Product Details
ISBN 10 : 4776201887
Content Description
政治家からマスコミから知識人から一般大衆まで、嘘の責任感と情報と道徳観を振り回して、人質になった女子供を魔女狩りのようにバッシングしたあのイラク邦人人質事件。本書の題材は、そのイラク邦人人質事件である。だが、ことはあの事件の検証だけでは済まない。わしは見てしまったのだ、嘘をメディアと共謀で増殖させ、責任逃れのために弱者を生贄に捧げたこの国の人々の非道さを。日本国民よ、いいかげんに自分の姿を直視しなさい。あの事件は今現在の日本人の卑小さを映し出す鏡なのだ。
目次 : 総論 あえて邦人人質を擁護する/ 詳論1 ご都合主義の「自己責任」論/ 詳論2 日本政府が本当にやったこと/ 詳論3 政府御用・産経新聞の大虚報/ 詳論4 陰謀説に狂った知識人の群れ/ 詳論5 歪める「ネット言論空間」/ 結論 ヨロンのバカ―情報操作に踊った日本人の心性
【著者紹介】
小林よしのり : 漫画家。1953年福岡市生まれ。福岡大学卒。大学在学中の76年に「東大一直線」でデビュー。大ヒット作「おぼっちゃまくん」で第34回小学館漫画賞を受賞。90年代に入ると、思想・社会・事件をテーマにした「ゴーマニズム宣言」で言論界に波紋を起こす。現在「新ゴーマニズム宣言」を雑誌「SAPIO」に連載中のほか、雑誌「わしズム」(幻冬舎)の編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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投稿日:2010/07/30 (金)
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