CD

Sym.5: G.wand / Bpo

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BVCC1510
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

内容詳細

ヴァントとベルリン・フィルの、とてつもない素晴らしさを満喫できる1枚。このオーケストラの機能が、かくも音楽的に全開となった演奏も珍しいのではないだろうか。ヴァントの骨太な構築性とおおらかな空間表出は正に至芸。一歩踏み込んだ姿勢も見事。★(佳)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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レビューの評価のバラつきを見てやはりと思...

投稿日:2013/03/29 (金)

レビューの評価のバラつきを見てやはりと思った。何故ならこのディスク程再生の難しいモノは無いからだ。このディスクをより良く聴きこなすには、いかにブラスセクションのDレンジを再生仕切れるかに掛っている。もしそれが成し得るなら 至福の時が訪れるであろう。

ラブラドライト さん | 東京都 | 不明

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ヴァント先生とベルリンフィルのこのディス...

投稿日:2012/04/14 (土)

ヴァント先生とベルリンフィルのこのディスク、模範にしてかつ規範というべき演奏でしょうか。ブルックナーの音楽を信じて、楽譜をしっかり再現し、小細工や自己顕示が一切無しという意味で「模範」。出来上がりの完成度の高さという点で「規範」。そんな印象です。第1楽章冒頭から、あらゆるフレーズにしっかりと意味が持たされて、なるほどとうなずくことしきり。全曲ラストまで、見事に設計され統御され、精緻なバランスのもとに再現されたすばらしいブルックナー演奏だと確信いたします。但し、録音(というより編集か)の加減なのか、いささか音に潤いがなく、かつ音像が狭めで広がりを欠く感じで、損をしているかな。また、やはり「謹厳」な演奏に傾いているので、もっと自由な(奔放な)演奏を好む方もいらっしゃるでしょうね。好き嫌いは分かれて当然、という気はします。実は私もミュンヘンフィルとのライヴの方が上かなとも思うのです。でも、ここに展開されている音楽行為の高水準さは誰にも否定はできますまい。ヴァント先生、晩年の見事な成果であります。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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ヴァントがその最晩年にベルリン・フィルと...

投稿日:2011/06/09 (木)

ヴァントがその最晩年にベルリン・フィルと成し遂げたブルックナーの交響曲の演奏の数々は、いずれも至高の超名演であるが、本盤におさめられた第5は、一連の演奏の中でのトップバッターとなったものである。ヴァントの伝記などを紐解くと、ヴァントは、ブルックナーの交響曲の中でも特に第5と第9を、妥協を許すことなく作曲した楽曲として特に高く評価していたことが記されている。それだけに、ヴァントとしても相当に自信を有していたと考えられるところであり、ベルリン・フィルを指揮した演奏の中でも第5と第9は、他の指揮者による名演をはるかに引き離す名演を成し遂げていると言えるのではないだろうか。辛うじて比較し得る第5の他の名演としては、ヨッフム&コンセルトへボウ・アムステルダム盤(1964年)、朝比奈&東京交響楽団盤(1995年)が掲げられるが、前者はいささかロマンティシズムに傾斜する傾向、後者はオーケストラの力量に難点があり、ヴァント&ベルリン・フィル盤には遠く及ばないと考える。唯一対抗し得るのは、同じヴァントによるミュンヘン・フィル盤(1995年)であると考えるが、剛毅な性格を有する第5には、ベルリン・フィルの音色の方がより適しているのではないかと考える。現在、DVDでしか発売されていない朝比奈&シカゴ交響楽団による演奏(1996年)が今後CD化されるとすれば、本盤を脅かす存在になる可能性はあるが、そのようなことがない限りは、本名演の優位性は半永久的に安泰と言っても過言ではあるまい。本演奏におけるヴァントのアプローチは、眼光紙背に徹した厳格なスコアリーディングに基づく峻厳たるものだ。やや早めのインテンポによる演奏は、巧言令色とは正反対の質実剛健そのものと言える。全体の造型はきわめて堅固であり、それによる凝縮化された造型美はあたかも頑健な建造物を思わせるほどであるが、それでいて雄渾なスケール感を失っていないのは、ヴァントが1990年代半ば、80歳を超えて漸く達成し得た圧巻の至芸と高く評価したい。金管楽器なども常に最強奏しているが、いささかも無機的な響きになることなく、常に奥深い崇高な音色を出しているというのは、ベルリン・フィルのブラスセクションの卓越した技量もさることながら、ヴァントの圧倒的な統率力の賜物と言うべきであろう。また、峻厳な装いのブルックナーの第5においても、第2楽章などを筆頭として、聖フローリアンの自然を彷彿とさせるような抒情的な音楽が随所に散見されるが、ヴァントは、このような箇所に差し掛かっても、いささかも感傷的には陥らず、常に高踏的とも言うべき気高い崇高さを失っていない点が素晴らしい。このように、非の打ちどころのない名演であるのだが、その中でも白眉は終楽章であると言える。ヴァントは、同楽章の壮大で輻輳したフーガを巧みに整理してわかりやすく紐解きつつ、音楽がごく自然に滔々と進行するように仕向けるという、ほとんど神業的な至芸を披露しており、終楽章は、ヴァントの本超名演によってはじめてその真価のベールを脱いだと言っても過言ではあるまい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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