クープラン、ルイ(1626-1661)

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CD 輸入盤

新しい組曲集 クリストフ・ルセ(チェンバロ)(2CD)

クープラン、ルイ(1626-1661)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMM902501
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


クリストフ・ルセ最新ソロ録音
1652年製ヨアンネス・クシェのオリジナル楽器を用いてのルイ・クープラン!
明瞭な発語、豊かで鮮烈な響き


フランス古楽界でオペラ(指揮)、そして鍵盤奏者として絶大な存在感を持つクリストフ・ルセ。最新録音は、鍵盤奏者としてのソロ。ルイ・クープランの組曲集です。
 フランソワのおじにあたるルイ・クープランは、17世紀鍵盤音楽史上重要な作曲家です。35歳で早すぎる死をむかえたルイは、「harmonist」としてその名をとどろかせており、その厚い和声と、効果的な場面で効果的に響くよう書かれた不協和音、すぐれた構築性などは生きていた当時から学者たちをはじめ玄人筋に喜ばれていました。ここに収録された作品も、どれも組曲ではありますが、紋切り型に終わらず、それぞれキャラクターが際だっており、ルイの偉大さを感じさせられます。
 フィルハーモニー・ド・パリの音楽博物館とハルモニア・ムンディのパートナーシップによって、博物館が保存している貴重な名器、1652年製のヨアンネス・クシェのオリジナル楽器を演奏してのレコーディング。名手ルセの真骨頂発揮で、楽器の明瞭な発語と、豊かで鮮烈な響きに驚かされます。
 AP006(現在廃盤)でもルイ・クープラン作品を取り上げていますが、曲目は重複しておりません。(輸入元情報)

【収録情報】
ルイ・クープラン:新しい組曲集


Disc1
● 組曲ニ長調(プレリュード/アルマンド/クーラント/サラバンド/ガイヤルド/シャコンヌ)
● 組曲ハ長調(プレリュード/ル・ムーティエ、シャンボニエール氏のアルマンド, クープラン氏によるムーティエのドゥーブル/クーラント/クーラント/クーラント/サラバンド/サラバンド/シャコンヌ/メヌエット/サラバンド/プレリュード)
● 組曲イ長調(プレリュード/アルマンド/クーラント/サラバンド/ジーグ)
● 組曲変ロ長調(プレリュード/アルマンド/クーラント/シャコンヌ/プレリュード/サラバンド/シャコンヌあるいはパッサカイユ)
● 組曲ホ短調(プレリュード/アルマンド・ド・ラ・ペ/クーラント/サラバンド)
● 組曲ロ短調(アルマンド/クーラント/サラバンド)

Disc2
● 組曲ヘ長調(プレリュード/アルマンド/クーラント/サラバンド/ジーグ/シャコンヌ)
● 組曲ト長調(プレリュード/アルマンド/アルマンド/クーラント/クーラント/サラバンド/ガイヤルド/シャコンヌ)
● 組曲ニ短調(アルマンド/クーラント/クーラント/カノンによるサラバンド/ジーグ/シャコンヌ・ラ・コンプレニャント)
● 組曲イ短調(プレリュード/アルマンド/クーラント/クーラント/サラバンド/サラバンド/ポワトゥーのメヌエットとそのドゥーブル)
● 組曲ニ短調(3つの楽章の小品/クーラント/クーラント/サラバンド/ガヴォット)

 クリストフ・ルセ(チェンバロ)

 使用楽器:1652年アントワープ製ヨアンネス・クシェ(オリジナル、国立音楽博物館コレクション、1701年にフランスに移動)
 使用楽譜:1985年に出版されたルイ・クープランのチェンバロ作品集(ポール・ブリュノール出版、デヴィット・モロニー新改訂、オアゾ=リール社、モナコ)

 録音時期:2018年1月
 録音場所:パリ、フィルハーモニー・ド・パリ内、シテ・ド・ラ・ミュジーク
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Suite D-Dur
  • 02. Prludium (003:04)
  • 03. Allemande (003:30)
  • 04. Courante (001:09)
  • 05. Sarabande (002:19)
  • 06. Gaillarde (002:19)
  • 07. Chaconne (001:56)
  • 08. 1. Prludium (002:23)
  • 09. 2. Le Moutier, Allemande De Mr. De Chambonnieres. Double Du Moutier Par Mr. Couperin (002:49)
  • 10. 3. Courante (001:34)
  • 11. 4. Courante (001:29)
  • 12. 5. Courante (001:25)
  • 13. 6. Sarabande (002:11)
  • 14. 7. Sarabande (002:20)
  • 15. 8. Chaconne (002:48)
  • 16. 9. Menuett (000:57)
  • 17. 10. Sarabande (001:25)
  • 18. 11. Prludium (003:20)
  • 19. 1. Prludium (001:40)
  • 20. 2. Allemande (003:20)
  • 21. 3. Courante (001:55)
  • 22. 4. Sarbande (003:02)
  • 23. 5. Gigue (001:42)
  • 24. 1. Prludium (001:36)
  • 25. 2. Allemande (002:09)
  • 26. 3. Courante (001:14)
  • 27. 4. Chaconne (002:05)
  • 28. 5. Prludium (001:47)
  • 29. 6. Sarabande (002:04)
  • 30. 7. Chaconne Oder Passacaglia (003:14)
  • 31. 1. Prludium (001:15)
  • 32. 2. Allemande De La Paix (002:49)
  • 33. 3. Courante (001:18)
  • 34. 4. Sarabande (003:36)
  • 35. 1. Allemande (003:04)
  • 36. 2. Courante (001:37)
  • 37. 3. Sarabande (002:27)

ディスク   2

  • 01. Prludium (001:39)
  • 02. Allemande (003:00)
  • 03. Courante (001:11)
  • 04. Sarabande (002:21)
  • 05. Gigue (001:22)
  • 06. Chaconne (002:30)
  • 07. 1. Prludium (000:58)
  • 08. 2. Allemande (002:53)
  • 09. 3. Allemande (002:40)
  • 10. 4. Courante (001:27)
  • 11. 5. Courante (001:31)
  • 12. 6. Sarabande (002:56)
  • 13. 7. Gaillarde (001:45)
  • 14. 8. Chaconne (005:13)
  • 15. 1. Allemande (004:00)
  • 16. 2. Courante (001:35)
  • 17. 3. Courante (001:43)
  • 18. 4. Sarabande En Canon (001:54)
  • 19. 5. Gigue (001:43)

ユーザーレビュー

総合評価

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Christophe Roussetは2010年にも、同じ仏HM...

投稿日:2019/03/23 (土)

Christophe Roussetは2010年にも、同じ仏HMからLouis Couperin作品集を出しており、今回の新しい作品集と合わせて(曲の重複が無いので)Louis Couperin全作品のほとんどを録音した事になるでしょうか。今回は録音のコンセプトが前回と異なるようですが(フィルハーモニー・ド・パリ所蔵の歴史楽器による初録音)、収録作品数も前回より遥に多い68曲、CD2枚にいっぱいいっぱいと非常にヴォリューム満載(前回は同じCD2枚に38曲)。Louis Couperinの演奏では数年前に、Richard EgarrによるCD4枚の全集が出てますが、Egarrの繊細を極めた演奏と比較すると、前回のRoussetのはどちらかといえば、構造的・構築的であり、Louis Couperinの重厚さ・劇性が強調された反面、細部の細やかさ、微妙な味わいにはまだ乏しい印象でした。今回の新録音、Roussetの基本的な姿勢は全く変わってないようですが、前回より重量級のCDであるにも関わらず、遥かに印象は軽やかで味わいが増しているように思います。構築的・劇的でありながら、決して重々しくがんじがらめにならず、全体で2時間半もの演奏がいつのまにか聴き通せてしまいます(前回は1時間半を聴き通すのがしんどかった!)。あまりにも月並みな文言ですが、やはり前回から10年を経たRoussetの円熟、としか言い様のないものが今回の新録音には表れているように思います(楽器の違いも大きいかも知れませんが)。もちろん他の奏者の録音に、これ以上のLouis Couperinの表現が無いわけではありませんが(1970年代のLeonhardtのDHM盤や、ごく最近のPinnockのPlectra盤!)、それでもEgarrの全集同様、現在求め得る最上のLouis Couperin演奏の一つとして、多くの古楽ファンにお薦めできる好演集ではないでしょうか。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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