ねじまき鳥クロニクル 第1部

村上春樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103534037
ISBN 10 : 4103534036
フォーマット
出版社
発行年月
1994年04月
日本
追加情報
:
20cm,308p

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ノモンハン事件に端を発した悪なる存在との...

投稿日:2021/04/18 (日)

ノモンハン事件に端を発した悪なる存在との戦いの物語。時代と次元を超越して対峙するファンタジーだが、ディテールが鮮明でフィクションとして片づけられない。ソ連軍の指揮下にある蒙古兵の想像を絶する拷問があまりにも恐ろしい。

Kooさん さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • キク さん

    以前読んだときは、その複雑な構成の物語にただただ圧倒された。でも、この歳になって読み直して思う。この小説は「妻をめぐる冒険」なんだと思う。「僕は彼女のことを最後までよく知らないまま年老いて、そして死んでいくのだろうか?そのような未知の相手と生活を共にする僕の人生はいったい何なんだろう?あとになってわかったことだが、そのとき僕はまさに問題の核心に足を踏み入れていたのだ」以前読んでたときは結構素通りしてた文章だったけど、多分これが核心なんだ。村上春樹が核心だと書けば、それは絶対に核心なわけなのだから。

  • NAO さん

    何ということもないちょっとした変化から、それまでの日常が大きくゆがんで変化していく。こういった構図はこれまでに読んだ村上作品の中でよくあるものだが、『1Q84』を先に読んでしまっているからか、『1Q84』との類似点の多さに驚いた。いくつも出てくるキーワードは、これからどういう風に話と絡んでくるのだろう。強烈なインパクトがあった間宮中尉の体験談もきっとこの話の中でとても重要な役割を持っているのだろうが、それはいったい何なのか。不穏な空気が漂うなか、先に進むしかない。

  • 拓也 ◆mOrYeBoQbw さん

    スリップストリーム長篇。あらすじにも有る様に、世田谷の裏路地の枯れた井戸から二次大戦末期の満州〜ソ連抑留、秘密の倶楽部と様々な象徴的な話が語られる中、一人の女性の深淵に踏み入る事を中心に物語が進められます。SFやファンタジーで言う所のテレパシーや憑依、幽体離脱的な描写も多く、入り込むのに時間が掛かる方も多いと思いますが、「他人との共感」という、コミュニケーションの基本でありながら最も難しい部分を喪失したらどうなるか?その本質が作中に感じられたら、読み易く面白い手法だと思いますね〜(・ω・)ノシ

  • 林 一歩 さん

    数え切れないほどの再読。何度読んでも新たな発見があり面白い。村上春樹氏とスティーヴン・キングの長編は読み終えると無性に疲れます。心地良い疲れだけれど。第二部へGO !

  • 林 一歩 さん

    本当に久しぶりの再読。心身ともにタフな状態でないとこの作品は読めない。現在、タフな状態ではないけれど…。皮剥のシーンは何度読んでも鳥肌が立つ。暗喩だらけの序曲といったところか。

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人物・団体紹介

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村上春樹

1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。 1979年、『風の歌を聴け』でデビューを飾り、群像新人文学賞受賞。

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