)

Disc2
● 弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1『ラズモフスキー第1番』
● 弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2『ラズモフスキー第2番』
 録音:2019年6月11日 ウィーン・コンツェルトハウス、モーツァルトザール(ライヴ)

Disc3
● 弦楽四重奏曲第9番ハ長調 Op.59-3『ラズモフスキー第3番』
● 弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130
● 大フーガ 変ロ長調 Op.133
 録音:2019年7月16日 東京、サントリーホール、ブルーローズ(ライヴ)

Disc4
● 弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6
● 弦楽四重奏曲第12番変ホ長調 Op.127
 録音:2019年9月18日 サンパウロ、サーラ・サンパウロ(ライヴ)

Disc5
● 弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18-2
● 弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.95『セリオーソ』
● 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.74『ハープ』
 録音:2019年10月30日 メルボルン・リサイタル・センター(ライヴ)

Disc6
● 弦楽四重奏曲第4番ハ短調 Op.18-4
● 弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op.18-5
● 弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
 録音:2019年12月8日 ナイロビ、Alliance francaise de Nairobi(ライヴ)

Disc7
● 弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3
● 弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
 録音:2020年1月27日、フィルハーモニー・ド・パリ(ライヴ)

 エベーヌ四重奏団
  ピエール・コロンベ(ヴァイオリン)
  ガブリエル・ル・マガデュール(ヴァイオリン)
  マリー・シレム(ヴィオラ)
  ラファエル・メルラン(チェロ)


総合評価

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ライブ収録のためか、どの曲もハイテンショ...

投稿日:2022/05/31 (火)

ライブ収録のためか、どの曲もハイテンションな演奏で、一度聞けば畏れ入りましたとなるが、再度繰り返し聞きたくなるかどうか?晩年の曲も高カロリーな内容のため、ちょっと聞き疲れしてしまった。非常にアグレッシブなアプローチを可能とする技術的な錬成は見事なものである。

ROYCE さん | 神奈川県 | 不明

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実はきちんとしたスタジオ録音のものが欲し...

投稿日:2021/07/06 (火)

実はきちんとしたスタジオ録音のものが欲しかったのですが。特に弦楽四重奏の場合は、何度でも取り直して完璧なものに仕上げてリリースして欲しかった。ところが、実際この録音を聴くと、音を出す瞬間の呼吸の緊張感や空気感まで伝わってきて、ナマの演奏だけがもつ魔力のようなものまで感じました。

jin さん | 長野県 | 不明

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  世界中がコロナに覆われる直前に完成し...

投稿日:2021/01/15 (金)

  世界中がコロナに覆われる直前に完成したワールドツアーのライブ録音。これがライブかと疑いたくなるほどの完成度、ライブだからこその緊迫感が加わり、ヒリヒリするほどベートーヴェンが迫ってくる。   この演奏を聴いていてふと「ベートーヴェンはこれらの曲を果たして聴衆に聴いてもらうつもりで作ったのだろうか」と考えてしまった。あまりにも厳しく、孤高の境地を目指し、一般聴衆の耳に心地よい要素を削ぎ落し隔絶した世界の中に在る気がしたのだ。作曲者にとってこの弦楽四重奏曲とは「心地よく聴いてもらうもの」でなく「自分自身のため、精神世界を分け入るための哲学」ではなかろうかと思ってしまった。少なくとも私はエベーヌSQの演奏でまずそれを想像してしまった。どのレビュアーからもきかれる音の良さと演奏技術はもちろんだが、そこから更にふみ込んで作品の内奥に迫ろうというエベーヌSQの姿勢と意気込みを痛切に感じる。   私が特に感動したのは7枚目、第15番 Op.132の第3楽章。冒頭から4人の奏者は「(ヴィブラートなど多用し)歌うこと」をせず、教会旋法を使いひたすら瞑想もしくは瞑目して祈るような厳粛な時間を創造する。やがて新たに沸いた力への喜びと感謝を表出させるまでの長い道のりはこの全集の白眉と思っている。よく聴いていると演奏者の息遣いも聞こえてくる。そこに集中する演奏者の気迫を感じ鳥肌が立ってしまう。 おそらく他の演奏と比較すれば特異な演奏になるかもしれないが20分以上の長い祈りと感謝を聴けばエベーヌSQがワールドツアーをしてまで奏し続けた想いと一体になれるのではないだろうか。  このコロナウイルス禍(2020〜2021年、またはもっと?)の現在にこれを聴くと胸が熱く、そして痛くなる。   他の曲も圧倒的な表現と演奏、そしてスピーカーいっぱいに拡がる豊かな音と強烈な音の圧。  第12番冒頭の荘厳で神々しい重い扉が開かれていくような出だしももっと聴いていくべきだし、第16番の第3楽章の彼岸の音楽もおすすめしたい。大フーガ Op.133に吹き荒れる嵐も体験してほしい… どの曲もおすすめ、いや、おすすめを通り越して「聴くべき」と言っておきたいくらいの全集だと思う。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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