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Review List of ドン・G・イテュリ 

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     2010/05/04

    明るく晴れやかな音楽の洪水。フルート・ソナタ「Undine」はやはり水の妖精をイメージして作られたのだろうか、幻想的な雰囲気が素晴らしい。どれも初めて聴く曲だったけれど購入して大正解。即お気に入りの一枚に加えさせていただいた。

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     2010/04/14

    これが新年を祝うコンサート?という感じで思い切り面食らう映像。しかもお楽しみのバレエ「時の踊り」(ポンキエッリ)は途中からの演奏だし、バレエ全体もお粗末としかいいようがない代物だし、「オテッロ」(ヴェルディ)のバレエ音楽では踊りでなしに男女の追いかけっこで誤魔化してるだけ。かろうじてロベルト・ボッレ様とグレタ・ホジキンソン嬢によるバレエ(しかも超短い!)だけは良かったかな・・・という訳で、これは不満の残るおすすめできない一枚だ。

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     2010/04/14

    何と申しても大御所エレーナ・オブラスツォワの貫禄勝ち。フランス語歌唱も流石にうまくこの役が(当時40代で老け役には違いない)彼女の当たり役の名に恥じない名演唱だと思った。それにしても彼女だけカーテン・コールがメチャクチャ長かったわー。楽しみにしていた第2幕のバレエ・シーンはかなりカワイコブリッコ的演出だったけれどまあこれはこれで面白い。衣装も及第点を差し上げよう。演奏時間の長さを感じさせない良い舞台記録だと思った・・・で、この値段なら納得!

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     2010/04/14

    確かによく弾き込んだと思われる「ロマの歌」ではあるが、どっこい他の曲も中々どうして素晴らしい演奏でとても楽しませてくれる一枚だ。どれもがスペイン民族色豊かな中にほんのり品の佳さが漂う逸品ぞろい。ヤン嬢のヴァイオリンも艶やかで美しい。

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     2010/04/11

    レクォーナ賛美者として超おすすめの一枚。どれもが美しく、悩ましく、楽しく、「ラテンの古典」といえる曲の数々を堪能できる。トーマス・ティリーノのピアノも乗りがよく蓋し名演。全28曲入り!

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     2010/04/11

    恥ずかしながらP・シュライヤーのテノールを聴いたのはこのアルバムが最初であり、フェランドのアリア”恋のそよ風”を勉強するためだった。エレガンスを感じさせる歌というよりも、「ちょっとこれは真似が出来ない!」みたいな歌い方と緩急自在さに「フムフム」としきりに感心させられたし、勿論今も参考にさせて頂いている。全体の演奏については文句なく素晴らしいのではなかろうか。

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     2010/04/11

    マンドリンという楽器の持つ「美しい響き」の可能性を極限に近いところまで引き出す事に成功した!としか表現の仕様がない、これは実に素晴らしい演奏記録。カラーチェという人も流石は「歌」の国の作曲家、どれもが繊細にして華麗な作品に耳を奪われる。

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     2010/04/11

    生まれ故郷南仏の香りは希薄。オケとヴァイオリンのバランスも良いし、古典派の流れに沿った格調の高さも感じさせる佳品だが、何となく盛り上がりに欠ける作品群でもある。こういった曲は聴き込んでいくほどに良さがわかるのかもしれない。

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     2010/04/10

    まさにドン・ガブリエル好みの企画だし、録音状態も悪くない。が、看板に偽りあり!まず一点目に「ジュディッタ」からのアリア”熱きくち付け”はドイツ語歌唱であること。それと「ロシアの皇太子」では編集のまずさからか故意に消音したり音量を上げたりと言う信じられない処理がされていて興ざめ。その他が素敵なだけに本当に残念。それにしてもレハールの曲にフランス語歌唱はベスト・マッチ!

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     2010/03/21

    官能的で蠱惑的な雰囲気を漂わせる二大ヴァイオリン・コンチェルトが良質な録音で一度に堪能できる、これは最良の一枚。ヴェラ・ツウのヴァイオリンは細い線だが強靭な芯を持つ。この持ち味を武器にむせ返るようにロマンティックなコルンゴルドとダイナミックな部分と流れるように歌う部分の対比が面白いゴルドマルクの魅力を存分に引き出していると言えよう。

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     2010/03/21

    古今のギター・ソロ曲オンパレード!&ドルイ本人の作品も入り全41曲!でこの値段。ギター音楽大好きなアナタならこれを買わない手はない。演奏は勿論良いし、心に染み入るような美しい小品も発見出来ると言う楽しみもある。

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     2010/03/21

    「秋の詩」、「グレゴリオ旋法による協奏曲」は近代曲でかつマイナーな曲ではあるものの大変な美しさを持つ秘曲。ヴァイオリンのシムシコはきらきら流れるアルノ河ような曲作りをしている点も素晴らしい。

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     2010/03/20

    オニールと言うテノールの声には不向きなベッリーニ歌曲かもしれない。その代わりヴェルディ、ドニゼッティ歌曲は素晴らしい。かのニコライ・ゲッダが言うように「何でも歌えるものではない。」のだ。

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     2010/03/20

    オペラ・アリアはヴェリスモ系のみなので個人的には参考に出来ない。ただし「イザボー」「ロドレッタ」(いずれもマスカンニ)等のテノール・アリアが聴けるのは嬉しい・・・しかもジーリの声で!。カンツォーネも「Passione」の最後などではかなりドラマティックな歌いぶり。でも、うまい!「Cinefollia」「Dimmi tu primavera」(いずれもビクシオ)はのりのりで最高!スキーパにしろジーリにしろ偉大な声楽家でありながら、より庶民的なこういう曲もレパートリーとしていた事は素晴らしい。

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     2010/03/20

    再版が繰り返された「バレエ音楽の探求者」ボニングを俯瞰したものと言える。遺憾なのは編集の段階で独断と偏見により?切り捨てられた曲・・・勿論レア物・・・がある事。特に以前のタイトルで「オペラのバレエ音楽」の中の”Lament de Ariane”等だ。その代わりと言っては何だが「アルザスの情景」「劇的情景」(以上全てマスネ)が入っている。またLP時代に泣く泣く売り飛ばした「La peri」(ブルグミュラー)が再び入手できたのは感動物!これで「悪魔と四人」(アダン)が入っていればほぼ完璧。「ジゼル」(アダン)の”Peasant Pas de deux”がブルグミュラー作曲である事ぐらいは知っておいて欲しい。

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