CD 輸入盤

パルティータ 第4番、 第6番、『主よ、人の望みの喜びよ』 アントン・バタゴフ(ピアノ)(2CD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MEL1002500
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Russia
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明



驚きのスローテンポ!
アントン・バタゴフ(ピアノ)/バッハ:パルティータ 第4番、 第6番、『主よ、人の望みの喜びよ』


 アントン・バタゴフは、1965年モスクワ生まれの作曲家・ピアニスト。タチアナ・ニコラーエワと、アンナ・カントール(キーシンの師匠)に師事しており、プラハ・ピアノ・コンクール、全ソ連ピアノ・コンクール、チャイコフスキー・コンクールなど多くのコンクールに入賞しています。

 バタゴフの名は、異様な遅さの『幼子イエス』によって、マニアには知られていました。この曲は通常110分から120分前後で演奏されますが、1989年当時24歳だったバタゴフの録音(廃盤)は全体で160分超えというのですから尋常ではありません。しかし、バタゴフと会ったメシアンは、彼の演奏は決して遅すぎるものではないと微笑んだと伝えられているので、遅さの中にも何か独特の魅力があったということなのでしょうか。

 『幼子イエス』の4年後の1993年には、バッハの名作『フーガの技法』(廃盤)を録音していますが、これも演奏時間148分というタイムですが、そんなゆっくり演奏にも関わらず、集中力が途切れること無く、祈るように淡々と弾かれてゆくという独自の巨大さを誇る演奏となっています。

 今回も、パルティータ第4番が51分32秒、第6番が61分6秒、しかもパルティータ2曲の間にはさまれる『主よ、人の望みの喜びよ』に至っては12分51秒という驚きの超スローテンポですが、冗長になってしまうところはまるで無く、高い緊張感と独特の美しさを感じさせるのは見事です。(HMV)

【収録情報】※カッコ内の演奏時間は実測値です
Disc1
J.S.バッハ(1685-1750):
● パルティータ 第4番 ニ長調 BWV828(51:32)

 序曲(10:23)
 アルマンド(14:20)
 クーラント(7:37)
 アリア(3:41)
 サラバンド(7:44)
 メヌエット(2:38)
 ジーグ(5:09)
● コラール『主よ、人の望みの喜びよ』BWV147(12:51)

Disc2
● パルティータ 第6番 ホ短調 BWV830(61:06)
 トッカータ(15:53)
 アルマンド(5:08)
 クーラント(9:13)
 エア(3:08)
 サラバンド(10:04)
 テンポ・ディ・ガヴォット(3:41)
 ジーグ(13:59)

 アントン・バタゴフ(ピアノ…ベーゼンドルファー 225)

 録音時期:2016年12月
 録音場所:Constructor Hall, ZiL cultural centre, Moscow
 Microphones: Elation km901
 Piano technicians: Alexey Shubin and Nikolay Gavrilov
 Recorded, mixed, edited and mastered by Anastasia Lukina

ユーザーレビュー

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そのテンポで聴き手を異世界に誘うバタゴフ...

投稿日:2017/10/17 (火)

そのテンポで聴き手を異世界に誘うバタゴフの演奏。パルティータ4番と6番で二枚組という点でもこのCDが尋常でないことは察せられるだろう。パルティータも異世界の演奏なのだが、それを越えて4番の余白に収められた「主よ、人の望みの喜びよ」が凄い。演奏時間なんと13分! しかし、これほど沁みる演奏があったろうか。この一曲のためだけにこのCDを買っても惜しくない。

zap さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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