チャイコフスキー(1840-1893)

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CD 輸入盤

『白鳥の湖』全曲 ゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団(2CD)

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4757669
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ゲルギエフ/『白鳥の湖』全曲(2CD)

世界で最も知られているバレエといえば、『白鳥の湖』。マリインスキー劇場は2006年に来日してこの作品を上演しましたが、その際のロパートキナの奇跡的とも言うべき踊りはもはや現代の伝説として永く記憶されることでしょう。
 『白鳥の湖』は、ボリショイ劇場での初演が不評に終わり、プティパとイワーノフによって再構成・上演されて日の目を見た作品です。マリインスキー劇場はその復活の舞台となった場所。したがって、ゲルギエフがマリインスキー劇場管弦楽団を指揮したこのアルバムは、まさに正統的な演奏と言えます。さらに、ゲルギエフはこの劇場で実際にダンサーとのコラボレーションというバレエの現場を体験している指揮者なので、解釈に説得力があります。バレエを知らずに譜面だけを見て演奏しているのとは明らかな違いがあります。
 『くるみ割人形』『眠りの森の美女』を既に録音しているゲルギエフが、ようやく録音した『白鳥の湖』は、それだけでも注目盤といえますが、さらにチャイコフスキーの3大バレエの中でも、最もダイナミックなドラマ性が特徴である『白鳥の湖』こそ、ゲルギエフの個性にマッチしているとも言えるでしょう。このCDは、舞台上演のライヴであるDVDとは別のスタジオ収録ですので、ファンならば両方揃えたいところ。

・チャイコフスキー:バレエ『白鳥の湖』全曲 op.20(マリインスキー劇場版)
 マリインスキー劇場(キーロフ歌劇場)管弦楽団
 ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
 録音:2006年、マリインスキー劇場

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Tchaikovsky: Swan Lake (Complete Ballet)

ディスク   2

  • 01. Tchaikovsky: Swan Lake (Complete Ballet)

総合評価

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「白鳥の湖」全曲盤を聴くには、このバレエ...

投稿日:2021/03/04 (木)

「白鳥の湖」全曲盤を聴くには、このバレエのたどった歴史を知る必要があります。  チャイコフスキーのオリジナル(初演版、ほとんどの「全曲録音」はこれを用いている)は失敗に終わり、作曲者の生前には再演されていません。  チャイコフスキーの没後、「眠りの森の美女」や「くるみ割り人形」を演出して成功させた振付師のマリウス・プティパとレフ・イワーノフは、「白鳥の湖」の蘇演にチャレンジします。そのため、ストーリーを変え(これには作曲者の甥のモデストも協力している)、それに伴って曲順の入れ替え、カット、チャイコフスキーのピアノ曲から編曲した3曲の追加(編曲は「眠りの森の美女」「くるみ割り人形」の初演で指揮をしたリッカルド・ドリゴ、「ドリゴのセレナード」で有名)などの手を加えました。その蘇演は成功し、以後「白鳥の湖」はバレエの主要な演目として定着します。  その後、ロシアではモスクワのボリショイ劇場でも、ペテルブルグのマリインスキー劇場でも、バレエ上演はこの蘇演版(プティパ/イワーノフ版)をベースに上演され続けています。演出・振付によっては、さらに手を加えたもの、逆にチャイコフスキーのオリジナルに戻そうというものもあるようで、いろいろな演出が乱立しているようです(その際に、チャイコフスキーの遺品の中からシェバリーンが編曲した「チャイコフスキー・パドドゥ」と呼ばれる No.19a を追加したものもある)。「バレエ」という舞台は、音楽とは別な次元で、常に現在進行形で動いているようです。  ということで、音楽だけの全曲録音ではチャイコフスキーの初演版が多く、「バレエ上演」を前提とした全曲録音(映像付きのDVDなども)では「プティパ/イワーノフ版」に基づくものが多い、さらに演出・振付によっては曲の追加・削除・順序入替もあるということで、いろいろ混乱も生じているようです。  このゲルギエフの演奏は「プティパ/イワーノフ版」によっており、「バレエの舞台に即した、音楽的な演奏」ということができると思います。  その意味で、他の全曲録音(プレヴィン、デュトワ、小澤など、初演版)と聴き比べてみるのも面白いと思います。

Tan2 さん | 神奈川県 | 不明

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白鳥の湖のバレエの舞台公演は元々カットだ...

投稿日:2018/11/28 (水)

白鳥の湖のバレエの舞台公演は元々カットだらけなので、実際の舞台に即した演奏と言えましょう。(完全全曲盤の舞台公演など聞いたことがない) 踊りを無視したスピードでかっ飛ばす、小澤版やプレヴィン版にかなり違和感を感じていたので、ゲルギエフはの演奏は舞台に即したゆったりとしたテンポで聴いていて心地よかったです。 曲順もプティパ・イワノフ版の舞台に即した曲順になっていて、他の全曲盤とは異なります。 兎に角全曲盤をという方には、小澤版/プレヴィン版/デゥトア版だと思いますが、バレエの舞台を思い浮かべながら聴きたいという方にはとても魅力的でお勧めだと思います。 演奏は流石に大御所、素晴らしいの一言に尽きます。 また、相変わらずDECCAの録音はとても良いですね。

coco さん | 東京都 | 不明

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過去の白鳥の演奏で、最低の部類。全く面白...

投稿日:2011/10/12 (水)

過去の白鳥の演奏で、最低の部類。全く面白みもなく、地味で今まで聞こえていた音も明瞭に聞こえてこない。他の人が言うように、カットが多く、個人的に好きなフレーズが多くカットされていて、全く損をしたみたい。

アルベリヒ さん | 神奈川県 | 不明

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人物・団体紹介

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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