無伴奏チェロ組曲 全曲：アントニオ・ヤニグロ（チェロ） (BOX仕様/3枚組/180グラム重量盤レコード)

バッハ：無伴奏チェロ組曲全曲（3LP）
アントニオ・ヤニグロ
限定ボックス・セット

ドイツのエミール・ベルリナー・スタジオで、ウェストミンスターオリジナルのマスター・テープを使用してアナログ・マスタリング、ドイツのパラス社でプレスした180グラムの重量盤。

イタリアの名チェリスト、アントニオ・ヤニグロ[1918-1989]は、ザグレブ合奏団を創設した指揮者としてよく知られており、教育者としての活躍でも有名ですが、本来の姿はやはりチェリストです。
　ヤニグロは1918年1月21日にイタリアのミラノで生まれます。6歳でピアノを学び始めた彼は、8歳でチェロに転向し、11歳のときに母の尽力でカザルスのレッスンを受けて天分を認められ、16歳でパリのエコール・ノルマル音楽院でカザルスとアレクサニアンに師事することとなります。在学中からリパッティやコルトー、バドゥラ＝スコダ、ティボーといった面々と交流し、卒業後は同地でリサイタルなどをおこなっていたヤニグロですが、21歳のときにザグレブ音楽院のチェロ科の教授に迎えられ、大戦中も含め、35歳までその地位に留まりました。
　36歳になると彼はザグレブ合奏団を創設し、指揮者およびチェリストとしてコンサートやレコーディングで大活躍します。ザグレブ合奏団とは1967年まで活動を共にしていました。
　この無伴奏チェロ組曲は、ヤニグロ36歳の時の力強い演奏を、ウェストミンスターが生々しい音質でセッション録音したもので、魅力的な歌いまわしと堅牢なフォルムを併せ持った見事な仕上がりとなっています。（HMV）


【収録情報】
J.S.バッハ：無伴奏チェロ組曲全曲 BWV.1007-1012

Disc1-A
● 組曲第1番ト長調 BWV.1007
I. Prelude 2:41
II. Allemande 4:13
III. Courante 2:52
IV. Sarabande 3:24
V. Menuett I & II 3:42
VI. Gigue 2:16
Disc1-B
● 組曲第3番ハ長調 BWV.1009
I. Prelude 3:58
II. Allemande 4:07
III. Courante 3:32
IV. Sarabande 4:50
V. Bourree I & II 4:20
VI. Gigue 3:33

Disc2-A
● 組曲第4番変ホ長調 BWV.1010
I. Prelude 4:59
II. Allemande 4:08
III. Courante 3:23
IV. Sarabande 5:31
V. Bourree I & II 5:17
VI. Gigue 2:50
Side2-B
● 組曲第5番ハ短調 BWV.1011
I. Prelude 8:22
II. Allemande 5:25
III. Courante 2:10
IV. Sarabande 3:41
V. Gavotte I & II 4:53
VI. Gigue 2:18

Disc3-A
● 組曲第2番ニ短調 BWV.1008
I. Prelude 3:53
II. Allemande 3:35
III. Courante 2:21
IV. Sarabande 4:30
V. Menuett I & II 3:21
VI. Gigue 2:59
Disc3-B
● 組曲第6番ニ長調 BWV.1012
I. Prelude 5:42
II. Allemande 9:00
III. Courante 3:46
IV. Sarabande 5:16
V. Gavotte I & II 4:26
VI. Gigue 4:38

　アントニオ・ヤニグロ（チェロ）

　録音時期：1954年頃
　録音方式：モノラル（セッション）

Used original master tapes of Universal Music
180 gram vinyls pressed by German Pallas GmbH
Analog mastering by German Emil Berliner
Original liner notes by James Lyons in English, together with Korean translation