クープランの墓、亡き王女のためのパヴァーヌ、『シェエラザード』、他　ブーレーズ＆クリーヴランド管、オッター(M)

知的な解釈が冴え渡る、ブーレーズによるラヴェル＆ドビュッシー作品集
歌曲集《シェエラザード》ではオッターも登場！

現代フランスの偉大な作曲家、指揮者のブーレーズが、フランスの黄金時代を築いたふたりの作曲家、ラヴェルとドビュッシーの作品集を録音。
　当アルバムには、ラヴェルのオーケストラ付歌曲、管弦楽作品とドビュッシーのオーケストラ付歌曲がバランスよく配置され、それぞれの作曲家の特徴を堪能することができます。
「作曲家はスコアを書くことに細心の注意を払っている。したがって、スコアにある何かを耳にしなかったりすることは大変悲しい」と語るブーレーズの言葉のように、この演奏からは、各楽器グループの配置や細かなセンテンスが透きとおるように聞こえてきます。またオッターの澄んだ歌声もラヴェルの官能の世界をつくり上げています。76分7秒収録。

・ラヴェル：歌曲集《シェエラザード》
・ラヴェル：クープランの墓
・ラヴェル：亡き王女のためのパヴァーヌ
・ラヴェル：古風なメヌエット
・ドビュッシー：神聖な舞曲と世俗的な舞曲
・ドビュッシー：噴水（《ボードレールの５つの詩》から第３曲）
・ドビュッシー：フランソワ・ヴィヨンの３つのバラード(+)

アンネ・ソフィー・フォン・オッター（オッテル）（Ms、シェエラザード）
アリソン・ハグリー（S、噴水）
リサ・ウェルバウム（Hp、神聖な舞曲と世俗的な舞曲）
クリーヴランド管弦楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)

録音：1999年４月、５月 クリーヴランド〈デジタル録音〉《４Dオーディオ・レコーディング》