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トップ > My ページ > Gongon さんのレビュー一覧
検索結果:3件中1件から3件まで表示
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3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/12/19
ハイティンクという指揮者の演奏を初めて聴き、度肝を抜かれた音源。 はじめは1楽章冒頭のファンファーレのバックに登場するトロンボーンの響きに釘付けになったのだが、これを皮切りに、その後音楽を聴き進めていくにつれ、それまで私があまり耳にすることのなかった、真面目に丹念に楽譜上の音を再現する事による、音楽の情熱を感じさせられた。 今まで何気なく聞いていたようなパッセージひとつひとつに意味が込められ、聴き手に届く。 ハイティンクとベルリンフィル(とフィリップスも?)という組み合わせで初めて可能になった演奏かもしれない。 どのような事情があったかは知らないが、このティクルスを中断してしまったレコード会社は、このことによって貴重な音楽資産を生み出すきっかけも失ってしまったことになろう。 年齢が気になるが、今後もしシカゴ響との演奏がリリースされれば・・・。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/12/05
下に40年間…という方がいらっしゃいましたが、私は20数年ですのでまだまだですね(笑)。 私が購入したころは、1番と3枚組で7300円で購入しました(ジャケ写は、タバコ片手のバーンスタインです)。 このSACDは持っていませんが、通常CDでも、今聴いても40年以上前の録音であるハンデをほとんど感じさせることのない録音だと思います。 でもこっちだとどんな音がするのか、触手が動いてしまうのも事実…。 全体的にテンポが速めですが、聴いていてほとんど違和感はありません。おそらく指揮者が考えた、説得力のあるテンポ設定だからではないかと思われます。そして、その速いテンポに対し、NYPOは弾き飛ばすことなく、各パッセージをきちんと処理している様子が窺えます。そして、それぞれのパッセージは訴求力のあるメッセージとして聴き手の耳に届きます。 冗長・緩慢な箇所はほとんどなく、そうかと言って弾き飛ばさない演奏、と言えるのではないでしょうか。 セッション録音で、明らかに編集を施した個所が認められますが、それでも、オケの演奏技術・集中力が無ければ、指揮者の情熱だけでここまでの演奏はできなかったでしょう。 この時期の同コンビの演奏水準を考えると、本演奏は極上の部類に入るのではないでしょうか。 録音も、ドライなフィルハーモニックホールではなく、マンハッタンセンターであったことも恵まれていたと思います。 これまで新録音含めた、10種以上の異種録音を聴いてきましたが、いまだ本録音を超えると感じられるものはありません。 購入当時は、派手なヴィブラートを掛けたC管トランペットがかっこいいなあ位にしか思いませんでしたが、今聴いても、高校生当時の回顧をはるかに超えた演奏である事を認識させられました。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/11/24
久しぶりに音楽を聴きこむ機会が本CDで得られました。 第1楽章冒頭を聴いた印象は、聴きやすい音質だなあということです。 このシリーズは初めて聴いたのですが、聴く前は、ショルティ・デッカ時代の硬質でギンギンなサウンドも覚悟しておりましたが、随分と柔らかくなったなあと感じました。 首席奏者の世代交代もあったと思いますが、シカゴ響は最弱奏から最強奏まで幅広いダイナミックレンジを誇っていました。 ただ、これは録音の影響もありそうで、ライブとは思えないほどの静寂感と強奏時のクリア感は、録音技術の賜物でしょうか。 ちょっと大げさに書くと、ボリュームに気をつける必要があるほど、とでも言えましょうか。 ハイティンクは80歳とは思えない指揮ぶりで、オケを良くコントロールしていると思いました。やや余裕をもったテンポで、一音一音を大事に魂を入れていく、やや粘着質なやり方は健在だと思いました。また、上記にも関連しますが、静と動の対比が特に印象的でした。 さすがのシカゴ響もライブのせいか、若干のミスが散見されましたが、まあほとんど気にならないでしょう。 ハイティンクとシカゴ響の「硬派」な性質が結び付いた、あたらしいシカゴサウンドではないでしょうか。今後が楽しみです。 また、既出の他シリーズも聴いてみたくなりました。 もっと早くこのコンビの演奏を聴きたかったものです。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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