CD 輸入盤

交響曲第8番 フルトヴェングラー&BPO(1949)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ARPCD0004
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

4種類存在するフルトヴェングラーのブルックナー8番は、どれもユニークな内容を持つ演奏として知られていますが、中でも最も強烈なのが、この1949年3月15日にベルリン・フィルとおこなったコンサートのライヴ録音です。
 前日の3月14日に、ダーレムのゲマインデハウスで放送用に収録された録音もTESTAMENTから発売されていますが、聴衆の有無や、ホールの響き、録音状態の違いなどもあって、印象は大きく異なります。
 この3月15日の演奏は、フルトヴェングラー流の動的ブルックナー解釈の極点を示すものとして有名なもので、第1楽章展開部後半での強烈なアッチェランドを伴うクライマックス形成や、第4楽章コーダでの激しい追い込みは、ほかの演奏からは考えられないカタルシスをもたらしてくれます。もちろんそうしたドラマティックなダイナミズムだけが凄いのではなく、たとえば第3楽章アダージョでは、楽員の共感に満ちた濃厚な演奏が、深い情感表現に結実していて、恍惚とするばかりの美しさをもたらしてくれるのが感動的ですし、そうした音楽が、紆余曲折を経ながらも次第にクライマックスに向かって盛り上がってゆくときのコントロールの巧みさ・迫真の音楽づくりは、フルトヴェングラーにしかできない非常に雄弁なものと言えるのではないでしょうか。
 肝心の音質は、前日の放送用録音に較べてたいへん条件が良く、当時のライヴとしては最良のクオリティで、超弩級のモンスター演奏を味わえるのが大きな魅力となっています。M&A、アルカディア、ドイツ協会盤などで出ていましたが、このCDは、いままで一番音が良かったドイツ協会盤に近いクオリティをもっているのが嬉しいところです。(HMV)

【収録情報】
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB.108(ハース版)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音時期:1949年3月15日(モノラル)
 録音場所:ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)

【フルトヴェングラーのブル8タイム】
1944 10/17:15:04 14:02 25:00 22:30 T.76:36 VPO ムジークフェライン
1949 03/14:15:47 14:14 25:20 22:56 T.78:17 BPO ゲマインデハウス
1949 03/15:15:33 13:41 24:57 21:55 T.76:06 BPO ティタニア・パラスト
1954 04/10:16:18 14:26 26:55 21:52 T.79:31 VPO ムジークフェライン

収録曲   

クラシック曲目

  • Anton Bruckner (1824 - 1896)
    Symphony no 8 in C minor, WAB 108
    演奏者 :

    指揮者 :
    Furtwangler, Wilhelm
    楽団  :
    Berlin Philharmonic Orchestra
    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : , Vienna, Austria
    • 言語 :
    • 時間 : :
    • 録音場所 : 03/15/1949, Berlin, Germany [Live]

総合評価

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TESTAMENTの3月14日の録音でも相当にすごい...

投稿日:2023/12/19 (火)

TESTAMENTの3月14日の録音でも相当にすごいと思っていたのに、3月15日のこの録音はさらに何かが憑依したような演奏ですね。ありふれたコメントですが、買ってよかったです。

JAZZMAN さん | 神奈川県 | 不明

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どなたも気にしておられないようなので、こ...

投稿日:2015/08/10 (月)

どなたも気にしておられないようなので、この時代のライブ録音は こういうもんなんでしょうかね・・・。 音質の問題ではなくて観客のセキ払い。 全編にわたって非常に目立ちました。 まあ何度か聴くうちに無視できるようになってきましたが。 演奏自体は音質を超えて躍動感と迫力満点。 ワクワクするものでした。

初心者 さん | 大阪府 | 不明

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スローなインテンポのブルックナーがとにか...

投稿日:2012/06/17 (日)

スローなインテンポのブルックナーがとにかく苦手で、ハッキリ退屈してしまいます。フルトヴェングラーのテンポが一番自然に聴こえる自分は異常なのでしょうか? 某有名評論家の言ったことを鵜呑みにすればそういうことになるのか? ブルックナーで最後まで集中して聴ける稀有な演奏だと思います。10倍くらい値段の高いHUNT盤も持っていますが、こっちの方が聴きやすいと思いました。やっぱり異常? 自分としてはシューマンの4番と並んで、大のお気に入りのCDなので、他人にどう思われようがどうでもいいです。(笑)

chanryuu さん | 愛媛県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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