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カプチーノマックス さんのレビュー一覧 

検索結果:88件中61件から75件まで表示

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     2014/12/22

    ジャケットのイメージとは全く違って爽快なフュージョンでした。全曲ハズレなしの粒ぞろいですが、似通った曲調なのが少し難点なので、星はひとつ減らしました。ドライヴの時、ランチの時、家の片付けなどなど、肩の凝らない楽曲が流れる続けるので、いろいろなシチュエーションで聴けます。

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     2013/08/27

    60年代、70年代の自由を追い求めたりメッセージを強く打ち出す時代が終わって、若者が退屈になってきた社会背景から出てきたパンク。
    そのパンンクも当初の尖がりが柔らかくなってきた頃の映画で、そういった時代背景を思い出ました。
    尖がりたいんだけど、なぜか軟弱になってしまう、日本ではバブル全盛。英米は、落ち込んでいく時代だったような。
    こんな仕事があるんだとはじめて知ったアメリカらしい職業であるローン返済の滞った車の取立て業者にしかたなくなってしまった青年が主人公。
    美形の黒人女性がその職場を仕切っていて、働いているのは、癖のありそうなオヤジたち。
    主人公の親はいかがわしい宗教に洗脳されてしまっているし、宇宙人の死体を運ぶオヤジ、
    頭カラッポのパンク野郎など、登場人物たちもストーリィ展開もオフビート。
    生真面目な映画人には顰蹙を買いそうな出たとこ勝負的な話についていければ楽しめるのでしょうが、ところどころであくびがでてしまったのも事実。
    時代の空気を織り込んだ作品なので、当時なら拍手喝さいと、面白く観ることができたかもしれませんが、
    制作されてから二十年経った今、心底からは楽しめませんでした。
    宇宙人の死体の始末をどうつけるのかといったところが見物だったのですが、安易というか、これしかなかったかなあという結末。
    でも、混沌としつつあった状況に希望を持たせて、後味はよかったので、これでOKでしょう。

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     2013/08/27

    イスラエルの3人のモサド隊員と旧ナチでユダヤ人を人体実験に使った医師を巡るサスペンス。
    60年代の出来事と現代を巧く結びつけています。始まりはやや堅苦しく重苦しくて、
    このトーンで行くと観ていて辛いなあと思っていたのですが、中盤からはグイグイと話に引き込まれていきました。
    構成が良くできていて、あれっ、さっきと違うと思った瞬間から、だんだんと謎が紐解けていく後半がよかったです。
    第二次世界大戦という背景があってこそのストーリィなのですが、戦争云々をさて置いて、ミステリィとしてよくできています。
    戦争が絡んでいるので、最初はとっつきにくさがありましたが、戦争が背景にあることで緊張感が出ていることも確かです。
    そして、サスペンス的な要素だけでなく、人間の感情の描き方も見事。
    特に全世界に共通の心の持ち方である誠実であることのたいせつさをしっかり描いている点が評価できます。

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     2013/08/27

    「アタック・ザ・ガス・ステーション!」のレビューです。
    日本以上に韓国の若者たちは仕事については厳しい状況になっているらしいのですが、それが十年以上前からだったということが本作から窺われます。
    韓国は相当な競争社会で脱落したら戻れないような過酷な状況にあり、本作に登場する暴走する若者たちも社会から脱落してしまい、
    行き場のない感情を何の罪もないガソリンスタンドの経営者と従業員そして給油に来た客に向けます。
    当然、観ているこちらとしては反感を持ちますが、映画が進むに連れて、その反感が不思議なことに共感に変化します。
    悪いことなのですが、暴走する4人の若者たちの中にある優しさ、物事を素直に見る視点に共感してしまいます。
    善良な人たちが、さほど被害にあっていないというのもそう思わせられる原因でしょうか。
    しかし、観終わって感じたのは、暴走に走るということは、強さが足りないのではないかと。
    ぎりぎりのところで歯をくいしばって、自分を奮い立たせていれば、もっと別のよりよい道があったのではないでしょうか。
    つい先日「女王の教室」が韓国でリメイクされ視聴者の共感を得ているという記事を日経電子版で読みましたが、
    過酷な状況の社会で生き抜く厳しさを身につけること、しかし自分のことだけではなく周囲に配慮することを忘れないこと
    が大切だといったことに共感が集まっているように思います。
    安易なことに流されるのではなく、人は強く優しく生きなければいけと、笑いながら考えさせられる作品でした。

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     2013/08/20

    テーマパークでは人気があるアトラクションの「お化け屋敷」ですが、映画となると呪われた洋館といったものはあっても「お化け屋敷」そのものを扱ったものはあまりないように思います。本作は、「アトラクションとしてのお化け屋敷」を舞台にして、ホラー映画お決まりの誰がどういう順番で、どういう殺され方をしていくのかといったパターンで話が展開します。しっかりと作られた良作です。練られた脚本で感心しました。まず演劇の練習のシーンで登場人物それぞれの個性を鑑賞者に紹介するというのが巧い。これで、しっかり人物を把握できます。役者志望の6人の若者がお化け屋敷に幽霊役で雇われるのですが、そこで恐怖に遭遇するはめに。お化け屋敷なので、いろいろな化け物がいて、それらの造形も面白い。前半はコメディのノリで進みます。ところが、殺戮が進むにつれコメディの度合いが薄れてシリアスに。そして、ラストのオチは、そこでこうするか、といった残念なオチ。もっと素直に終わらせればいいのに。使い古されたオチで、ガッカリなのですが、最後の最後がエッと思う終わり方。ではあのオチは違うのか?いったい???しかし、頭を切り落とされた男が検死の時は…なので、あのオチで終わりでしょうか?う〜ん、どうなっている−と言ったつじつまが合わない箇所もあり、混乱しますが、楽しめるホラーでした。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/19

    この限定セット、バラで買うよりも高いですが、大形ポスターとポストカードがついているので、よかったです。
    (以下、「コフィー」のレビューです。)
    典型的な安っぽいB級映画だろうとあまり期待せずに観たのですが、どっこい極めつけの面白さ。
    パム・グリァーの魅力が爆発。タランティーノ監督が彼女を敬愛するのが理解できます。
    可愛くもあり、姉御っぽくもあり、危機的状況における知性も持ち合わせ、ヌードになっても健康的と、
    映画に出てくる男たちもそうですが、これじゃあパム・グリァーにぞっこんになります。カッコいい。
    そのパム・グリァーが妹の仇である麻薬組織に挑む。
    70年代なので、敵は今よりもこじんまりとしていますが、そこに女一人で勇気と知恵と美貌を武器に戦いを挑む。
    映画のテンポが抜群によく、だれることなく、面白いシーンが次々と展開していきます。娯楽映画の極み。
    切れ目なく面白い場面が続いて、画面に釘付け。こんなに楽しめる映画を作る才能は天才的。
    パム・グリアーに目を奪われがちですが、物凄く面白い映画を作ってしまった制作スタッフも素晴らしい。
    音楽については、これまではブラック・ムービィで使われるファンク系の楽曲を映像なしで聴くと良いとは思えなかったのですが、
    夜の街を走るシーンのギターのカッティング音などやたらカッコよく、映画に似合っています。
    とにかく、痛快、痛快。たぶん当時の映画館ではラストシーンでは、拍手が巻き起こったのではないかと思います。
    タランティーノは、この映画からいろいろ学んでいます。たぶんお手本にしています。
    爽快感も十分に味わえるタランティーノの「ジャッキー・ブラウン」よりも数倍面白いアクション映画。
    「フォクシー・ブラウン」は、未だ観ていませんが、楽しみです。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/19

    典型的な安っぽいB級映画だろうとあまり期待せずに観たのですが、どっこい極めつけの面白さ。
    パム・グリァーの魅力が爆発。タランティーノ監督が彼女を敬愛するのが理解できます。
    可愛くもあり、姉御っぽくもあり、危機的状況における知性も持ち合わせ、ヌードになっても健康的と、
    映画に出てくる男たちもそうですが、これじゃあパム・グリァーにぞっこんになります。カッコいい。
    そのパム・グリァーが妹の仇である麻薬組織に挑む。
    70年代なので、敵は今よりもこじんまりとしていますが、そこに女一人で勇気と知恵と美貌を武器に戦いを挑む。
    映画のテンポが抜群によく、だれることなく、面白いシーンが次々と展開していきます。娯楽映画の極み。
    切れ目なく面白い場面が続いて、画面に釘付け。こんなに楽しめる映画を作る才能は天才的。
    パム・グリアーに目を奪われがちですが、物凄く面白い映画を作ってしまった制作スタッフも素晴らしい。
    音楽については、これまではブラック・ムービィで使われるファンク系の楽曲を映像なしで聴くと良いとは思えなかったのですが、
    夜の街を走るシーンのギターのカッティング音などやたらカッコよく、映画に似合っています。
    とにかく、痛快、痛快。たぶん当時の映画館ではラストシーンでは、拍手が巻き起こったのではないかと思います。
    タランティーノは、この映画からいろいろ学んでいます。たぶんお手本にしています。
    爽快感も十分に味わえるタランティーノの「ジャッキー・ブラウン」よりも数倍面白いアクション映画。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2013/08/16

    カラスの絵が署名してある匿名の手紙が多くの人に届き、手紙によって町中が疑心暗鬼に陥るというサスペンス。この設定で、冒頭から映画に引き込まれました。手紙の差出人は誰かという犯人捜しになるのですが、手紙を軸とした愛憎渦巻く人間関係が面白い。そして、その人間関係の描写が素晴らしい。登場人物が個性的で判りやすい。ひとりひとりに特徴があるというのはミステリィでは重要な要素になります。似通った人物がいたり、没個性的な人物が多いと複雑な人間関係になると混乱してしまうことがあるのですが、本作は性格描写が見事な上に役者の好演も手伝って、とてもわかりやすい。人物描写が優れています。おまけにモノクロの映像の利点を生かした影の表現など映像も工夫されていて素晴らしい。そして、極めつけは、どんでん返し。ラストの二転三転するドンデン返しの連続には、いったいいつまで続くのドンデン返しが!と、唖然としてしまいました。

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     2013/08/14

    売れっ子プロデューサーを演じるハーヴェィ・カイテルを軸に音楽業界の内幕を描いた作品。
    アース・アンド・ファイアーがバンド役で登場し、メロウでファンクな楽曲を少し聴かせてくれます。
    60年代後半から70年代初頭までは、反戦や自由を謳歌しょうなどのメッセージを発していたポピュラー・ミュージックの世界ですが、
    それが70年代の中盤に一転し、ディスコ・ブームとともに娯楽性が前に出てきたように思います。
    芸術性が後ろに下がって商業的な成功に重きが置かれるようになってくる。
    お金が稼げなければ、音楽で生計を立てて継続して活動していくことはできないので、
    商業化もいたしかたないことで、音楽業界もビジネスが優先される。
    特にアメリカはビジネス、ビジネス、なにがなんでもビジネスの世界で、夢があるように見えるショウビジネスの世界も他の業界と同じ。
    この映画はそんな風潮に一石を投じてはいるのですが、それでも現実的な内容でした。
    音楽を扱った映画はドキュメンタリーやミュージカル、ファンタジー、アニメーション、
    アイドル・スターを前面に押し出した作品には良い映画があるのですが、
    伝記ものを含めた人間ドラマが主体になる作品だと面白くなくなります。
    駄作の極みの「ロック・オブ・エイジズ」に代表されるように、ろくな映画がありません。
    その理由のひとつがドロドロとした舞台裏を見せられることで、嫌気がさしてしまうからかなと思います。
    本作は、それほど酷い映画ではありませんが、
    アース・アンド・ファイアーの音楽が持つ爽快感が感じられない、すっきりしない作品でした。

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     2013/08/14

    3Dとストップモーションアニメーションの相性は良いと感心した秀作「コララインとボタンの魔女」
    の制作スタッフの作品ということで期待しましたが、傑作「コラライン」には遠く及ばない作品でした。
    3Dがまだ珍しかった「コラライン」公開当時と違ってシネコンでは3D作品を何か必ず上映しているという昨今、
    3Dに慣れてしまったせいなのか「コラライン」の時のような感動がなく、
    画面が明るく広く感じる2Dで観た方がよかったかなと思えるほど3D効果が感じられない映像。
    となると、魔女伝説プラス死者が見える少年という設定の面白さを生かした
    ストーリィ展開の妙や感性といったところに興味は移るのですが、こちらも特段抜きん出た点はありません。
    全体的な本作品の印象は悪くはないのですが、キラリと光る何かがありません。
    期待が大きかっただけに劇場で観た時にはガッカリしました。
    観終わって感じたのは、アニメーション映画の制作におけるティム・バートンの凄さ。
    「ナイトメア〜」「コープスブライド」「フランケンウィニー」で描き出されたバートン監督の持つダークな世界の色彩感覚、
    キャラクターの造形などから感じる繊細で大胆な感性。比較してしまうと物凄く大きな差があります。
    一人の天才には束になってもかなわないのでしょう。
    そして、もう一つの本作の欠点は、ファンタジー系の洋画に多いパターンなのですが、終盤のバトル。
    戦いが始まると、繊細さや情感が吹き飛び、騒がしいだけのつまらない世界になってしまうというパターンに陥っています。
    ヒーローものではないので、バトル・シーンは不要でしょう。バトルが延々と続くと、うんざり。
    と、期待が大きかったために辛口なことを書きましたが、それなりに楽しめる映画です。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/14

    荒野に赤い血の色の文字が浮かび、ルイス・エンリケ・バカロフ作曲マカロニ(スパゲッティ)・ウェスタン「ジャンゴ」の曲がそのまま流れる冒頭、これはタランティーノ監督のマカロニ・ウェスタンへのオマージュかと思いましたが、いえいえ違います。
    マカロニ・ウェスタンの体裁を借りてはいるものの、作風は現代的で、マカロニ・ウェスタンのような荒唐無稽でチープな面白さは抑えてあり、堂々とした娯楽大作となっています。なおかつ、今回は社会派の様相も。
    学校で詳しく習わないためによくわからなかったアメリカの人種差別の酷さが描かれていて、勉強になりました。南北戦争以前の奴隷制度の酷さを提示しています。その頃の大農園の様子がわかります。表面的には綺麗な大邸宅を中心に農園があるのですが、そこで働く黒人奴隷は人間扱いされておらず、それがどういうものなのかがよくわかりました。
    そして、強烈なのが、その雇い主である白人以上に酷い黒人。利己的に同族さえも売り払う黒人が存在していたことに驚きました。そういった差別の温床である大農園を取り巻く人間模様。
    主役は黒人奴隷から賞金稼ぎに転じたジェイミー・フォックスが演じるジャンゴなのですが、おいしいところはそのジャンゴを救い、教え、援助する相棒役のクリストフ・ヴォルツが持っていきます。カッコいい。粋な欧羅巴風の英語で喋るセリフが最高。最後の信念を貫く姿勢には感動しました。ジャンゴに発する最後の言葉がしびれます。私にとっては、この映画は彼が主役。
    黒人を助けて正義を貫くのが、アメリカ人ではなくドイツ人というところが、自国であるアメリカを嘲笑するタランティーノの最高の皮肉でしょう。アメリカ人といってもこの当時の南部のアメリカ人は、ほぼ全員バカっぽく描かれています。特にKKKらしき集団のアホぶりには笑えます。差別主義者を笑い飛ばすタランティーノ監督のセンスの良さ。
    監督は今回は意図的にグラインドハウス的なお遊びは抑えたのか、歴史、正義感といったものを強く印象づける傑作娯楽大作になっています。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2013/08/08

    カルト映画となっているオリジナルは未見です。オーメン他、怖い子供の話はありますが、ここでは視点が違っています。
    超能力とか精神的な問題とかがキィになっているのではなく、純粋無垢な子供たちが自然に怖い。これが不思議です。
    超常現象の世界なのに、なぜか子供たちが自然に恐ろしい事をするようになってしまったような、
    不自然な作り事の世界が自然な流れのように思えてしまうのが不思議です。それがこの映画の魅力でしょう。
    誰しもが思いつきそうでなかなか実行に移せない微妙なアイデア、意識的に悪事を働いているのではなく、
    無垢な子供が自分の意思に反しておかしくなってしまっていて、
    そのために主人公たちが子どもたちに手をかけることを躊躇してしまうというところにこの作品の妙味があります。
    それと、舞台がリゾートっぽい色彩のある島で、暗い夜に話が展開するのではなく、
    明るい陽射しの中の場面がほとんどなのも印象をよくしています。
    昔の映画っぽい作りになっているのは、オリジナルの味を出そうと意識したものと思いますが、
    70年代の趣が漂う(70年代に作られたといわれた信じてしまうかもしれない)のもよかったです。

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     2013/08/08

    ゾンビ映画大量発生の昨今、見飽きたはずなのに、
    なぜか気になりゾンビ映画を借りてしまうというのは、魅力のある題材なのでしょう。
    ロンドンの中で、ドがつく下町に住むコックニーたちがいかにゾンビに立ち向かうかといった本作、映画の出来栄えは、まあまあでした。
    コメディなので、ゾンビの描写については特段新しいものはありません。ダラダラと練り歩くだけ。
    主役はふたりの若者兄弟プラス従妹ですが、それ以上に目立つのが、その子どもたちのおじいちゃん。
    ナチスを蹴散らした過去を誇る闘士。こちらが本当の意味での主役。
    このおじぃちゃんの気風のいいしゃべり、行動が素晴らしい。泣ける。
    おじいちゃんの活躍を見るだけの映画と言い切ってしまってもよいぐらいの大活躍。シュワちゃんもスタローンも顔負け。
    このおじいちゃんなら「エクスペンダブルズ」からお声がかかりそう。
    といった、まあまあ楽しめるアクション・ホラー・コメディ。
    2人の会員が気に入ったと投票しています
    .

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     2013/08/08

    豆腐屋、コーヒー店、バー、銭湯といった水に関係のある職業を通じたゆるやかな人間関係が描かれる。
    「めがね」などの一連のスロー映画を作ってきた制作スタッフが作っていて、
    「東京オアシス」がとても退屈なつまらない作品だったので心配でしたが、これは波長がピッタリ合いました。
    本作が先に作られているので、これがうまくいって「東京オアシス」を作ることができたのでしょうか。
    京都の中の水の綺麗な場所を選んだのが正解です。
    ともすれば眠くなってしまうふわふわの手ごたえのない環境映像のような雰囲気だけの作品なので、
    ヘタをすると、これなら観光地を紹介するテレビ番組でも見た方がマシということもありえますが、
    ギリギリ、フィクションの世界が成立しています。
    また、この手の作品では、そこに描かれる風景が観る人の好みであるかどうかということが重要にもなりますが、
    この作品が描く風景は、よかったです。まあしかし、真面目に画面をじっと見つめる映画ではなく、
    お茶を飲みながら、お菓子を食べながら、のんびり鑑賞する類の作品でしょうね。

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     2013/08/08

    このところゾンビものだらけのホラー映画ですが、本作は、ゾンビではなく幽霊を扱っていて、最近では珍しい。
    これで出来がよければいいのですが、残念ながらハズレ。
    日本も含めてアジアのホラー映画は欧米物と違い心理的な恐怖が幽霊に結びついて、ものすごく怖い作品が出てきたりすることもりますが、
    本作では幽霊の出現する理由が判然とせず、背筋が凍りつくような怖さがありません。
    タイ語が全くわからないので字幕に頼るしかないのですが、主役のキャビン・アテンダントの過去と幽霊出現の因果関係がよくわかりませんでした。
    肝の部分が曖昧でしたが、その過去を回想する説明の場面をもう一度観直すほどの作品でもありません。
    脚本が練られていないのが最大の欠点。場当たり的に適当に話を進めていっています。
    これといった見せ場もないし、印象に残る場面はラストの飛行機の窓に映る美形のCAの顔ぐらい。
    タイ映画の珍しさといったことぐらいしか観る意味がないような作品。

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