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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/10/07
'12年発表。C/Wを集めた作品にして、この密度。バンドの引き出しと、その中身の濃さに改めて圧倒される好企画盤だ。DVD「CS Channel」収録の初CD化@を筆頭に、キッチュなメロディと関西弁のコンビネーションに痺れるC、ハマり過ぎのネッド・ドヒニーのカバーGなど名曲・名演たっぷり。締めは“忘れないで”“涙なんて流さないで”と歌われる未発表曲L。完璧な終幕です。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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8人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/09/30
'12年発表。山下達郎のルーツである'50〜'60年代のアメリカのポップ・ミュージックは、日本のメイン・ストリームにはほとんど存在しない要素だと言っていい。つまり彼の音楽は(どれほどヒット曲を出そうとも)この国においては完全なアウトサイダーであり、本作に収録された49曲は、世間とのズレや的外れな批評と格闘しながら、自らが志向する“本来のポップスの在り方”を貫き通してきた戦いの歴史なのだと思う、大げさじゃなく。[Disc 2]Jに象徴される、“額に汗して働く、市井の人たちのために歌っていたい”という姿勢も素晴らしい。
8人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/09/29
'12年発表。既視感があるようでレトロなようで、しかし実はどこにもなかった音で、じつにフレッシュ。このストレンジ感こそが両者の交差している地点ということなのだろう。 ブラスバンドを従えるのは、セイント・ヴィンセントことアニー・クラークからの提案だったという。このプロジェクトの色合いを明確にする役割を果たしているその発想により、ここではアフロ/ファンク、ニューオーリンズ、ジャズ…と管楽器をフィーチャーした多様な音楽性がかい間見られる。その点はバーンに寄っていると言えそうだが、ただ、どの曲もモロそれ風には落とし込みきっていない。ところどころで微細な打ち込みをうまく使用し、チェンバー・ポップの感触も埋め込むなど、肉体性や高い熱量に傾くのをサラリとかわしているのだ。そして主役ふたりの歌はしなやかで、全体に冷静なトーンと風通しの良さがキープされている。2年半という時間をかけただけはある練られ方。
'12年発表。いや、まさかここまで大変なことになってようとは…。レッチリ脱退後の本格第一作となった本作は、基本的にほぼ彼一人の演奏。そんで宅録となるとあの極北のデビュー盤を連想するが、ここでは打ち込み全開、それもクラブ系なんかでなく、ジョンの脳内旅行的なマッドネスがぽろぽろ。でもどこかポップで当人の意欲がみなぎってて、つい聴いてしまう。ザッパが生きてたらこれに近い?とか妄想。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/09/23
。12年発表。昨年夏、各フェスに出演して話題を集めた、斉藤和義と中村達也の2人組。無頼派と評されたりもするが、1stは両者が協調とせめぎ合いを繰り返すながら、MANNISH BOYSとしての感情の起伏を楽曲化。調子っぱずれなガレージ・サーフ@や、シンプルなリフにポップ感と不穏な空気が交錯するB、猥雑なエレクトロ・サウンドの上で中村達也や独白するCと、得体の知れなさ加減が刺激的。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/09/23
'12年発表。デビュー25周年を飾る18thは曖昧にして想像力を刺激するタイトルどおり、多面体のディープな一作。オーディエンス参加型のグルービーなライブ曲Aをリードに据え、パッと聴きは陰より陽、月より太陽を感じさせる手触りなのに、聴くほどに黄昏が滲み出すような感覚があるのは、どこか酩酊をまとっているから。多重構造で仕込まれたBUCK-TICK節の甘美な毒に、耳から魂を侵食される。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/09/22
'12年発表。噺家の姿か?ジャケットは。落語で語られるような、何気ない日常にあるおかしみや面白み、そこで繰り返される諸行の無常は、たしかに本作と通じるものがある。かつてのZAZEN BOYSはもう少し虚無感を見せていた印象があるが、4年ぶりの新作では余白というか、遊びの部分がやや広がっている。 リフを軸にしながら広がる硬質な音像。そのココロは緊張感を抽出したファンクであり、冗長さを排したプログレであり。ツェッペンも時々顔を見せるし、練り込まれたアンサンブルはマスロック的でもある。このワザこそがまた高度な落語のようであり、修練のイメージも重なる、が…風通しが以前よりいいような。歌詞にしても、たとえばDあたりは、意味が深そうで実はさほどでもなさそう、みたいな感触を覚えたりする。 とはいえ、日本のロック界でさらに孤高の域に入りつつあることも感じる。もっとも向井秀徳にはそれが似合っているか。思えばナンバーガールの解散からもう10年。厳粛さとせつなさ、ユーモアとペーソスを袖の中に入れて生きる男の後ろ姿が見える。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/09/17
'03年発表。オヴォルのマーカス・ポップが、ベルリン在住の邦人女性クリエイター、トヨダ・エリコと結成したユニットによるデビュー・アルバム。最初はエリコの録音物のリワークからスタートしたとのことだが、大半のトラックはテクノロジーを駆使したエクスペリメンタルな印象を与えるものが多い。生楽器も使用しつつ、いわゆるポップスとは異なる刺激で脳の凝りをときほぐしてくれる作品だ。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/09/15
'76年発表。「ピョコッ、ピョコッ」というアトムの足音を始め、非凡なSFサウンドを聞かせた、大野松雄が手掛けた『鉄腕アトム』の効果音を集めた前例のないレコード。ビート・オシレーターなる測定用の発振器とリング・モジュレーター、現実音などを素材に、テープ変調で様々な音を取り出す手腕は見事。またマンガの「ドバーッ!」「バキューン!」などの擬態語を、人間の声を電子変調して再現する“オーラル・サウンド”は大野松雄の発明品。翌年、米国でも放送され大ヒットするが、アニメ黎明期で動きが稚拙だった『鉄腕アトム』がディズニーやハンナ=バーベラの国民にウケた背景に、大野サウンドの功績があったことは異論の余地はあるまい。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/09/09
'12年発表。前作もそうだったけれど、まるで日本の石庭のような侘びと寂び、行間(スペース)を重視したシンプルで、だからこその1音1音に強いこだわりとスキルを求められる音。ダブっぽい要素も多く含まれた前作以上にミニマムゆえ、いかにその歌声やサウンドが力のあるものなのかがわかる。残響や強烈な重低音が控えめになった代わりにスティールパンなど、違った要素も組み込まれてるのも気になるところ。SIMPLE IS BEST、そしてその静かな主張こそNEW LOUDだなと納得。Fを始め、アタックの強い音の置きどころや歌い回し1つで冷静でモダンなサウンドがエモーショナルなものに豹変するのもクール。耳を澄ませたくなる繊細に構築された作品だと思う。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/09/09
'12年発表。リミックス・アルバム第4弾到着。布袋寅泰の@や相対性理論のCをはじめ、20代〜70代まで様々なミュージシャンの、ジャンルはヒップホップから童謡までの幅広い音楽全11曲を再構築している。オリジナル以上にコーネリアス・オリエンテッドな作品集だ。
'12年発表。音が際立って美しいなと思ったら、フェニックスなどを手掛けているカシアスのフィリップ・ズタール・ミックス!なるほど納得。1つ1つの音の配置と強弱が絶妙のバランスで、彼女の最大の武器である憂いのある声がより効果的に印象的に届く。声がいいだけでなく、歌が上手い…、ストーリーテラーなのだなと今回初めて気づきました。ここ2作位、個人的には以前より重い感じがあって、好んでは聞いてなかったのですが、良い意味で『SPEAKING FOR TREES』や『YOU ARE FREE』の時のライトで風通しの良い感じと以降のブルージーなムードがミックスされている。今の彼女魅力が十分引き出されている作品だと思います。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/09/08
'12年発表。約1年2ヵ月ぶりの8th。抑制されたサウンドの奥にドラマが感じられるB。妖艶に反復するリズムに自然と腰が揺れてしまうC。なんらかの儀式を連想させられるサイケデリックなE。美しくメロウなH。ほとんど祈りのようなI。振りきれそうで振りきれない、そんな独特の世界観は中毒性ありまくり。初回限定デラックス盤にはレア・トラックを収めた[DISC 02]とブックレットが付属。
'12年発表。イカれてる。そんでこの人、フックのあるいいメロディもなにげに書けるだよなー。前作でブレイクしたアリエル待望の新作は、持ち前のサイケ・ポップの浮遊感の中に時たまフォーク・ロックの香りも漂ったりして、その脳内のヤバい感覚をのびのびと発揮している。真人間と狂人とのバランスが際どいところで成り立ってるこの感じ。夏のレイジーな気候に合いすぎ。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/09/08
'12年発表。鈴木正人やTore Johanssonなどおなじみのプロデューサー陣と組んだ12作目。宣言のような詞が印象的なミディアム・ポップ@。レゲエ風の曲調に乗せ、さり気なく地球環境について歌うG。ソウル・テイストのメロウ・チューンI。といった12からはBONNIE PINKという人間が何を考えて生きているかが、そしてどんなときも希望を追い続けていることが、はっきり感じられる。
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