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TOP > My page > Review List of のろま
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2 people agree with this review 2011/04/10
完全にパユのファンのためのCD。ホールの豊かな残響もあって、オケだけで演奏している部分の音量・迫力は申し分ないですが、オケとパユが一緒に演奏する部分になると、途端にオケの響きが薄くなってしまうのが残念です。これは録音ではなく、ジンマンのせい。パユの音は相変わらず分厚いので、オケもそれに合わせてもっと厚く鳴せなかったのかと思います。イベールの協奏曲は、同い年のデュトワ(&モントリオール響)によるDECCA盤に完敗。また、「パユの音は優雅過ぎて、ハチャトゥリアンの野性的な音楽性には合わない」との意見もあるようですが、同感です。
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1 people agree with this review 2011/04/10
すべて揃えたわけではないですが、第6番は、このシリーズの中では最高の出来かも。第2番と同様に不気味な美しさが特徴で、バックスの最高傑作との呼び声もある難曲ですが、デル・マー&ニュー・フィルハーモニア(リリタ)盤の神がかり的な演奏には及ばないにせよ、ハンドリー&BBCフィル(CHANDOS)をしのぐ完成度で、手の込んだ管弦楽法を十分堪能できる好演です。なお、両端楽章にはシベリウスの交響詩「タピオラ」が引用されています。「黄昏に」は、エンジニアが代わったのかと思うほど録音が硬く、高音が突出気味で、管楽器が少し遠すぎる一方、ヴァイオリンが近すぎるように聞こえ、チェロ独奏には冷や冷やさせられますが、曲自体は、バックスらしい雄大な自然美が楽しめる内容。ブラビンス&BBCフィル(CHANDOS)が取り上げた交響詩「キャサリーン・ニ・フーリハン」の終盤に現れる主題が引用されており、郷愁を誘います。「夏の音楽」は、「黄昏に」より軽い雰囲気の曲で、演奏も落ち着いており、気楽に聴けるのがいいですね。
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0 people agree with this review 2011/04/07
「惑星」については、ホールトーンがたっぷりなのはいいのですが、「水星」の冒頭など、残響が長すぎて音がダンゴになりやすく、少々うっとおしく感じられたので、残響の短いバービカン・センターで録音されたC.デーヴィスのLSOライブにすぐ乗り換えてしまいました。Baxの交響曲集と同じヘンリー・ウッド・ホールを使ったとは思えないほどで、録音次第でこうも変わるものかと驚いています。「冥王星」については、多くの方と同意見で、毛色の違う曲をアタッカで演奏するのには違和感があり、別々にしたほうがいいと思いますね。ただ、「神秘のトランペッター」は、長い残響がプラスに作用したようで、声楽曲をあまり聴かない私でも一聴して気に入りました。
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0 people agree with this review 2011/04/06
「バッカスとアリアーヌ」と第2交響曲を収めた前作では、ライブなのかと疑いたくなるくらい、演奏・録音とも粗さがありましたが、こちらは一転して録音も悪くなく、演奏も控え目でソフトな内容。第1番は、各楽章の演奏時間が(6:17、8:30、10:43、16:19)で、ヤノフスキ&フランス国立放送フィル(SONY)の、残響が長いのにテンポが速い(5:23、7:04、8:12、13:02)大味な演奏とは好対照で、じっくり・しっとりと聴かせてくれます。ただ、第4番では残響の短さもあって、小さくまとまってしまった感があり、クリュタンス&パリ音楽院の勇壮な響きと比べると物足りない気がします。
2 people agree with this review 2011/04/06
ブロムシュテット&SFSOのレビューで、当盤よりも録音がいいと書かれた方がいますが、私はむしろ当盤のほうが、新しいこともあって録音がいいように思えました。ホール・トーンが美しく捉えられているので、包容力や、北欧の澄んだ空気さえも感じられますが、残響が長すぎて音がダンゴになるということはありません。第6番は、木管がクローズアップされている点など、今までの「シャープでドライ」というイメージを覆す、ウェットさも併せ持った仕上がりで、安心感と人間臭さもあり、これを聴いて初めて好きになりました。第4番のみ迫力不足というご意見には同感ですが、値段を加味して星5つ。
3 people agree with this review 2011/04/05
廃盤のプラッソン&トゥールーズの演奏をYou tubeで聴いたが、EMIの録音のせいもあってか、都会的でサバサバした印象で、建築に例えると、あたかもコンクリート打ちっぱなしという感じで、あまり良く思えなかった。だが当盤は、テンポもそこまで速くなく、木目調の音色で、フランスの農村風景が見事に喚起され、印象が一変した。第1番は内容的に発展途上と思われるが、1曲ごとに楽器法が熟達していき、第4番は、第3楽章こそ少々晦渋なものの、第4楽章の結尾部などは、春の嵐が去った農村の夕空に虹がかかる光景が目に浮かぶかのようで、感動的である。自身の難聴の進行と次世代による新潮流の台頭という中で、苦闘を続けたであろう作曲家の魂が、昇天していく様を描いているようでもあり、聴いていて、非業の死を遂げたことが惜しまれるラストである。他の方も書かれているが、交響曲を4曲作っているのに、1曲のみである先輩格のフランクやショーソンほど知られていないのは残念であり、安いので、この曲集をお薦めしたいと思う。なお、ジャケット写真はモネの庭園だが、ミレーやクールベ、ゴッホあたりの絵のほうが、曲のイメージに近いかもしれない。
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0 people agree with this review 2011/04/05
確かに、この第1楽章の内容は衝撃的でした。ハンドリー&BBCフィルのシャンドス盤では、内容が理解できませんでしたが、当盤を聴いて、アイルランドの静かな荒れ野に、海からの強風が吹き始め、それとともに、山影や小高い丘の彼方から愛国者たちの軍隊が現れ、侵略者の軍勢に奇襲攻撃を仕掛けていくといった情景が思い浮かびました。フレッドマン&LPOのリリタ盤に比べて情報量が多くない点については物足りないですが、むこうの盤は、オケをよく鳴らそうとしたのが裏目に出たのか、ダイナミックレンジが狭くなってしまった上、イングリッシュホルンなどの音色が明る過ぎて不気味さが半減しており、当盤の第1楽章のほうが雰囲気はよく出ていると思います。ただ、他の2つの楽章については、リリタ盤のほうが、メリハリが利いていると思われます。第2楽章は中間部に、ダブリンの復活祭反乱(1916年)の首謀者として処刑されたパトリック・ピアースにちなんだ作品「イン・メモリアム」からの引用があるため、同曲との関連性が示唆されますが、彼らの企ての失敗を暗示していると思われる部分でのオルガンの響きが、当盤では中途半端に感じられました。第3楽章は、魔女や妖怪の棲むアイルランドの森が連想され、リリタ盤では、オルガンが入ると、大地が裂けて奈落の底に落ちていくような恐怖を覚えますが、当盤はここでもオルガンの響きが弱く、そうした感覚が味わえないのが残念です。なお、「11月の森」は曲自体が好きになれませんでした。
0 people agree with this review 2011/03/07
ウォルトンは2曲とも、オケとソリストのバランスは悪くない。ただ、ヴァイオリン協奏曲は、弦楽器に疎い私の思い違いかもしれませんが、速いパッセージや音程など、左手の動きが時折危なっかしいほか、ガリガリと弦を引っ掻く音が入ってしまう場面も多く、競合盤の諏訪内と比べて技術的に劣るように思われます。第2・第3楽章など、気合で補おうとするかのようなしつこさが少々聞き苦しい。「揚げひばり」も、好みの問題とは思いますが、私には少々しつこい気がします。ヴィオラ協奏曲ではまずまず落ち着いていますが、今度は、プレヴィンのオケのコントロールが不十分で、バタバタと落ち着かず、優美さや物哀しい抒情性を引き出し切れていない感があります。なお、プレヴィンはこの曲でバシュメットとも共演していますが、そちらは録音のせいか、金属的で乾いたソリストの音が前面に出過ぎており、いずれの盤も残念な内容。
0 people agree with this review 2010/12/24
スヴェトラーノフによるミャスコフスキー交響曲全集を聴いていて、この第1交響曲を思い出し、久々に聴いて改めて驚愕!シルクロードや山々の澄んだ空気を思わせる詩情に、騎馬民族が重火器を携えて戦っているような野性味が加わった、意欲作です。Wikipediaに書かれている「大胆、強烈」という形容が、この曲が下地となったらしき後年のバレエ曲以上に相応しく、アレグロの粗暴さと緊迫感は師のミャスコ譲りの感があり、第1楽章の18分間が短く思えますね。第2番より評価が低い?のが不思議です。当局に迎合し過ぎたような第3番は敬遠していますが、第1番は大テロル前の作なので、個性を十分出せたのでしょう。演奏は第3番ともども、第2番と比べて雑ですが、ダイナミックレンジが広く、第2番より気迫があります。うまいアマオケでもいいので、生で聴いてみたい曲ですね。
第2番のようなバランス感覚を期待したのですが…。弦の高音域のきらびやかさに仰天、というか辟易しました。中低音を覆い隠してしまう場面もあり、極論すれば、時折「どう、きれい?」と迫られている印象。官能的な曲ではないので、お色気攻撃はもう少し控えめにお願いしたい(笑)。また、演奏時間は朝比奈&都響(20:20、9:26、5:22、17:51)盤とほぼ同じで、他の方も書かれているように、テンポが遅くても高音域が明るいので重戦車という感じはないですが、当盤だけもたれます。それでも、美演なのは間違いないので、星4つ。
0 people agree with this review 2010/12/17
みなさん熱く語っていらっしゃるので、マーラーを数回しか聴いたことがない私からは一点だけ。第3楽章の独奏に限らず、ホルン・パート全体の層の厚さがすごいです!首席奏者はリチャード・ビシル氏でしょうか?どなたか教えていただけますか。ホルンだけ突出しているわけではないですが、ホルン目当てで聴くのもありかも。
1 people agree with this review 2010/10/06
私も、1960年DG盤の内容が押し付けがましくて好きになれず、あれこれ迷った末、皆さんのレビューを読んで購入しました。当盤のほうが年代が新しいだけに録音もよく、演奏もより引き締まった印象で(ライブとは思えないくらい)、チャイコフスキーの魅力の1つと思われる繊細さも感じられます。かといって60年DG盤のような迫力も失われてはいないので、かなり満足しています。先にレビューを書いて下さった皆さんに、この場を借りて御礼申し上げます。
0 people agree with this review 2010/08/02
XRCDということもありますが、デュトワ&モントリオール盤のような青臭さとは対照的な、情報量の多い重厚な演奏。第1楽章でイングリッシュホルンが聞こえたのにはびっくりしました。ただ、値段が高いのと、少し凭れる上に暑苦しい(特に第2楽章第2部)のが難点で、今夏は猛暑なので少々敬遠。エッシェンバッハ&フィラデルフィアに乗り換えようか……。
2 people agree with this review 2010/07/11
初めのうちは夢中になって聴いていましたが、マイクが遠くてボリューム・レベルが低めで、全体に薄いもやがかかったような録音のため、飽きが来て売却してしまいました。高性能の装置で再生すれば問題ないのかもしれませんが、普通のラジカセを使う私としてはいただけませんでした。弦の弱奏のトレモロや、低弦など内声部の弱さには特に不満が残る内容でした。レビューが少ないのも何だかわかる気がします。良かったのは交響曲第4番と第7番くらい。第2番は、第1楽章がナクソス(ロイド=ジョーンズ指揮)盤、第3楽章がリリタ(フレッドマン指揮)盤に完敗。第5番もリリタ(レッパード指揮)盤、第6番もナクソス盤に完敗です。「ティンタジェル」も他の盤と聴き比べたわけではないもののいまひとつで、ローグの喜劇序曲も同じ指揮者によるリリタ盤のほうが聴きごたえがありました。
0 people agree with this review 2010/02/06
メインであるウォルトンは、このソリストには難しすぎたのか、試聴サンプルからもうかがえるように、高音が細い上にテンポも遅めで、オケがやりにくそうに聞こえます。そのほかの曲に関しては、まずまずなのでOK評価。ボーウェンやハウェルズは初めて聴きましたが、もっと取り上げられてもいい作品ですね。
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