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iron3K さんのレビュー一覧 

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     2021/07/19

    スローテンポで穏やかなソウルナンバーのみで構成されたアルバで、同時期の『ツイストで踊りあかそう』とは好対照をなしている。ちなみに、9曲目はベスト盤“Portrait Of A Legend”に収録されている曲のリレコーディングで、ストリングス入りのアレンジになっている。ブルースペックCDの効果があるのかどうか分からないが、2011年リマスターは極めて良好で、サム・クックの歌の上手さが際立って感じらられる。

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     2021/05/08

    タイトルになっており、映像のメインである、Blue Note Tokyoのライブ自体はとてもとても素晴らしい。この映像を中心に他のライヴをボーナス的に収録していたのならば五つ星。実際には他のライブを細切れに挟んでおり、しかも、ふぁんくらぶ祭2008の映像はライブ以外の映像が随所に入っている。映っている当人にとっては一生の宝物であろうが、自分のように萎えるファンも実際にはかなりいる筈である。また、及川光博氏とのジョイントライブは若干浮いている気がする。それらの点で☆1つ分減点せざるをえない。もし未編集の映像が残っているならば、編集し直してBlu-ray Discにして再発して欲しい。ともあれ、清志郎のファンには必見であることに違いはない。

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     2021/05/07

    ハイレゾCDの紙ジャケは、人型の下半身ダイカットと2つ折りインサートのバットの切り込みを再現しています。即ち、その気になればバットを(下品に)ダイカット部分に挿入することができます。尚、デジタルリマスターやリミックスされている音ではないので、お世辞にも音が良いとは言えませんが、Bad Sideのパンキッシュな音と歌詞にマッチしており、聴き慣れると全く気にならなくなります。このアルバムのそこら辺が気に入っている方には是非にお勧めしますが、高額ですので、苦手な方にはお勧めできません。

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     2021/05/05

    当日、武道館にいたファンは音を聴けば13年を経た今でも活き活きとその場の情景を想起できるかもしれない。しかし、自分を含むファンは映像があるかないのかで大違いである。特に、「いい事ばかりはありゃしない」でチャボが登場する場面や「チャンスや今夜」でステージ上に多くの女性して、チャボが「来てよかった」という場面、また随所での梅津和時さんのコミカルな演奏の姿はその最たるなものだと思う。清志郎の声が出きれていない部分はあるが、それがマイナスに感じることがないくらい素晴らしい。特に、冒頭の「JUMP」からチャボが歌う「コーヒーサイフォン」までの流れは秀逸だと感じた。あえて言わせてもらうならば、日本の全ロックファン必見の映像作品である。

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     2021/05/02

    言うまでもなく、チャボが参加後の最初のアルバム。前年のシングルからこのアルバムあたり当たりが勝負をかけている感じで、一番力が入っているような気がする。自分はアルバム発売当時、小学生だったのでリアルタイムで聴いていたわけではないのだが、歌詞は随所で時代を感じさせるものの、適度にポップで曲も良くて聴きやすく、個人的には全く聴き飽きない。日本のロック史上に残る名盤だと思う。ハイレゾCD盤は、デジタル・リマスターのうるささがないのも良い。少々高価だが、RCの熱心なファンにはお勧めしたい。

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     2021/05/02

    RCの場合、熱狂的なファン(マニア)が多いであろうから不足分の指摘はわからなくもないが、プロモ限定の「マリコ」が入っていないのは不思議ではない。評者自身はチャボが加入したいわゆる「全盛期」に小学生で、中学・高校時代はほぼ洋楽中心だったので後追い。そのような人間からすると、このコレクション全体の編集方針を記したライナーを付けて欲しかった気はするが、良好な音質でほぼ全てのシングルがきちんと聴けるので満足である。

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     2021/04/28

    言うまでもなく、一昨年にJAGATARA 2020として再結成したJAGATARAの記念すべきファーストアルバム。個人的な話で申し訳ないが、評者が彼らを知ったのは1989年発売のこのCDが出て暫くしてからであり、当時、日本のロックを馬鹿にしていた自分はかなりの衝撃を受けたことを記憶している。特に、1曲目は時代をこえた名曲だと思うし、8曲目のクニナマシェも素晴らしい。2分に満たない6曲目などは18禁である。間違いなく1980年代の日本のロックを代表する名盤である。

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     2021/04/25

    平安京の行政を、京職(きょうしき)という行政職に焦点を当てて論じている。本書によれば、街路や側溝の清掃は行き届かず、橋の修復も容易ではなく、整然とした状態には維持されていなかったという。パンデミック以前には世界的に有名な観光地となっていた京都だが、都として造営され、栄華を誇っていた時代の都市環境は立派なものではなかったようだ。尚、ほとんどの固有名詞にはルビがふられており、興味深く読み通せた。20年前の一般読者向け小著だが、一読の価値があるように感じた。

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     2021/04/25

    本書は、内容詳細に書かれているように、インターネット上で「世界経済評論IMPACT」に発信されたコラムからなっており、一番古いもので2012年10月、最新のもので2020年7月に及んでいる。その点が極端にマイナスになっている感はないが、随所で内容に重複があり、特に第一章の「原子力」で顕著である。また、元のコラムそのものが一般読者向けではない感があり、若干読み難い。それらの点を差し引いても、アメリカにおける「シェール革命」の進行中の日本への影響を論じた第4章、LNG(液化天然ガス)の本格利用は日本で始まり、いまや極東・アジア地域全体に広がりつつあることを紹介した第5章などはとても興味深く読んだ。著者の橘川氏のこの10年間の評価は、電力・ガス小売り自由化のように改革が進行した分野の除き、全体的には否定的・批判的である。個別の論点を別として、その点には多くの読者の同意するであろう。昨今のエネルギー問題/事情に関心がある人には一読の価値があるが、興味がある人は先ず図書館に当たってみることをお勧めする。

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     2021/04/24

    本書は東日本大震災の半年後に出版され、原発依存脱却への道を論じている。10年前の新書を読む価値はあるのかと問われると、十分にあると答えたい。日本における原子力発電の展開とその社会構造、海外における脱原子力の状況を概説している部分は今なお有用である。ドイツの方針転換は当時大いに話題になったものの、2015年以降のテロと移民問題で後景化してしまった感は否めない。が、本書を再読する中で原発の全廃年限が来年の2022年であることが思い出された。そしてその問題に関して語られる「討議デモクラシー」は極めて重要である。本書で論じられた諸点の中には、電力自由化など実現したものもあるが、村井知事の女川原発2号機の再稼働同意など原子力発電の若干の揺り戻しもあり、二酸化炭素の大幅削減がお題目と論じられている現在、この10年間を振り返る意味でも一読に値する。

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     2021/04/21

    昨今では地球温暖化の起点とみなされるが、産業革命とは何かと問われると、答えに窮する人は少ないのではないだろうか。本書を読めばその答えが出るとは言い難いが、理解の手助けはしてくれる。世界で最初の「産業革命」の背景と同時代的意味、並びその重要性を最新の研究成果を用いてこれでもかという感じで論じている。本書の主題から外れるが、産業革命という言葉を初めて使ったのが、(ほぼ)同時代のフランス人である一方、ヴィクトリア時代のイギリスでは普及しなかったこと、そして環境革命だとかシェール革命など「〜革命」という言い方の中に、ある種の影響が感じ取れることが興味深い。小著の中にやや盛り込みすぎの感が否めないが、「産業革命」に少しでも関心がある人には必読である。

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     2021/04/19

    アメリカ合衆国建国から19世紀末までの歴史的展開を概説している。土地制度の基本やフロンティアという語の本来的意味への言及があり、奴隷制時代のアメリカ黒人の生活など社会史的視点も踏まえている。四半世紀前の一般読者向けの小著としては現在でも有益に思われる。なのであるが、一点奇妙なのはカリフォルニア・ゴールドラッシュという19世紀半ばの世界史的出来事を事実上無視していることである。

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     2021/04/18

    江戸時代の「里山」と民衆の関係史。昨今、人里に近い二次林を「里山」と呼んで美化する傾向があるが、本書の論点を要約すると以下の通りである。近世農村地帯の「里山」は概して高木が少なく草地が多かったのだが、その理由は単純であり、農業生産を維持するために多量の植物由来の肥料を必要としたことにある。17世紀を通した人口増加と農地開発の結果として草山・はげ山化が進行し、関西の一部などでは土砂流出などの水害に対する藩を超えた広域的な対策が必要とされた。口語訳された史料や図版も含まれており、約100頁の小著にしては読み応えがあり、相応の説得力も感じる。日本の歴史的自然環境と人々の関係に興味のある全ての人に必読の好著。アメリカの著名な環境史学者コンラッド・タットマンによる林産物の利用と植林に焦点を当てた著書と併せて読むことを勧める。

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     2021/04/15

    1880年代に欧米の影響を受けて展開された漁政における資源繁殖政策を、鮭の保全に焦点を当てて論じている。面白いのは、江戸時代中頃、18世紀後半に東北地方沿岸部やの現在の新潟県で始まった(らしい)「瀬川仕法」や〔種川」制度といった鮭の保全政策が再発見されて取り込まれていことである。また明治政府が入手したドイツの法令が提示されており、その影響が強かったことが説得的に論じられている。若干読み難い点はあるが、一般読者向けの小著としては読み応えがあり、興味深かった。

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     2021/04/13

    19世紀末から世界大恐慌前でのアメリカ合衆国における大衆消費社会の成立と社会・文化の状況を概観している。一般読者並びに初学者向けの小著であるが、対象時期とテーマが絞られているために本文80頁弱の割には中身がある。フォードによる自家用車の普及は言うまでもなく、クレジットによる購入や登録商標とブランド信仰など、21世紀の現代日本にも通じる社会的状況がどのように生じたか、デートや消費といった言葉の意味の変化、移民の問題などが論じられている。テーマとの関連で重要だが本書に登場しないのは、北部の都市で消費者になりつつあったアフリカ系アメリカ人くらいではないだろうか。味気ないアメリカ史の通史や新書本よりも、本書を先に読むことを勧めたい。

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