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歴マン さんのレビュー一覧 

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     2010/07/30

    世の人々が喜び、褒めてくれるということと、(正しいと)認めてくれるということは違う。
    誰も責めなければ、人は悪いことをしても何も反省しなくなる。
    誰もこれを読む義務はないが、読んで損はないだろう。むしろ読まないと損するかもしれない、いろいろな意味で。
    最近、無実の人たちを凶悪殺人の加害者であるかのようにネットで中傷したという人たちがいたとニュースで知ったが、おかしいのはネットだけではないということがこの本を読むとわかってくる。つまり、そういったことは他人事ではなく、誰もが被害者、いや、加害者になる可能性もある。
    自虐的でないということと、無反省であるということは全く違うことである。

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     2010/07/27

    本を読む前に、望む結論が決まっている人は読むことをやめておいた方がいいでしょう。

    世の中がよくなるよう、悪くならないよう自分では何の努力をすることもなく、嘘でも出任せでもいいから自分たち以外が悪いんだ、自分たち以外が愚かで悪意ある人間なんだとしてもらえれば満足だという人たちも読まない方がいいでしょう。

    本を読むことは覚悟がいる行為です。もしかしたら「こんなもの読まなければよかった、知りたくないことを知ってしまった」と後悔することになるかもしれない。
    でも、読まなければ事実が消えてくれるなんて都合のいいことはない。
    そして、自分が読まなくても、他人が読まないという保証はない。
    本というのは或る意味、人によってはとっても怖いものとなるのです。

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     2010/07/27

    人の痛みがわからないだけなら、まだ人として悪とは言えないかもしれない。
    だが、人の痛みをわかろうとしない、人の痛みを思わないのはよくないことだ。ましてそんなことをカッコイイと思うなら、それこそ人として悪だろう。

    この本を多くの子供たちに、いや、大人たちにも読んでほしい。
    正直、読んでいて辛くなった。悲しさ、やりきれなさ、重いものが心に残る。でも、読まなければよかったとは思っていない。

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     2010/01/05

    この書籍にあるのはフィクションの世界の話ではない。現実の事件の話である。だから読まずにいても、事件をなかったことには出来ない。それゆえに正直、読んでいて辛くなる。こんなことが現実の地上において行われていたのかと、どうにも言いようのないやりきれなさ、恐怖、怒り等々を感じるばかりだった。だが、読んだことを間違いであったなどとは思わない。読まなければ、読んでいない人間より少し世間知らずの人間が一人増えることになっただけだろう。
    この本を読むのはとても辛く、重いことだったが、それくらいのことが出来ないようでは「人の痛みを知ること」など到底不可能だろう。
    何の罪もない人間の命が無惨、理不尽にもうしなわれるという社会ははたして健全か。
    この社会は、本当に理不尽な人たちを「モンスター」などと言ってもいいくらい、これまで長い間、理不尽なことに怒ってきたか、理不尽なことをなくすよう必要な努力を懸命にしてきたと胸を張って言えるのか。この本を読むと、どうもそうは思えなくなる。言い方を変えれば、そんなに世の中の人たちが理不尽を憎み、悪いことを防ごうと懸命に日々努力していたなら、この本に書かれている事件など起こりようはずがなかったのではないか。世の中が悪くならないように大した努力もせず、むしろ苦しむ被害者たちを黙らせて問題意識をみんなが捨てれば悪いことはないことになるとばかりに悪いことを散々罷り通らせておいてから、「悪いことをする人たちがいるのは困ったものだ」というのは、自分たちの満足や後ろめたさの払拭のために言っているだけであり、苦しむ人たちへの思いやりはそこにない。それははっきり言えば「してはならなかった」という反省ではなく、「しなければよかった」という後悔、単なるエゴにすぎない。

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     2009/12/25

    昔、或るマンガで、人類初の南極点到達を目指して進みながらも、たどりついた南極点に既にアムンゼンのノルウェー国旗が立っているのを見て愕然とし、その後で悲劇的な全滅をするスコット隊の話が描かれていたのを読んだことがある。スコットらの無念は私の想像など到底及ばぬものであったろう。
    昨今、テレビや書籍等で「アポロは月には行っていない」「人類の月面着陸は捏造映像だ」といったようなアポロ陰謀論が世に広められた。
    こうしたことを本気で心底信じてしまった人たちが、
    「それならば自分が人類初の月面到達をはたしてやる。俺は月のアムンゼンになるぞ」
    なんてことを思ってしまったら、大変なことになる。苦労をして月に行ってから、やっぱりアポロは月に行っていたと知ってしまったらどれほどの苦痛となるか。
    冒頭にあげたスコットの無念の思いを、他の誰かがまた味わうようなことがあってはならない。だからこの本を、多くの人に読んでほしいと思う。

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     2009/12/23

    「トンデモ本の世界」シリーズがこんなにまで続いてしまっていることが、世の中にとっていいことなのか、よくないことなのか。
    世の中にそれだけトンデモ本がいっぱいある、それを読んでいる人間がいるということではないか。こう言っては何だが本来ならば、こんなものはネタギレになって出てこなくなるのが世の中のあるべき姿ではあるまいか。でも面白いと思ってしまう。出てきてくれて嬉しかったと思っている自分がいる自己矛盾。

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     2009/12/23

    人を疑わない人間は、単なる怠け者にすぎない。
    人を信じることがどこまでもイノセントな「正義」「純粋」というものであるという人たちは、振り込め詐欺を助けているといわれても今後、文句を言うなと言いたくなる。
    我々は時々、勘違いしているのかもしれない。「都合がいい」ことと「正しい」ということを混同していないか。前者のことは多くの人が褒めてくれるから、何となく後者のように思えてしまう。そこが怖い。
    例えば「凶悪殺人で人が理不尽に死んでも、死んだ人は加害者への重罰を望まず、のこされた人の幸福だけを願っている」なんていわれると、誰もこれを責めない。そう思えば気が楽だから。別に死者の声を聞いて確かめたわけでもないのに。
    だいたい、生きている人の心だってわからないのに、何で死者の心ならわかるのだ? 生きている人の心だってバラバラで世の中大変なのに、何で死者の心は一様なのだ?
    冷静に考えれば、いくらでもツッコミが出来る。でも都合がよければ多くの人がその妄念を共有するのが社会の人々の現実だから困る。
    非現実が現実を翻弄する。こんな矛盾、こんな滑稽を誰も非難せず、むしろいいことのように言っている社会は大変だ。
    学力がどうだのモラルがどうだの人々はよく言うが、世の中を悪くならないよう努力もせず、むしろ悪くなるように仕向けておいてから、そんなことを言っても、それはただの自分勝手だろう。火のついた煙草を投げ捨てて大火事を起こしておきながら、
    「煙草を捨てたくらいで火事になる社会は防火体制が悪い」
    なんていうのは自作自演というものだ。
    前置きが長くなったが、この本に書かれている、いわゆる「超常現象」の真相は、おそらく多くの人が本当だと思っていたこと、思わされていたこととは違うことも多かろう。
    騙されないためだけでなく、人を騙さないようにするためにもこの本を多くの人に読んでほしい。私はこの本を学校の教科書にしたらいいのにとさえ思っている。
    人を不当に疑うことにも、人を安易に「信じる」ことにも責任は伴う。

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     2009/12/23

    テレビで放送されてたあのコワーイ映像はいったい……?
    「2012年に人類が滅亡する」なんて予言が本当にマヤ文明に残されているのか?
    この本は言うなれば箱舟だ。人をウソや恐怖から救ってくれる。

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     2009/12/21

    世の中にはトンデモないことが書いてある本が沢山ある。
    そのトンデモないことを世の中は黙って看過している。
    この現実は恐怖か、滑稽か。

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     2009/12/21

    塩をなめれば辛いと思い、砂糖をなめれば甘いと思うのが世界共通の反応だと思うが、本の場合はそういうわけにはいかない。同じ本を読んでも或る人には笑えても、或る人には己の心の卑しさを見破られたようで恐怖の書に思えることもあるだろう。この本は特に、人それぞれによって味わいは異なるだろう。

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     2009/12/21

    世の中とは何と面白いものに満ち溢れているものか。景気も悪い、酷い事件も相次いで、どうも暗い気分になりがちですが、案外、人の世の日常には面白いものが沢山あるようです。この本を読むとそれがわかります。
    面白いものがたとえ身近にあっても、それが存在するとわからなければ楽しめることもない。
    当たり前ですが、お笑い番組はテレビの決められた時間・曜日にならないと放送されません。しかし本というものはいつでも好きな時に、都合のいい時に読めます。言うなればこの本は「24時間営業コンビニエンスお笑い芸人」といった表現がぴったりあうのかもしれません。

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