CD 輸入盤

『蝶々夫人』全曲 パッパーノ&聖チェチーリア国立音楽院管、ゲオルギュー、カウフマン、他(2008 ステレオ)(2CD)

プッチーニ (1858-1924)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4562152
組み枚数
:
2
レーベル
:
Emi
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
通常盤,輸入盤

商品説明

ゲオルギュー、パッパーノ/『蝶々夫人』

21世紀の蝶々夫人! ゲオルギュー/カウフマンの理想的キャストをむかえ、パッパーノがプッチーニ生誕150年に完成したスタジオ・セッション録音。
 EMIとしてはスコット/ベルゴンツィによる全曲盤の完成以来42年ぶりのスタジオ新録音となる『蝶々夫人』です。「蝶々さん」を録音する夢が遂に実現したゲオルギューと、ピンカートンにはドイツ期待のテナー、カウフマン、両名とも初挑戦となった『蝶々夫人』の全曲プロジェクトです。(EMI)

【収録情報】
・プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』全曲

 蝶々さん:アンジェラ・ゲオルギュー
 ピンカートン:ヨナス・カウフマン
 スズキ:エンケレイダ・シコーサ
 シャープレス:ファビオ・カピタヌッチ
 ゴロー:グレゴリー・ボンファッティ
 ボンゾ:ライモンド・アチェート
 ケイト:クリスティナ・レアル、他
 サンタ・チェチーリア国立音楽院管弦楽団&合唱団
 アントニオ・パッパーノ(指揮)

 録音:2008年7月7-19日、ローマ(デジタル)
 マルチパック、36ページ・ブックレット付き
 歌詞テキストは掲載されておりません。

収録曲   

ディスク   1

  • 01. E Soffitto... E Pareti... (Pinkerton/Goro)
  • 02. Sorride Vostro Onore? (Suzuki/Pinkerton/Goro/Sharpless)
  • 03. Dovunque Al Mondo (Pinkerton/Sharpless)
  • 04. Ed Bella la Sposa? (Sharpless/Goro/Pinkerton)
  • 05. Ler L'altro Il Consolato (Sharpless/Pinkerton/Goro/Le Amiche Di Butterfly)
  • 06. Ah! Quanto Cielo! Quanto Mar!/Ancora Un Passo or Via (Le Amiche/Butterfly/Sharpless)
  • 07. Gran Ventura (Butterfly/Le Amiche/Pinkerton/Sharpless)
  • 08. L'imperial Commisario (Goro/Pinkerton/Parenti, Amici Ed Amiche Di Butterfly/Butterfly/La Cugina/La Madre/La Zia/Yakusid/Sharpless)
  • 09. Vieni, Amor Mio! (Pinkerton/Butterfly/Goro)
  • 10. Leri Son Salita Tutta Sola (Butterfly)
  • 11. Tutti Zitti! (Goro/Il Commissario/Le Amiche/Butterfly)
  • 12. Auguri Molti (Il Commissario/Pinkerton/Sharpless/L'ufficiale/Le Amiche/La Cugina/La Madre)
  • 13. Cio-Cio-San! Abbominazione! (Bonzo/Butterfly/Parenti, Amici Ed Amiche/Goro/Pinkerton/Yakusid)
  • 14. Bimba, Non Piangere (Pinkerton/Le Amiche/Butterfly/Suzuki)
  • 15. Viene la Sera (Pinkerton/Butterfly/Suzuki)
  • 16. Bimba Dagli Occhi Pieni Di Malia (Pinkerton/Butterfly)
  • 17. Vogliatemi Bene, Un Bene Piccolino (Butterfly/Pinkerton)
  • 18. Orchestra
  • 19. E Lzaghi Ed Lzanami (Suzuki/Butterfly)
  • 20. Un Bel Di Vedremo (Butterfly)

ディスク   2

  • 01. C'. Entrate (Goro/Sharpless/Butterfly)
  • 02. Non Lo Sapete Insomnia (Butterfly/Sharpless/Goro/Yamadori)
  • 03. Ora a Noi (Sharpless/Butterfly)
  • 04. Due Cose Potrei Far (Sharpless/Butterfly)
  • 05. Ah! M'ha Scordata? (Butterfly Sharpless)
  • 06. Sai Cos'ebbe Cuore Di Pensare... Che Tue Madre Dovr (Butterfly/Sharpless)
  • 07. Io Scendo Al Piano (Sharpless/Butterfly)
  • 08. Vespa! Rospo Maledetto! (Suzuki/Goro/Butterfly)
  • 09. Una Nave Da Guerra (Butterfly/Suzuki)
  • 10. Scuoti Quella Frona Di Cillegio (Butterfly/Suzuki)
  • 11. Or Vienmi Ad Adornar (Butterfly/Suzuki)
  • 12. Nello Shosi or Farem Tre Forellini (Butterfly)
  • 13. Coro a Bocca Chiusa / Humming Chorus
  • 14. Orchestra
  • 15. Oh Eh! Oh Eh! (Marinai)
  • 16. Orchestra
  • 17. Gia Il Sole! (Suzuki/Butterfly)
  • 18. Povera Butterfly (Suzuki/Sharpless/Pinkerton)
  • 19. Io So Che Alle Sue Pene (Sharpless/Pinkerton/Suzuki)
  • 20. Non Ve L'avevo Detto? (Sharpless/Pinkerton)
  • 21. Addio Fiorito Asil (Pinkerton/Sharpless)
  • 22. Glielo Dirai? (Kate/Suzuki/Butterfly)
  • 23. Vespa! Voglio Che Tu Risponda (Butterfly/Suzuki/Sharpless/Kate)
  • 24. Come Una Mosca Progionera (Suzuki/Butterfly)
  • 25. Tu? Tu Piccolo Iddio! (Butterfly)
  • 26. Va, Gioca, Gioca! (Butterfly/Pinkerton)

総合評価

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パッパーノの「ボエーム」「トスカ」「三部...

投稿日:2011/01/02 (日)

パッパーノの「ボエーム」「トスカ」「三部作」は聴いたが、それほど感心しなかったので「蝶々夫人」もさほど期待してなかったが聴いてみると予想外に素晴らしかった。オーケストラは第一級のアンサンブルとは言いがたいが、非常にドラマッティックかつ熱気の漲った演奏で粗さも気にならない。ゲオルギュウがさほど好きではない歌手だが、ここでは珍しく迫真の歌唱を繰り広げており見直した。カウフマンは他のレビューでもあるように、明らかにピンカートン向けの声ではないし歌い方も荒っぽい。ただそれは彼なりの解釈である。ピンカートンという男は日本の現地妻を捨てて母国に帰る薄情な男なのだ。決して善人ではない。カウフマンはピンカートンを酷薄なエゴイストとして表現している。ただそれはクレバーで興味深いアプローチではあるのの、過去の優れたテノール達の解釈と同列に並べられるものではないのも確かだ。その点で☆一つ減点とした。

蟹缶 さん | 東京都 | 不明

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投稿日:2010/04/17 (土)

プッチーニの「蝶々夫人」は、私としてはどうしてもカラヤン&ウィーン・フィルの超名演のイメージが強烈であり、なかなかその呪縛から抜けられなかったが、本盤で、イタリア人指揮者とイタリアのオーケストラによる演奏に接して、久々に新鮮な気持ちで「蝶々夫人」に接することができた。先ずは、パッパーノの指揮であるが、大変健闘していると思われる。もちろん、カラヤンと比較してどうという評価を行うことは容易であるが、このオペラの随所にちりばめられた日本風の旋律を情感溢れる指揮で抒情的に描いており、それでいて、ここぞという時の重量感溢れる迫力にもいささかの不足はなく、プッチーニの魅力的な音楽をゆったりとした気持ちで満喫できたのは、やはりパッパーノの指揮が優れていることの証左ではないかと思う。サンタ・チェチーリア国立音楽院管も好演であり、パッパーノともども最高のパフォーマンスを示していると言える。歌手陣も、ゲオルギューが蝶々夫人を可憐に演じており、その可憐さが、終結部の悲劇性を大いに高めていると言えるだろう。ピンカートンのカウフマンにはやや疑問を感じるが、ゴローのボンファッティやシャーブレスのカピタヌッチ、スズキのシュコサには十分に合格点を与えることができるだろう。HQCD化によって、音質にやや奥行きが出ている点も決して見逃すことができない。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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指揮はやや速めのテンポで元気がいい。CDで...

投稿日:2009/05/31 (日)

指揮はやや速めのテンポで元気がいい。CDではカラヤン、マゼール、シノーポリと重めのバタフライが続いたので、久しぶりのイタリアのオケと合わせて新鮮だった。ゲオルギューも純情可憐と言うよりはむしろ利発で気丈なヒロインで、フェミニズムの時代にふさわしい。すべてをぶち壊したのは、もちろんカウフマン。この男の「軽はずみ」からすべての悲劇が始まったのに、声もキャラも重すぎて、全体のコンセプトに合わない。例のスカラ座降板事件以来、アラーニャはあまり調子が良くないようだが、彼が出られない時点でこの企画は再考すべきだった。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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