Books

2025年、人は「買い物」をしなくなる

望月智之

User Review :4.0
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784295403432
ISBN 10 : 4295403431
Format
Books
Release Date
November/2019
Japan

Content Description

ショッピング体験の発展で、人々は「買い物」をしなくなる。もちろん、お金を支払って何かを買うことがなくなるわけではない。なくなるのは、これまでの買い物におけるさまざまなプロセスだ。店に行くことや、現金を用意すること、商品の現物を見ること、さらには商品を自分で選ぶことも含まれる。その過程で私たちを待っているのが、本書で詳しく述べる「デジタルシェルフ」である。

目次 : 第1章 ショッピング体験の進化で、人々は「買い物」をしなくなる(買い物はこんなに面倒くさい/ 人々は買い物のために店に行かなくなる ほか)/ 第2章 ショッピングはどう発展してきたのか(戦後に伸び続けた百貨店と個人商店/ 自動車の普及で台頭したスーパーマーケット ほか)/ 第3章 リーディングカンパニーたちが目指すもの(物流コスト上昇で見え始めたECの限界/ 「便利さ」に飽き始めた消費者が求めるもの ほか)/ 第4章 さらなる進化、「デジタルシェルフ」へ(あらゆるデバイスが商品棚になる/ データドリブンにより始まる「無意識の買い物」 ほか)/ 第5章 「人々が「買い物」をしなくなる未来」の先にあるもの(買い物時間が「0秒」になって消えるもの/ いつでも「バーチャルコンシェルジュ」が帯同 ほか)

【著者紹介】
望月智之 : 株式会社いつも.取締役副社長。東証1部の経営コンサルティング会社を経て、株式会社いつも.を共同創業。同社はコンサルティング会社として、現在までのべ9000社以上の企業にデジタルマーケティング支援を提供している。自らはデジタル先進国である米国・中国を定期的に訪れ、最前線の情報を収集。デジタル消費トレンドの第一人者として、消費財・ファッション・食品・化粧品のライフスタイル領域を中心に、ブランド企業に対するデジタルシフトやEコマース戦略などのコンサルティングを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
2
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
既にネット通販などで、人々の買い物のやり...

投稿日:2021/07/16 (金)

既にネット通販などで、人々の買い物のやり方というのはかなり変化しましたが、この本はそこからさらにサブスク・フリマアプリ・口コミ・進化したレコメンド機能など、ここしばらくのトレンドを把握して提供してくれます。その前提として今までの買い物がどうであったかという歴史に触れているところも、理解を助けてくれます。ただあくまでトレンドの紹介に特化しているので、本としての賞味期限切れがちょっと早いだろうな、という印象も受けました。

ニグンノテイオー さん | 沖縄県 | 不明

0
★
★
★
★
☆
買い物は人間が生きている限りやるが、「買...

投稿日:2021/06/21 (月)

買い物は人間が生きている限りやるが、「買い物」は近い将来なくなるかもしれない。そんな予感を文章にしたのが本書だ。「買い物」とは、家を出て、商品を売っている場所へ出かけ、店頭に並んでいる商品をみながら欲しいものを選び、必要に応じて、店員とコミュニケーションをとり、レジでお会計をし、家まで買ったものを持って帰ることをいう。 このプロセスを省略したのが、90年代後半から出てきた、Eコマースである。本書の刊行時点である2019年で日本におけるEC経由の買い物は7%前後にすぎない。一歩進んでいる米国でさえ、20%なんて到達しておらず、新型コロナウイルスの経験を踏まえた現在、Eコマースの割合はさらに成長することは確実である。 そして、もう1つ大事な点は、もはや自分で欲しいものを探すから、欲しいものが勝手に推薦される世の中に向かっていることである。すでに日本の若者はググることすらせず、アプリのレコメンド機能から商品を選んでいる。この背景には、現代人にとってもっとも大事なものは時間であり、ググって1円でも安いものを探すよりも、購入履歴から勝手に選ばれた商品を買うほうがたとえ値段が高くとも時間を節約できるということにある。 近未来を想像する楽しみを与えてくれる一冊だ。

DJもちお さん | 東京都 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • けんとまん1007

    買い物の定義をどこに置くかはあるが、ここ数年の流れや、この先のことについてのことが書かれている。まあ、既知の範囲も多いが、整理することにはなった。随分前から、モノよりコトと言われ続けていて、そのラインで世の中が動いている。これからますます、時間がキーワードになっていく。それは、果たしてよいことなのだろうか?とも思う。少し触れられているが、正の要素があれば負の要素も必ずあるということ。

  • Kentaro

    小売りでは今後、体験がキーワードとなり、わざわざ行く価値があるという店舗だけが生き残る時代になる。 私たちの買い物の時間は、時代とともに短くなっている。買い物は、自分で探して選ぶという形ではなくなり、AIが勝手に探してきてくれる、あるいは人からすすめられたものだけ欲しくなる。デジタルシェルフ化が進むと、買い物の時間は限りなくゼロに近づく。部屋中にさまざまなセンサーが張り巡らされ、センサーは環境や人間のさまざまな変化を感知し、それを分析したAIが今ユーザーに必要なものを自動的に注文して取り寄せるようになる。

  • ミライ

    2010年代に入りスマートフォン時代に移行したことで、「ネットにつながる時代」から「情報につながる時代」へ移行、結果、SNSを中心とした共感マーケットが猛威を振るいつつある、本書は今よりもちょっと先のEコマース事情を予測した一冊。D2Cのように実際に店舗を持たない、Amazon Goのようなレジ無しショッピングのみが生き残る時代はもうすぐそこまで来ており、5Gも絡んで今後Eコマースの構造は一気に変わることが予測される。Eコマースでは日本の先を行っているとされる、中国・アメリカの例を元に未来予測が語られる。

  • ポケモントレーナーみゆき

    【4年後の未来に何が起こるのか】 〜ポケモントレーナーみゆきは、82点の経験値をもらった!〜 「買い物をしなくなる」という意味が分かる本。 ポケモントレーナーみゆきは、営業として上司からこれからどんな市場になっていくのか考えて仕事をするように教えてもらっています。 人は必ず消費を続けそうなのに、「買い物をしなくなる」というのはどういうことなのか。 デジタルシェルフをテーマに人の感覚もふまえて説明がされていて納得です。 ★大好きなポケモンに例えると★ シンボラー  買い物のシンボルはどう変わるのか

  • おおたん

    Kindleにて。2019年の本。今のコロナ禍で読むと、まさに、書かれていることが実現されていると感じます。つまり、著者のが思い描いていた内容が時代に合わせて動いていると感じる内容となっています。ネット販売だけでなく、ビジネスをされている方は、一度、読んでおいてもいいと思います。◆EC化率はまだ6.22%◆体験がキーワード。「わざわざ行く価値のある」が生き残る時代◆便利→時間◆「何をつくったか」→「なぜそれをつくったか」「どのようにつくったか」が重要

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items