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トップ > My ページ > 風遊 さんのレビュー一覧
検索結果:7件中1件から7件まで表示
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2012/03/18
「日本アカデミー賞」最優秀賞受賞おめでとうございます」 風当たりが強かった「ゲド戦記」の影響や宮崎駿氏のスケッチがそのままポスターになった手抜きの印象から、僕自身も当初はこの作品へさほど期待はしていなかった。 しかし、繊細な手嶌葵の主題歌「さよならの夏」に魅かれて改めて鑑賞して「うん、良かった!」と思っています。 以下、項目別で5段階評価させていただきます。 『脚本』(by宮崎駿&丹羽圭子)★★★★ 原作コミックは確かに1980年頃の少女マンガらしかった。 2011年現在よりも節度を持ち学生らしかった学生たち・ブレザー服・なんとも突飛な男性キャラなど、今ではどう見てもアニメ化は無理そうな設定から舞台設定を1963年の横浜に置き換えて、父の死や出生の謎など主人公たちが影を抱えながらも前向きさを忘れないさわやかな人間・青春ドラマに仕上げてくれたと思う。 学内論争をカモフラージュするために歌いだした劇中歌「白い花の咲く頃」やアイドル自慢が舟木一夫や三田明とはずいぶん隔世の感があるけど、生徒たちの純朴で真っすぐさから、あの時代がちょっとうらやましく映った。(自分は当時まだ生まれていません) 『音楽』(by武部聡志)★★★★★ 「ナウシカ」以来“ジブリ=久石 譲によるオーケストレーション・サウンド”の定義があったが、「もののけ姫」以降の大編成化・シンフォニック偏重に食傷ぎみになっていた。 (野見祐二による「猫の恩返し」のシンフォニー構成も、明らかにやり過ぎの感がある) そんな中、前作「アリエッティ」はフランスの新進ケルト音楽シンガーソングライター:セシル・コルベル嬢が起用されて、ジブリサウンドでも新たな潮流が生まれる予感を感じていた。 そして今回、古くは斉藤由貴から一青窈までJ-POPのサウンドプロデュースの第一人者:武部聡志氏の採用は大正解だった。 某雑誌での鈴木プロデューサーとの対談で「近年の映画音楽はハリウッド調のシンフォニックものばかり」と言っていたことから、転じて今作はジャズのような躍動感も取り入れられていたり、サウンドカラーもゴテゴテしてない“腹六分目”くらいにスッキリしており、ポップス音楽ファンも楽しめるはずだ。 『キャスティング』★★★ ヒロイン松崎海役の長澤まさみ嬢をはじめ、キャラと声に違和感はなかった。 が、個人的には有名俳優ばかりでなくもっと無名俳優や声優の起用をお願いしたい。 マイクの前に立った場合、体中を使って演技する俳優よりも声優にしかできない演技力だってある筈だ。 影響力の大きい有名製作会社が、無名ながらキラリと光る人物を全国のテレビや小劇団などを廻って発掘しないで、安直に在京アイドル事務所やメジャー俳優に頼る現在の方法では、真摯に演技の道を追求する人(特に若者)に「イケメンじゃない自分の努力は無駄なのか!?」と失望させてしまい、ひいては日本の文化衰退になる危険性がある。 併読おすすめ本『コクリコ坂からビジュアルガイド〜横浜恋物語〜』(角川書店刊) →長い間“ジブリ関連本=ロマンアルバム”の定説がありましたが、今作の税込1800円は自分で稼いでいない学生には決して安くはありません。 こちらの本のほうが紙質はいい上に800円も安いので、こちらをお勧めします。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/10/13
今改めて聴いてみると、同じ時代や環境を生き抜いた“戦友”への思いを綴った手紙のようだ。 もしかしたら、同じ頃にデビューして不遇の時代や作品への偏見と一緒に戦い抜いて、“キング・オブ・ロック”として不動の地位を得た栗原清志氏への万感のメッセージだったのではないか。 彼が自転車で異界へ旅立って1年半、小田さん自身が60代になった現在、どうしてもそう思えるのだ。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/10/07
小林克也・伊武雅刀が在籍したシニカル・ギャグ集団「スネークマンショー」をフューチャーしたスカとニューウェイブ色の強いいちばんYMOらしくないアルバムながら、僕にとってはもっともハマるアルバムでした。 「マルチプライス」なんかサーフロックみたいで大好きです。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/07/13
「神田川」をきっかけに自分の知らないところで歌が映画化などのビジネス戦略化してしまったことに危機感を抱いた結果、メンバーが解散を決めた1975年リリースされた、新録音を含むかぐや姫究極のベストアルバム。 3人の写真集などもついた“永久保存版”を今また新たなリマスターで楽しめる!! これは買いでしょう。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/03/07
’97年発表の「この世で君が一番好き」から2008年のシングル「思ひ」まで、松山千春自身がセレクトしたバラード14曲にイタリアのカッチーニ作曲による「アヴェマリア」を弾き語りで収録。 シンプルで思わず引き込まれる名曲、さらに感情こもった「アヴェマリア」をじっくり聴けば、彼自身の言う“天才”に納得できるはずだ。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/02/20
名エンジニア:ボブ・クリアマウンテンによるNY3部作の3作目にして、甲斐バンドとしての最終到達点。 デジタルサウンドを完全に自己のものとしてスリリングに展開した「野獣」「フェアリー(完全犯罪)」、ハードボイルドと言うより“サスペンス・ホラー”の域に達してしまった「冷血(コールド・ブラッド)」、洗練された大人の歌「夜のスワニー」など、サウンドの良さはもちろん先進的になった世界が高く評価される反面、本来バンドが持っていた「喜怒哀楽」の“哀”の面(百万$ナイト、LADYなど)を切り捨ててしまった感があるために、これを最高傑作とは言えないのがつらくもある。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/07/24
24bitリマスターだから音は良いのですが、本当にメンバーが選んだのでしょうか?疑います。 「明日への讃歌」は1stアルバムかシングル「今はもうだれも」のB面バージョンのほうが格段パワフルだし、「愛の光」「帰らざる日々」もシングル・バージョンのほうが良い。 全体的に5thアルバム(名盤!)に集中しすぎてる気があります。ポリスター音源以降のも入れていいのやら。 正直言うと、こういうベスト盤でごまかすより、ポリスターと合わせて高音質「SHM-CD」でオリジナルアルバム「I」〜「VII」を再発すべきです。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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