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RESEMOWATORANKIRU さんのレビュー一覧 

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     2013/11/25

    Evoraさんは、自分にとって「ワールドミュージックの母」である。毎日、聞きたくてしようがない訳でもないが、聴くとたまらなくいいなあと思い、温泉にでもゆったり浸かったようにリラックス出来るのだ。
    彼女の祖国は、数十年前までポルトガル領であったこともあり、ポルトガルの素晴らしい文化=ファドとの近似性を示しながらも、さらにここに収録された曲には、独自の生命が息づいている。
    ジャケットのイメージどおりにEvoraさんは終始音楽と肩ひじ張らず向き合っている。かと言って、生活感を売り物にする感は無く、歌い上げる世界はあくまでも美しい。
    こんなことを、聴くたびに感じられるから、この作品が好きだ。

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     2013/11/25

    スタジオアルバム前作のRESTA IN ASCOLTOでは、オープニングからすぐに心に訴えるメロディを持った曲の連投で、「さすがは歌の心を愛するイタリア人ならではの傑作」と、感動させられました。本作YO CANTO(イタリア語バージョン=IO CANTO)は 明るい青空に長大な定規で描いた、無限に伸びる直線!の様な「ラウラの情熱ベル・カント」は健在で、更に歌唱の表情が豊かに表出されていると感じます。
    収録曲は、陰影の深い曲、色彩感に富む曲が増えた結果、作品のプレゼンスは前作よりも際立って来ています。Lauraは熱情と抑制を使い分け、全曲を見事に歌い上げていて、それが今作に安定感を生み出している様に思います。
    どの曲もアレンジが巧みで、深く深く聞き入るばかりですが、特に白眉は、3曲含まれているデュエット曲です。この巧さは、幼い時から人前で歌っていたLauraの天性でしょう。
     Lauraを「おれの国の歌手さ!」と、自慢できるのだから、イタリアの人々が羨ましいね。・・・さて、自分の様な、自ら認めるモノグサな人物にすら、長々レヴューを書かせてしまうLaura!すごいです!良いです!だから、musicを愛する皆さんに、強くお勧めしたいです。

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     2013/11/25

    この作曲家を初めて知った。太古のギリシャを思わせるジャケットだが、パパイオアンヌー氏は現代音楽家なのだった。そして、鬼才なのだった。
    独奏ピアノ、女声(ソプラノ)、管、打、弦等を用いた各曲は、自分にとり難解・・・といえば難解なのだが、不思議な事に、日常の生活に凝り固まった心をも、聴き入るうちに解放してくれているではないか。こういう効果があるとは、驚きである。
    不思議でユニークな作品の連続だが、聴き手の眉間にシワが寄らないのが、そして肩にチカラを入れずに向き合えるのが、パパイオアンヌー作品の特徴なのかもしれない。
    この作品集は、アクロポリスの丘、パルテノンの円柱、エーゲ海の紺碧、経済破綻、「その男ゾルバ」、クレタ島産のオリーブオイルは美味い!、イレーネ・パパスはいい女(古!)とか、いろいろなギリシャを思い浮かばせてくれるのであった。
    世界初録音も多数含まれ、・・・良いですねえ。

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     2013/11/25

    ジャケットのイメージ演出とは裏腹に、骨太・素朴・土着的な音楽を奏でる人だ!
    作品全体に、落着いて耳を傾けられる空間が広がり、幸運な発見をしたと思う。
    本作では、キューバン、ブラジリアン、パリ・ミュゼット風の曲も歌っているマイラ・アンドラーデのヴォーカルには、時折ファドの影響を見付け出しもするが、ともかくハスキーな乾いた感じの声には温感と人間味があふれ、あわせて郷愁を誘う各曲のメロディがとてもいい。
    そういえば、16年ほど前、初めてカサンドラ・ウィルソンを聴いた時に感じた、『深い余韻を伴う感動』と似かよった想いが、久々にジワーっとこみ上げてきた。良い作品だと思う。
    最新作の3rdは未聴だが、・・・いかに?

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     2013/11/25

    ハードな一週間を乗り越えた週末のひと時に、心からグーッと癒されたい人!この一枚は特に良いと思います。

    収録曲”Ponto De Luz”のヴィデオクリップ(動画サイトに有り)は、本作のジャケットの色調に合わせて撮られていますが、まさにこれが作品のトータルイメージなのでしょう。
    私は、同じ部屋の2〜3メートル離れた距離で、実際にSARAさんが歌っている様なヴォリュームで聞きますが、SARAさんのギターとバックのアコースティック楽器が奏でる素朴な、柔らかな、温かな雰囲気が最高です。
    こういう作品を聞くと、アフリカとヨーロッパの境界には、ものすごく肥沃な音楽的土壌があるのを感じるのですが、自国を出てあのエンタメ大国になびいちゃうミュージシャンも多いのは、少し残念。
    SARAさんには、あくまで故国に本拠を置いて、これからも良い音楽を届けてもらいたい。

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     2013/11/25

    デビュー作ですが、既にMayra Andradeの歌には安定感があり、聴く人をぐっと引き寄せる、不思議で、豊饒な魅力に満ちたアルバムです。内容は、次作の収斂された世界よりも、いろいろと試行を重ねている曲が含まれているのが特徴。キーボードを効果的にフィーチャーしているM4、フランスで活躍するSSW Teteの作品でエレクトリックギターの音色が印象的なM5、曲の輪郭をウッドベースがクールに描き出すM6、アフリカ風 土俗的なビートを基調とした情熱的なグル―ヴに引かれて行くM7など、次作とは異色な雰囲気の曲があり、そこがまた楽しめます。

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     2013/11/24

    自分と「ドイツ・レクイエム」の出会いは、学生時代、学内のチャペルにおいて行われた管弦楽部とグリークラブの合同演奏会でした。作者の敬虔な想いは、当然派手な楽想となって表出されるものではないので、その渋く重厚な作品ゆえに、「ドイツ・レクイエム」の本質を知ろうと向き合うことも出来なかった若造でしたが、とはいえ会場に醸し出された荘厳な雰囲気は、記憶に残っています。以後、幾年か過ぎシノーポリ、ジュリーニ、アンセルメの物を良く聴くようになりました。さて、当盤は4手ピアノ(連弾ピアノ)で演奏されているのがとても興味深いところです。奏者のお二方も自分としては初めて聞くピアニストです。ピアノは持続音の表現が難しいので、自分の聴き方で言えば、冒頭第一曲「幸いなるかな、悲しみを抱くものは」の効果的な余韻に導かれて、曲の世界に入っていくといういつものイメージがどうなるかと思ったが、冒頭低音キーのゆるい連打の鳴り方自体がとても荘厳であり、不思議なことに今までのイメージは全く損なわれません。独唱者、合唱団のパートの表現も、充分な迫力を感じます。4手ピアノのための作品と認識して聞いても、十分聴き応えのあるものに仕上がっているし、今まで気づかないでいたこの曲の一面が感じ取れるひと時でした。このシリーズの他の作品にも、ますます興味が沸き上がる今日この頃・・・心静かにおススメ。

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