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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/25
主人公が妻の死を告げる序章。そこから出会いの時間に戻って、夫婦の紆余曲折の物語が始まる。読めば、誰もが愛おしくなる園子を、偽りのモデル募集で知り合った主人公は彼女に一目惚れして、幸運にも付き合うことになり、結婚まで出来てしまう。しかし本当の仕事はラブドールの製作会社に勤務していて、園子はそのモデルになっていた。この嘘から、夫婦には徐々に信頼がなくなり、お互いに秘密を持つようになり、幸せだった関係が壊れてゆく。その関係を取り持つのもラブドールというのが興味深い設定でした。果たして、夫婦は愛を取り戻せるのか。ラストには悲しいけれど感動に包まれます。
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不良少年2人に娘をレイプされた挙句に殺害されてしまった父親が、少年を追いつめてゆく物語。警察やマスコミにも、娘を奪われた父親を憐れむ空気になるが、現代の法治国家日本では復讐は認められない。しかし、法の裁きに委ねてしまえば少年法というリミッターがかかってしまう。現実社会でも頻繁に発生する少年犯罪をどう裁くべきかを投げかけてくる衝撃作。
銭湯を舞台にした家族の物語。女将が余命が短い病になってしまうところから家族の秘密が明らかになっていくが、一つずつ困難な問題を母なる者の持つ大きな愛で包み込むように解決していく。彼女が死ぬ前に決意したやらなければいけないことは、この家族の土台をどんな揺れが襲っても崩れない強固な礎にすることだったのだろう。そして、その根底には彼女が眠っているのだ。涙腺決壊必至の映画も是非ご覧頂きたい。
有能な夫と一人娘に恵まれ羨むような生活をしている塔子だが、同居する義理の親との微妙な生き方の違いや、優しいが独善的な夫との間に少しずつ隙間が出来ている。自分が我慢すれば、この程度の隙間は埋められると思いながら幸せを装っているが、偶然、昔の恋人と再会したことから、その隙間の意味が自分を偽っていることだと認識してしまう。一度、それが分かってしまうと、本当の自分になりたいという自我が加速しながら大きくなり、それはもう後戻りできないスピードになっていくのだが、きっかけは快楽だったりすることもあるということを教えてくれる。
テニスが趣味の30歳の主人公はステーキ店を経営していて、遊ぶ金には困らない。家庭がありながらも、モデルをしている女性と付き合ったり、ステーキハウスの視察と称してブラジルに旅行に行き、刺激的な経験もしていく。成功への道を進む人間のステップアップが読者に疑似体験をさせてくれる。平凡な人間から見れば羨む生き方でもあり、浅はかな人間のようにも映るが、きっとほとんどの成功者は、こういう生き方に疑問を持たずに前へ前へと進んでいくのだろう。それはシャンパンの小さな泡が次々と浮かんでは消えていくのと同様なのである。 若い人達に読んでもらって、人生への刺激とするべき一冊。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/21
日本のヘビーメタル・アーティスト達のインタビュー記事が多く読めるムック本です。特に注目はジャパメタ創成期にデビューした後、J-POPのチャートでも大ヒットして一躍世間にも認められた後、活動を緩やかにして、近年、メタルへの最接近をしてメタルファンを喜ばせた浜田麻里のロングインタビューだろう。波のあった活動の裏側で何が起こってたかが本人の口で語られている。
サイボーグの兄妹を持つ人間がアメリカで探偵事務所を開くが、様々な事件に巻き込まれながらも、その超人的な能力で乗り切るストーリー。このサイボーグの技術がナチチの開発というところが興味深い。果たして、彼らがアメリカに来た理由とは。
ユリゴコロとタイトルのついた手記を自宅の押入れで見つけた主人公が、読み進めていくうちに、その筆者が殺人を繰り返す人間だということを知る。そして、その正体を知り、苦悶するが、その殺人者の無垢なる愛情を最後に目の当たりにする。 この落差に、読む者はカタルシスを感じる。
原作、コミック、映画とその表現が変わる様が面白い。小説は文字のみだが、絵が付くために多少のアレンジが必要になるストーリーです。ユリゴゴロとタイトルのついた手記を発見し、読み進める序盤は同じだが、男性か女性もわからない時点では絵も影のようになっている。 手記を読み進めると、その筆者が殺人を繰り返す様が描かれている。 果たしてこの筆者は誰なのか、次第に明かされていく家族の秘密。急展開を迎える下巻へと話しは流れていく。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/18
ノモンハン事件に端を発した悪なる存在との戦いの物語。時代と次元を超越して対峙するファンタジーだが、ディテールが鮮明でフィクションとして片づけられない。ソ連軍の指揮下にある蒙古兵の想像を絶する拷問があまりにも恐ろしい。
元寇を題材にしたコミック。世界を席巻したモンゴル帝国が日本にまでその領土を広げる為に襲来した。最初に迎え撃ったのは対馬だった。 圧倒的な数で島を飲み込もうとする蒙古軍に対して、坂東武者が全力で抗う。フィクションであるが、圧倒的な画力とストーリー構成が説得力を持って迫る。
幼い頃にボクサーだった父を試合で亡くした元気が、その試合の相手だった現在の世界チャンピオンと遂に対戦する。そこには、友情のようなものさえ感じられ、ただの敵討ちの物語より深みを増す。ボクサーにはまったく向いてない心を持つ元気が真っすぐなまま世界戦にたどり着いて、試合後には祖父母の元に帰っていく様も何か解放された気分にさせてくれる。 傑作を連発する小山ゆうの初期金字塔のような作品。
日本人とユダヤ人は同祖だったという論の証拠を新選組の沖田総司を追い求めるという物語。日本の文化や言葉に見られるユダヤとの共通点が提示されていて興味深い。出来れば、もっと長編で更なる共通点を比較して貰いたかった。
何と言っても表題作が素晴らしい。言語学者が異星人とのコミュニケーション方法を手探りで見つけながら、地球の未来の危機を回避しようとする物語。このコミュニケーションを習得することで、思考も変わり、それは時制までも超えてしまうというのが凄い発想でした。 これを短編でなく、長編にして更なる物語を作って欲しいと思ってしまいます。
砂漠の女王の3部作が秀逸です。エジプトのクレオパトラ、ユダヤのサロメ、パルミラのゼノビアという砂漠の歴史に遺る3人の女王が1つの魂の甦りだったという設定が興味深いが、ヨハネの首を刎ねたサロメが知るイエスの正体に驚愕しました。
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