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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2018/05/14
東京の新宿にある賃貸仲介業の支店に勤務する主人公と、転勤してきた優秀女性社員の物語。軽い謎解きで読みやすい。東京に土地勘があればもっと楽しめたと思う。是非ドラマ化してほしい作品。
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トマトの生産農家を襲うトマトウィルスの謎を解明しようと奔走する大学教授(男)と厚生省の役人(女)の物語。異色の農業ミステリー。設定が現実的で読みごたえがある。
バレリーナを目指す女の子たちの物語。山岸涼子の「舞姫テレプシコーラ」の世界にやや近いけれども、作品中「ジゼル」以外のバレエの話はほとんどないので、バレエファンはがっかりするかもしれません。結構重いです。
メインは女流6大タイトルの一つである「山城桜花戦」。月夜見坂燎と供御飯万智との3番勝負が京都を舞台に繰り広げられ、ひょんなことから主人公九頭竜八一は弟子の雛鶴あいと第3局の大盤解説を引き受ける。 将棋は駒の動かし方程度しか知らないので、「穴熊」とか「美濃囲い」がどういう状況であるのか全然わからないけれども、ストーリーは十分楽しめる。観戦記者としてではなく、女流棋士としての供御飯万智がよく描写されていた。 また山城桜花戦とは関係ないけれども、八一とあい、空銀子の3人が焼肉を楽しむ様子を描いた「やきにく将棋」が秀逸でした。
「娼年」「逝年」に次ぐ娼年シリーズ最終巻。「娼年」のときは、ぎごちなさが感じられる主人公も、この巻では完全にビジネスとしてクラブを経営。彼の成長に驚くと同時に、彼と咲良との今後を読者も暖かく見守りたいという気分にさせる。 彼の客として数名の女性が登場するが、主人公が一人一人の心に寄りそう優しさに、客として彼を指名したくなる。第1作で登場した70代の女性とのエピソードが印象的だった。
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