コダーイ (1882-1967)

コダーイ (1882-1967) レビュー一覧 3ページ目

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商品ユーザーレビュー

70件
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  • この曲も、ペレ―ニの演奏も、かねがね凄い、と、聞い...

    投稿日:2013/05/04

    この曲も、ペレ―ニの演奏も、かねがね凄い、と、聞いてはおりましたが、この度ようやく聴きました。怖ろしいほどに引き込まれ、保然とする程、二つとない、途轍もない音楽でありました。ひとつのチェロと、一人の人間の為に、この音楽を、生み出し、楽譜に記したコダ―イは、常人ではない。才人による、才人の為の音楽。冒頭、実にチェロらしい深い音で始まるが、その後のチェリストは、地獄を見る様な展開、音符を読み込み、掴み取り、それを、楽器に託して弾くだけでも超至難、ペレ―ニは、民謡から発した精神から、とんでもないエネルギーを放射し、人間、ここまでやれるのだ、と言う事を完璧なまでに、実践、実証して見せた、否、聴かせてくれた。悲、狂、怒、憂、努、根、楽、殺戮、抑圧、思沈、混乱、苦、祈り、希なる望みと現実、あらゆるものを、千変万化、過ぎ去る形の無いものを、確実に存在し、人間の中に残るものとした。諦めてはならぬ。凄い。

    sunny さん |40代

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  • ドラティの十八番、コダーイとバルトークを聴く!特にコダーイは、...

    投稿日:2013/02/14

    ドラティの十八番、コダーイとバルトークを聴く!特にコダーイは、後にフィルハーモニア・フンガリカを振ったDECCA盤が有名であるが、アグレッシブな力感としては当盤の方が断然上。アグレッシブといっても、決して勢いに任せず、明確なテンポを保つ当たりはさすがだ。サウンド自体にも厚みがあり、聴き応えがある。惜しむらくは、《ハーリ・ヤーノシュ》において、ツィンバロンがオケに埋没してしまい、殆ど聴こえないことだ。この曲の主役たる楽器が存在感を発揮出来ないのは残念としかいえない。その分減点である。だがその他は、マーキュリーの年代離れした優秀録音が冴え渡り、面白く聴ける。

    遊悠音詩人 さん

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  • ドラティ指揮によるコダーイの管弦楽曲集でハンガリー...

    投稿日:2012/12/22

    ドラティ指揮によるコダーイの管弦楽曲集でハンガリー音楽には元々東洋的民族音楽的雰囲気により親しみ易いものが多いだけに少し聴き慣れない曲もありますがじっくり楽しむには全体素晴らしい盤と思われます。私は別盤で聴いていますのでデータ的なものを中心に書き込みさせていただきました。1973年ドラティが67歳の時・・・つまり偉業とされる同じオーケストラであるフィルハーモニア・フンンガリカ(PH)を振ってのハイドン交響曲全集完成の翌年の年・・・のアルバムで作曲家コダーイの弟子たるドラティにより集中的に録音演奏されたものです。PHは私はその名をハイドン交響曲全集で知ったのですがこのオーケストラメンバーは1956年ハンガリー動乱の時に亡命したリスト音楽院出身者が中心でありその彼らが西ドイツで設立したのがオーケストラPHだそうで本盤演奏を通して聴いて感じた事は正直アンサンブルの詰めはもう一つなのですが民謡的な曲は特にその歌い回しに熱気・・・ティンパニーなどは存在感大・・・があり元自国の作曲家作品だけにある「自信」を持っての各曲進めが行われています。音色としてはオーケストラの素朴なベースとドラティの切れ味が良いブレンド具合を聴かせてくれます。オーケストラ・ビルダーそしてトレイナーとしての実力抜群のドラティは流石聴き応えある演奏運びをしております。ハンガリーのある村でほら吹きの名物男ハーリ・ヤーノシュが宿屋で自分の武勇伝を語り始めようとした時、傍にいた若者がハーックション!とくしゃみをする・・・こうしたユニークなスタートをする組曲「ハーリ・ヤーノシュ」は演奏トータルタイムが22’35であり1956年ミネアポリスSOを指揮して収録した演奏のタイム21’53より若干長くなっておりますがどちらもドラティ本来の現代的な明晰で鋭いリズム感覚が駆使された名演だと思います。有名なバルトーク作品と同タイトルの「管弦楽のための協奏曲」(タイム@3’23A6’21B7’10)はバロック時代の合奏協奏曲をハンガリー風味で現代化した感じは先のバルトークの作品とは全く作風は異なった曲です。フリッチャイにより初演された交響曲「アルトゥール・トスカニーニのための思い出に」(同@10’14A8’06B7’25)は結構重厚な曲ですね・・・この曲にはドラティの別演奏が残っており1954年CSO(トータルタイム24’48)と 1968年ハンガリー国立O(同24’45)の各演奏です。「ハンガリー民謡孔雀の主題による変奏曲」(トータルタイム24’41)は民謡風テーマの変奏曲で別演奏では1954年CSOによる演奏(24’48)や録音年は不明なのですがハンガリー国立O演奏のもの(24’41)があります。その他の曲もタイムだけメモしておきましょう。「ガランタ舞曲」(4曲トータルタイム15’37)・・・1958年同オーケストラPH(15’08)の別演奏が残っています、「マロシュセーク舞曲」(4曲トータルタイム12’23)・・・この曲も別演奏つまりブタペストSO (トータルタイム12’52)があります、「夏の夕べ」(16’45)、「劇場序曲」(14’07)、「厳格なメヌエット」(6’39)、「ハンガリー風ロンド」(8’36)。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

    一人のクラシックオールドファン さん

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  • ドラティとケルテスというハンガリーの代表的な指揮者...

    投稿日:2012/12/20

    ドラティとケルテスというハンガリーの代表的な指揮者によるコダーイの管弦楽曲集でハンガリー音楽には元々東洋的民族音楽的雰囲気により親しみ易いものが多いだけに少し聴き慣れない曲もありますがじっくり楽しむには全体素晴らしい盤と思われます。私は別盤でドラティ指揮分を聴いていますのでデータ的なものを中心に書き込みさせていただきました。1973年ドラティが67歳の時・・・つまり偉業とされる同じオーケストラであるフィルハーモニア・フンンガリカ(PH)を振ってのハイドン交響曲全集完成の翌年の年・・・のアルバムで作曲家コダーイの弟子たるドラティにより集中的に録音演奏されたものです。PHは私はその名をハイドン交響曲全集で知ったのですがこのオーケストラメンバーは1956年ハンガリー動乱の時に亡命したリスト音楽院出身者が中心でありその彼らが西ドイツで設立したのがオーケストラPHだそうで本盤演奏を通して聴いて感じた事は正直アンサンブルの詰めはもう一つなのですが民謡的な曲は特にその歌い回しに熱気・・・ティンパニーなどは存在感大・・・があり元自国の作曲家作品だけにある「自信」を持っての各曲進めが行われています。音色としてはオーケストラの素朴なベースとドラティの切れ味が良いブレンド具合を聴かせてくれます。オーケストラ・ビルダーそしてトレイナーとしての実力抜群のドラティは流石聴き応えある演奏運びをしております。ハンガリーのある村でほら吹きの名物男ハーリ・ヤーノシュが宿屋で自分の武勇伝を語り始めようとした時、傍にいた若者がハーックション!とくしゃみをする・・・こうしたユニークなスタートをする組曲「ハーリ・ヤーノシュ」は演奏トータルタイムが22’35でありケルテス/LSOによる1968年(一部1964年?)収録の異版同曲演奏タイム23’40より若干短くなっています。二種類の「ハーリ・ヤーノシュ」をじっくり聴き込むのもクラシック・ファンならではと言ったところでしょうか・・・。有名なバルトーク作品と同タイトルの「管弦楽のための協奏曲」(タイム@3’23A6’21B7’10)はバロック時代の合奏協奏曲をハンガリー風味で現代化した感じは先のバルトークの作品とは全く作風は異なった曲です。フリッチャイにより初演された交響曲「アルトゥール・トスカニーニのための思い出に」(同@10’14A8’06B7’25)は結構重厚な曲ですね・・・この曲にはドラティの別演奏が残っており1954年CSO(トータルタイム24’48)と 1968年ハンガリー国立O(同24’45)の各演奏です。「ハンガリー民謡孔雀の主題による変奏曲」(トータルタイム24’41)は民謡風テーマの変奏曲です。その他の曲もタイムだけメモしておきましょう。「ガランタ舞曲」(4曲トータルタイム15’37)、「マロシュセーク舞曲」(4曲トータルタイム12’23)・・・この曲も別演奏つまりブタペストSO (トータルタイム12’52)があります、「夏の夕べ」(16’45)、「劇場序曲」(14’07)、「厳格なメヌエット」(6’39)、「ハンガリー風ロンド」(8’36)。本盤併録のケルテス/LSOによる1969年録音の「ハンガリー詩篇」(トータルタイム22’51)は聴いておりませんがハンガリー出身のケルテスが、同郷のコダーイの管弦楽作品を振ったものなので間違いないでしょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

    一人のクラシックオールドファン さん

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  • ハーリ・ヤーノシュ。 テンシュテットはロンドンフィ...

    投稿日:2011/09/17

    ハーリ・ヤーノシュ。 テンシュテットはロンドンフィルとの演奏に優れものが多く、これは最たるすばらしいものと思う。またテンシュテットは民族色あるものがうまい。その他の合唱曲 無伴奏に関しては、楽しめるまでもう少し時間が必要になりそう。星は価格とハーリ・ヤーノシュに。

    アッキ さん

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  • コダーイの組曲「ハーリ・ヤーノシュ」は名曲中の名曲...

    投稿日:2011/05/14

    コダーイの組曲「ハーリ・ヤーノシュ」は名曲中の名曲であるが、最近では殆ど目ぼしい新録音が行われていないと言えるのではないだろうか。私も本盤の演奏を鑑賞するに先立って、CD棚を整理してみることにした。それを古い録音から並べて見ると、コダーイ&ブダペスト・フィル(自作自演盤)(1961年)、フリッチャイ&ベルリン放送響(1961年)、ケルテス&ロンドン響(1964年)、セル&クリーヴランド管(1969年)、オーマンディ&フィラデルフィア管(1973年)、ドラティ&フィルハーモニア・フンガリカ(1973年)、テンシュテット&ロンドン・フィル(1983年)、ショルティ&シカゴ響(1993年)、デュトワ&モントリオール響(1994年)、フィッシャー&ブダペスト祝祭管(1998年)となる。これ以外にもあるのかもしれないが、少なくとも私が知る限りにおいては、フィッシャー盤以降10年以上も著名な指揮者による新録音がなされていないことになる。実際のところ、最近発売された音楽之友社の「名曲名盤300選」をひも解いても、1993年のショルティ盤以降の推薦盤は皆無であることから、仮にあったとしてもめぼしい演奏はないと言ってもいいのではないだろうか(ペンタトーンレーベルから昨年フォスター盤が発売されたようであるが未聴。)。もっとも、前述に掲げた演奏はいずれも名演だ。ハンガリー系の指揮者が多いのは当然であり、それぞれに個性的な演奏ではあるが、基本的な性格としてはハンガリーの民族色豊かな演奏と言える。テンシュテットとデュトワの演奏が異彩を放っていると言えるが、デュトワは洗練の極みとも言うべき精緻な演奏、テンシュテットは細部にまで彫琢の限りを尽くしたドラマティックな演奏と言えるだろう。これらの演奏を踏まえた上での本盤のラインスドルフによる演奏であるが、これは徹底して即物的なアプローチと言えるのではないだろうか。ハンガリーの民族色には目もくれず、むしろドイツの交響曲に接する時のような堅固な造型美や重厚さが支配していると言える。ある意味ではドライな表現とも言えるが、それでいて素っ気なささえ感じさせる各フレーズの端々から独特の情感が滲み出しており、決して血も涙もない演奏には陥っていないことに留意しておく必要があるだろう。いずれにしても本演奏は、ドイツ風の重厚なアプローチによる稀有の名演と高く評価したい。併録のハンガリー民謡「孔雀」による変奏曲も、組曲「ハーリ・ヤーノシュ」と同様の即物的なアプローチによる重厚な名演だ。ボストン交響楽団も、ラインスドルフの統率の下、素晴らしい演奏を繰り広げており、本名演に大きく貢献しているのを忘れてはならない。そして本盤がさらに素晴らしいのはXRCDによる極上の高音質録音である。今から50年近く前の録音ではあるが、最新録音に限りなく近いような鮮明な音質に生まれ変わっていると言える。いずれにしても、ラインスドルフによる至高の名演をXRCDによる高音質で味わうことができるのを大いに喜びたい。

    つよしくん さん |40代

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  • 歌劇ハーリ・ヤーノシュの珍しい全曲盤。ケルテスはた...

    投稿日:2011/04/26

    歌劇ハーリ・ヤーノシュの珍しい全曲盤。ケルテスはたしかナレーター、セリフ入りの完全版?を録音しているが、この盤はセリフなどがいっさい入っていない。そうした欠点こそあれど私はこのフェレンチーク盤をファーストチョイスとして強く勧める。というのも肝心の演奏が、ケルテスとは比較にならないくらい素晴らしいからだ。

    miklos さん

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  • 「『飛べよ孔雀』による変奏曲」はハンガリーの風景描...

    投稿日:2011/02/01

    「『飛べよ孔雀』による変奏曲」はハンガリーの風景描写をしているかのように色彩豊かな曲で、コダーイの作品のなかでも特に好きな曲です。個人的には、代表作とされる「ハーリ・ヤーノシュ」よりも魅力的です。

    テリーヌ さん

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  • 若い日に聴いて感動した「交響曲」が入っているだけで...

    投稿日:2010/12/19

    若い日に聴いて感動した「交響曲」が入っているだけで買った作品集。この交響曲はあまり有名にならないのですが、心を柔らかくしてくれます。

    テリーヌ さん

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  • バルトークとコダーイは、共に現代音楽に突破口をあけた、20...

    投稿日:2010/09/18

    バルトークとコダーイは、共に現代音楽に突破口をあけた、20世紀音楽の旗手であった。ハンガリーという、音楽がイノベーションを起こすときに大きな影響を及ぼす、古くは東洋の音楽に通じた血筋の国。バルトークが没して、御子息ペータの手によって録音された戦友コダーイの無伴奏は、マイクをチェロの中に入れたのではと云われたほど、モノラール録音の極致ともいえる無類の傑作だった。曲自体はやや構成が弱いが、虎や豹の動きを見るような、東欧の人々の力動感と生命力は、コダーイの弟子シュタルケルによって完全に蘇った。これは、正に生一本という驚くべき演奏だと思う。

    黒熊怪 さん

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