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　2011/09/04

ラトル＆BPOのさわやかな印象を与えてくれるスペイン曲集です。シャブリエの「狂詩曲スペイン」のリズムの刻みかたに顕著に表れています。アタウルオ・アルヘンタ指揮スペイン国立放送管弦楽団の「これぞスペイン！」の演奏もすばらしいですが、ラトル版もそれに匹敵する、名演だと思います。
ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」もセゴビアなどギターの名手が演奏している盤に比較して若々しさを感じる演奏だと思います。
ラフマニノフの「交響曲第２番」もラトル流のしっかりとした解釈に基づく演奏で非常に好感が持てます。
ＮＨＫＢＳプレミアムで放送されたヨーロッパコンサート２０１１を拝見した限りでは、観衆の反響も大変よかったように感じました。