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ニグンノテイオー さんのレビュー一覧 

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     2021/07/21

    「(世界)史上最悪の内戦」とまで評される、太平天国の乱の新しい概説書。人物・地域社会・政治・国際関係の背景と、事件そのものの概要を非常に手堅くまとめている印象であった。首領の洪秀全は貧しい客家の生まれで科挙に落ち続けて、キリスト教布教のための中国語パンフレットに出会うところから始まった、という基本的情報しか知らなかったので非常に有益であった。上帝のもとに平等であるというイデオロギーを奉じながら一面では包容力を欠き、キリスト教をベースにしながらも、結局あまりにも中国的な部分を引きずっていたので欧米列強にそっぽを向かれ、権力の集中を嫌って五王制を敷いたはずなのに、内訌を起こして権力独占を企むものが出た。これらさまざまなちぐはぐさで失敗した過程を知ることができた。

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     2021/07/16

    内容は確かにすごく実践的な古代インド政治の教科書なのだが、訳文がどうも日本語としてこなれていないので、そこがマイナスポイントではあります。

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     2021/07/16

    豚が子供を殺めた事例では死刑、作物を食い荒らすイナゴなどの害虫は教会により破門。こうした現代人の眼では理解できないことが西欧中世では行われており、様々な事例を通じて考察していく一冊。このテーマで新しい本がなかなか出ないところをみるに、西欧史でもすごくニッチなジャンルではあることをさしひいても、最初に出た時から数十年経っても表紙を変えて読み継がれ続けるのは、やはり読んでて面白いからであろう。ただやっぱり動機に関しては謎が多いようで、その辺りは少々消化不良な気はした。

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     2021/07/16

    日中は尖閣をめぐり様々な論争を今も行っていますが、漢文資料と古地図の西独により、中国側に理はない、ということを証明した画期的な一冊と言えるでしょう。100パターンの中国側の主張に対し、これまた100の反論を掲載し、相手側にゴールポストを動かす余地がないように封じていく正攻法の戦い方を読者に提示してくれます。

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     2021/07/16

    既にネット通販などで、人々の買い物のやり方というのはかなり変化しましたが、この本はそこからさらにサブスク・フリマアプリ・口コミ・進化したレコメンド機能など、ここしばらくのトレンドを把握して提供してくれます。その前提として今までの買い物がどうであったかという歴史に触れているところも、理解を助けてくれます。ただあくまでトレンドの紹介に特化しているので、本としての賞味期限切れがちょっと早いだろうな、という印象も受けました。

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     2021/07/16

    様々な文献や時にはネットからも怪異情報を収集し、分類整理が行き届いている。索引も五十音・類似怪異・出没場所・使用凶器・都道府県別と様々なアプローチがあるので非常に事典として親切な本で読みやすかった。事典なので、取り上げた話自体も一つ一つがそれほど長くないが、だからこそ時間が空いた時に気軽に開いて楽しめるのもよかった。

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     2021/07/16

     戦前の漫画ではのらくろにちょっと及ばないけども今でも結構な知名度を誇る当時のヒット作の一つです。ときおり説教臭さが染み出ていたのらくろと比べると、こちらはとにかく野放図でフリースタイルな戦争ごっこという感じがあります。

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     2021/07/16

    火事場泥棒的に樺太にも侵攻してきたソ連軍に対する駐留日本軍の力戦奮闘、ゲ日本人住民たちの生存への戦い、しかしそれを打ち砕く避難民に降りかかった大いなる悲劇。戦記物にありがちな感情に訴えようとする文章でなくそれをあくまでも客観的に描こうとする著者の姿勢は信用に値する。これを読まずして樺太の戦いは語るべからずといえる傑作。

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     2021/07/16

    ほぼまんが浪人目当てで買いましたが、ほかにも俺とおまえなど結構心に来る作品もあって、ファンとして買って正解だったと思います。まずふつうの流通経路では読むに読めないような作品がたくさんありますので、熱心な横山ファンであるほど損はさせないと思います。

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     2021/07/16

     同じ題名で『奇跡の名馬』という本が出ているので、どう違うかはわからずこの巻だけの感想です。収録した馬は日米欧のみならず幅広い地域と時代から厳選してもこれだけ多くの情報を集めたものだと感心します。
     ほかにも競馬場・馬主・調教師などの各種珍記録やサラブレッドやアラブ、時には琉球競馬で活躍した在来種にいたるまで多くのコンテンツがあって少しづつ読んでも飽きさせません。まるで昔読んだ小学生向けの○○大百科を見ているようでワクワクできるのでお勧めです。今だと特にウマ娘から入った方にも読みやすいのではないかと確信しております。

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     2021/07/16

    皇族方が様々な学術研究を成されていることは知識として知っていましたが、こうしてまとまった一冊の本で手軽に触れることができるのは新鮮でした。英国のテムズ川の水運・江戸の水路などの研究、国際フォーラムにおけるご講演などをまとめているため、学術研究そのままの硬さがなく、大勢の日本国民に手に取っていただきたいと思います。

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     2021/07/15

     ちくま学芸文庫から出ている全訳版はさすがに敷居が高かったので、こちらで挑戦。図版も多めで上下二段組で600ページの長さも気にならず。少なくともあまりに削りすぎているPHP版より充実しているので、近所の図書館にあるか、懐に余裕のある方は一足跳びにこちらをとっかかりにしてもよいかもしれない。

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     2021/07/15

     主に宗教的情熱の面での分析に筆を割いた上巻に続き、この下巻では20世紀以降に猛威を振るった各種の商業主義と新メディア――フーディーニ・ディズニー・プレイボーイetc……を取り上げながら、もともと信心深く影響されやすいアメリカがさらに巨大な幻想の坩堝となっていったかについて説明してくれる。

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     2021/07/15

     アメリカはその建国からすでに、未知のフロンティアとして旧大陸の人々の幻想の対象となっていた。上巻の19世紀ごろまでは主に宗教的情熱の高ぶりに揺れるアメリカ文化を丁寧に追い、今話題のキリスト教福音派などのルーツを知ることができる。

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     2021/07/15

     舞台は2015年ごろのイスラム過激主義のテロ(シャルリ襲撃・立てこもり・トラックでのソフトターゲットテロ)がはびこるフランスである。 
    テロリストの中でも、自爆したりISで戦闘員となる人数はかなり少ないと著者は喝破するところから始まり、そのレアケース――自爆テロ・乱射の主犯――になる過程を様々な疑問を提示しながら描いていく。
     例えば、なぜ自爆テロリストに兄弟が多いか?貧困だけが原因なのか?といった素人では思いつきもしなかった疑問に丁寧に応えながら、死すら厭わないテロリストの思想形成の過程をうまく描いていて、その筆致に引き込まれること請け合いである。

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