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トップ > My ページ > sinfonia さんのレビュー一覧
検索結果:2件中1件から2件まで表示
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2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2017/08/03
この年代のデジタル録音はあまり評判が良くなくギラギラした固い音質など大いに議論されていました。CD化されリマスターが施されてとても聴き易くなっています。しかもこのカラヤン盤には彼自身の意向でLP用とCD盤用の録音が存在していますね(DVDや海賊盤は除きます)。A面からB面に切り替えるための大胆な頂上にてでの彼独自のフォルティッシモで終わるカット(これはいささか違和感を御簿ます)にびっくり!夜明けから日の出にかけて高揚感を演出したのはあのベルリンフィル特有のバスドラムのトリルのクレッシェンドの力強さはLPでは聴く者をわくわくさせたものでした。しかしそれがCDでは弱くなってしまって力不足感を覚えました。そして登山における彼方から聞こえるアルペンホルンの幻想的な演出にうっとりしたものですが、CDはしっかりステージ上でブォーブォーと吹かせていて肩透かしを食らった感が否めません。そして嵐と雷鳴でのウィンドマシン(おそらく電子音での演出)がLPでは迫力を随分堪能しましたがCDでは殆ど前面に出て来ず音楽を聴かせるための修正だったのかもしれませんね。今になって思うとこの曲に限ってはLP時代の音質が凄く迫力を覚えました。今はLPをCD-Rにコピーしたものを聴いてスクラッチ音も含めて楽しんでおります。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/05/14
ハラハラしながら聴いた全集である。音質の不安定なバランスや、濁りは各所に出ており第2番、9番には顕著であった。解説にはゆったりとしたテンポと記してはあったが、けっこう弄っている感がしてその点では楽しめた。音質でもう一点トゥッティでのオケの萎縮感と希薄感が否めなかったのは当時の録音技術による弱点を露呈させている。気持ちはよく分かるが9番のあまりにものテンポの遅さには胃もたれを覚えたのも事実。8番は以外と平凡。7番の深淵の底から湧いてくる第1楽章の音楽の絶え間ない流れには感動した。でもその他でのブルックナーの鳴り物では可もなし不可もなし。唯一の救いは最上の残響の良さだ!これぞオルガニストであったブルックナーの荘厳な和音の融和が見事再現されている。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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