DVD 輸入盤

『タメルラーノ』全曲 ヴィック演出、マクリーシュ&マドリッド王立劇場、ドミンゴ、バチェッリ、他(2008 ステレオ)(3DVD)

ヘンデル(1685-1759)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OA1006D
組み枚数
:
3
レーベル
:
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
ライブ盤,輸入盤

商品説明

プラシド・ドミンゴ、67歳にしてこの風格!
人気のヘンデル・オペラをスターキャストで上演
ヘンデル:『タメルラーノ』 マドリッド王立劇場2008


2001年にフィレンツェ5月音楽祭で上演されたプロダクションが、2008年3月にマドリッド・テアトロ・レアルで再演されました。タタール皇帝タメルラーノに敗れたトルコ皇帝バヤゼットを演じるドミンゴ。歌唱はもちろんのこと、役そのものの本質に迫る圧倒的な存在感が、人物像だけでなく、オペラ全体にも斬新な魅力をもたらしています。切れ味鋭いマクリーシュの指揮と相まって、いま人気のヘンデル・オペラに新たな地平を切り拓く、必見の映像です。解説:広瀬大介。(クリエイティヴ・コア)

【収録情報】
・ヘンデル:歌劇『タメルラーノ』全曲
 バヤゼット:プラシド・ドミンゴ
 タメルラーノ:モニカ・バチェッリ
 アステリア:インゲラ・ボーリン
 アンドロニコ:サラ・ミンガルド
 イレーネ:ジェニファー・ハロウェイ
 レオーネ:ルイージ・デ・ドナート
 マドリッド王立劇場管弦楽団(マドリッド交響楽団)
 指揮:ポール・マクリーシュ
 演出:グレアム・ヴィック
 美術・衣裳:リチャード・ハドソン
 照明:ジュゼッペ・ディ・イオリオ
 振付:ロン・ハウエル

 2008年4月1、4日、マドリッド王立劇場(スペイン)におけるライヴ収録

 収録時間:全プログラム241分(本編218分)
 字幕:英・仏・独・西・伊
 ヴィデオ仕様:16:9、カラー
 音声仕様:リニアPCM48kHz/16bitステレオ、DTS5.0chサラウンド
 ディスク仕様:片面2層×3
 NTSC
 Region All
 

ユーザーレビュー

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『タメルラーノ』はヘンデルが1724年に発表...

投稿日:2014/12/31 (水)

『タメルラーノ』はヘンデルが1724年に発表したオペラ・セリアで、全3幕で演奏時間は3時間半を超えるという大作である。タイトルになっているタメルラーノというのは14世紀後半に中央アジアに一代で大帝国を築いた英雄ティムールのイタリア語読みである。ティムールは天才的な武将で宿敵オスマン・トルコを撃破し皇帝バヤジット1世を捕虜とするなど赫々たる武勲を挙げた。オスマン・トルコを不倶戴天の大敵として怖れていたヨーロッパ諸国はティムールを賞賛し同盟者とみなす君主も現れた。ティムールは別にヨーロッパ諸国の為にではなく、あくまでも自己の領土的野心の為にトルコと戦ったのであり、結果的にヨーロッパ諸国を助けた形になったのは彼にとっては何の関係のない話である。ともあれ、ティムールの名前と存在はヨーロッパ人の中に深く刻み込まれ、彼を主人公にした戯曲や小説などが多く作られた。ヘンデルの『タメルラーノ』もそうした作品の一つである。 【あらすじ】タタールの皇帝タメルラーノはトルコの太守バヤジットとその娘アステリア姫を捕虜とする。アステリア姫の美貌に魅せられたタメルラーノは彼女との結婚を希望し、同盟者であるギリシャ王子アンドロニコを驚愕させる。実はアンドロニコとアステリア姫は秘かに愛し合う関係であった。タメルラーノは許嫁イレーネとの婚約を破棄してでもアステリア姫との結婚を強行しようとし、アンドロニコにアステリアと引き会わせてくれた褒美として、イレーネとギリシャの統治権を与えると言い、アンドロニコはさらに苦悩し困惑する。一方バヤジットは当然のようにタメルラーノの要求に激怒するが、アンドロニコに見捨てられたと思ったのかアステリア姫はタメルラーノの求婚を受け入れるかのような態度を取り、アンドロニコとバヤジットの苦悩はつのるばかり。そうこうするうちにタメルラーノの許嫁イレーネが登場、タメルラーノの変心に驚くが、彼女はあくまでもタメルラーノとの結婚を希望する。アステリア姫への愛を捨てきれないアンドロニコはイレーネと手を結ぶこととする。だが、アステリア姫には隠された別の思惑があった。その思惑は・・・・・・・ 太守バヤジット役のプラシド・ドミンゴの存在感がやはり圧倒的。貫禄たっぷりの立ち居振る舞いで、愛国者であると同時に娘を愛する父親役を重厚に演じている。タメルラーノとアンドロニコは本来はカストラートが担当する役だったようだが、この公演ではともにメゾソプラノ歌手が担当している。アステリア役のインゲラ・ボーゲンの輝くような美貌も見どころ。グレアム・ヴィックの演出はモダンながらシンプルかつスマートで、近頃よく見られる奇をてらったような珍妙な演出でないのが好印象。指揮のポール・マクリーシュは古楽器派の中堅で、ヘンデルの壮麗な音楽をすっきりとまとめている。2008年4月1&4日、マドリード、マドリード王立歌劇場でのライブ収録。

金山寺味噌 さん | 愛知県 | 不明

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ヘンデルの音楽が、ひたすら美しい。主役5...

投稿日:2013/11/15 (金)

ヘンデルの音楽が、ひたすら美しい。主役5人のうち2人がズボン役のアルト、男性歌手はドミンゴだけだが、その存在感が際立っている。円形と白を基調とした美術や(トルコ皇帝父娘の)衣裳と、凝ったバロック衣裳とのコントラスト、シンプルな演出がヘンデルの世界を引き立てる。オケピットから階段があり、歌手とオケが一体となった素晴らしい公演。ヘンデル作品の復活が著しい昨今、HD収録によるBDの美しい映像とクリアな音質も相俟って、白眉の舞台を堪能できる。218分の公演が短く感じられるほど、甘美で優雅な時間がゆったりと流れる・・・。

燕の巣 さん | 静岡県 | 不明

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簡素な舞台だがVickの演技指導によって長丁...

投稿日:2009/04/14 (火)

簡素な舞台だがVickの演技指導によって長丁場の舞台が飽きずに観られる。Tamerlanoの誇張した動きが彼の性格をよくあらわしているし背景の臣下たちの動きにもよく注意が払われている。Bacelliを初め適材適所の配役で申し分ない。Domingoには若い恋人役より父親で国王役のBajazetはふさわしいが歌唱は思った以上に違和感は無いものの他とのバランスは決してよいものとは思えなかった。イタリア物と違い高音が少ない役なので安心して聴けるが・・・。

Lorenzaccio さん | Soka | 不明

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