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Review List of sunny 

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     2016/04/04

    テンシュテット、’76年の劇演。録音で損してますが、カラヤンがベルリンフィルの後任に、名を挙げたのも、無べなるかなの演奏。やっぱり,ドイツのオーケストラの音。チェリビダッケに絞られ、テンシュテットには、内面から引っ張られ、オケも大変。南ドイツと合併したら、これ程の演奏出来るだろうか。全ては、指揮者次第。テンさんの魔力、というか、人間性、音楽への真摯な、稀有な意気込みから生み出されたであろう熱演。

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     2016/04/03

    40年以上前の演奏ですが、これは、いい。流石のザンデルリングさん、シュターツカペレ・ドレスデンのブラームス4番は、以前、米RCAから出ていた当時恐ろしく値段の安かったCDで聴いていた(Denonさん御免なさい)。マスターリング、ジャケットも薄味だったけれど、演奏は、本道を行く、ハイドン・ヴァリエーション含めて、独特の美音、熱の入ったまごう事なき名演だった。2番は、Denonヴァージョンで、聴いてます。これも、同様の素晴らしい盤。1番は、来日公演ライヴ。これで慣れて、刷り込まれ、スタンダートとなったので、ベルリン響との全集は、遅すぎて、潤いみたいなものが失われたように感じて、今一つでした。SKDには、ヨッフムさんとの名演奏ライヴもある。

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     2016/04/01

    今、生まれたかの様な音楽。アーノンクールさんにとっては、コンセルトヘボウとのモーツアルトに続いて、2度目の録音。遂にコンツエントス・ムジクスとの録音も出ましたが、特に、プラハの意気のいいリズム、又、叙情豊かな素晴らしい演奏が収められている事もあり、私は、38番大好きなので、この盤で、聴けるのは、嬉しい。ブリュッヘン、マッケラス、ヨッフム、シューリヒト、ヴェーグ、ムーティ、ハイティンク等と並んで、ペーター・マークも面白かったが、それ以上の愛聴盤となっています。ヨーロッパ室内管の反応も、39番、40番、41番も、刺激的で、情感深く、無理なく新鮮、独特で、素晴らしい。惑う事無き、先駆者であり、実践の巨匠だった。

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     2016/03/30

    スコットランドの冒頭を聴いただけで、ノックアウト、私は、打ちのめされました。それからは、悲しい哉、機械を通して流れてくる”音楽”に、身を、心を、任せるのみ。ベートーヴェンも、信じられぬ程に、切れの良い、生きた音楽で、言葉にすることなど、私は、出来ない。生で体験することも出来なかったけれど、このCDに出逢い、聴くことが出来たことを感謝する。ボッセさんの音楽、人生体験を、分かち合うことが出来た日本人は幸せだと、思う。嗚呼、いい音楽だ。もっと、堂々と、思う処は、ある。でも、素晴らしい。その時、神戸で生まれた音楽の記録が、ここにある。さあ、新しい日々、自分に。

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     2016/03/30

    ジャケットのブラームスが怖い、怒っている。3番の2楽章、3楽章の歌いっぷりに、感動しました。これ程、ブラームスの陰影に迫った演奏は、仲々ない。かといって、”英雄”と呼ばれるような、大仰な演奏ではない。録音の古さも感じさせない。音楽、感情の変化に見事に対応、楽譜を読み切っている。この音でいい、充分伝わる演奏、録音。同時代のクナッパーツブッシュとの比較も面白いか、独自の必然の演奏。静かに終わる三つの和音も、そこまでの持って行き方も見事。
    4番も、あっさり演奏の様で、全然そうじゃない。アウフタクト、息継ぎ、小さな間、大きな間(魔)、突然の変態、ブラームスの特徴、語法をしっかり捉え昇華している。こちらは、シューリヒト、或いは、チェリビダッケ位の比較が良いでしょう。2楽章も感嘆、溜め息もの。3楽章の強引さ。4楽章の孤独、ブラームスらしく惑いつつも、意を決して断ち切り。
     ホント、昔の人は、凄い演奏をするものだ。旧東ドイツ、温故知新、否、温故知故。新しい、自由なものが、在り過ぎて陳腐なのか?(極一部の例外を除く)アーベントロートさん、余り知らなかった。異形かもしれないけれど、乱れも厭わぬオケも凄い。アプローチは違うが、フルトヴェングラ―、ベルリンフィル級の演奏。

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     2016/03/30

    コンヴィチュニ―さんは、ワーグナーのさまよえるオランダ人で、トンでもない演奏を聴いていたし、アルチューだったとか、イカレタ演奏になるかと、期待していたのですが、一聴端正、でもよく聴けば、アーティキュレーション、エモーショナル、スケールもあり、一方細かく気を使っていて独特の、素晴らしい演奏でした。旧東ドイツは、本当に凄い演奏家が沢山居たのだと、改めて感嘆致しました。ドレスデン、ゲヴァンドハウスで、録音された「英雄」も、見事です。
     当時の東ドイツでは、お上とレコード会社が、レコーディングというものを割り振り、決めていたらしいので、必ずしもアーティストが演奏したい、録音したいものを演奏出来ない、と、言うことが、有ったようです。アルチューになったり、逃げ出す指揮者、東ドイツ崩壊と共に引退とか、自死を選ばれた方もいらっしゃる・・・。一方で、恵まれれば、今では聴かれない独自の音色を持ち、ある意味では、音楽を重要視、大切なものとして扱い、西側以上に独逸の伝統等を大事にしていた処もある。その一端、21世紀、東洋の端っこで、当時の社会と人間、そして、我国の未来に思いを馳せつつ、古くて、新鮮なこの演奏を聴いた。

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     2016/03/29

    カラヤンの意外に素晴らしいブラームス2番の録音から2年後の’88年に録音されたアバド・ベルリンフィルのブラームス。殆どしゃべらず、指図する事もない、流麗に振る棒だけで、あとはベルリンフィルの面々が戸惑いつつ、しっかりと演奏されたブラームス。結果は、流麗、流石はベルリンフィルと言う見事なブラームス、音楽監督就任の決定打になったといわれるブラームス。最初の来日公演も、この曲だった。でも、何か足らないとも感じる。カラヤンはやっていなかった1楽章の提示部繰り返しはやっているんだけれど。

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     2016/03/28

    タスミン・リトルさんと言えば、イギリス音楽、シャンドス・レーベルとなりますが、ここでは、スェーデンのBISから、ヴァイオリンの有名無名に関わらず、楽しい、美しい、ノリの良い佳曲を、披露してくれてます。グリーグの2番は、北欧、ノルウエ―の民謡がもろ、出てくる面白い曲。バルトークも民謡大好きの人でした。レナハンさんも、情感豊かに弾いてます。モーツルトも、バッハ、クライスラーも大変よろしい。一枚でリサイタル聴いている様。

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     2016/03/25

    廉価だし、お買い得、若い人にも、お勧め。小澤さんの発売当時は、賛否両論あった名盤、祝復活。だけど、また簡単に消えてしまう不安がないでもない・・・。若き小澤さんの「第九」。確か日本のフィリップスの要請で録音された。今聴けば、決して大きくない編成に、切れ味鋭い、リズム感のいい、楽譜に忠実、セッションだけど集中力も高い、濃密で燃焼、キビキビと躍動感ある名演になっている。この頃は、フィルハーモニア管でライヴ演奏もしていた。かつては、レコーディングアーティストが必ず指揮するオーケストラと言われたフィルハーモニア管。日本人では、今、山田和樹さん。隋世だけど、小澤さん80歳は、間もなく、ベルリンフィルと久々の指揮は、とうとうベートーヴェンで「エグモント」と、この頃からの友人、ピーター・ゼルキンと、「幻想合唱曲」。この頃の小澤さん、これと、DGでのマーラー1番も、ジャケットも含めて格好いい、場外ホームラン的名演。

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     2016/03/25

    ショスタコの大家、井上さんは、以前、ショスタコーヴィッチの中でも、4番はエグイ、と言うか、余りにも色々なものが詰め込まれ好みになれない、とおっしゃっているのを聞いたことがありましたが、大阪フィル音楽監督就任演奏会、新装フェスティバルホールで、タコサンがやりたいことをやったこの難曲を披露してくれました。大植さん時代を経て、技量のアップした大阪フィル、やや遅めのテンポですが、阿鼻叫喚、抑え気味でスクエア。小さな音の変態的フレーズでも、同様。もっと、ユーモアやイカレタ表情が欲しい処。只、やがて、やって来るであろう不気味さと希望は、あちこちに湛えている。特に、3楽章。井上さんは咽頭がんから復活、半年後7番を演奏された。更に期待が掛る。ピッカリさん具合と共に、京都の広上さんと、競い合って関西音楽会を引っ張って欲しい。But,大阪は企業の多くに元気(利)が少ない・・・。

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     2016/03/23

    化粧品のポスターか、ブランドメーカーの看板の様なジャケット、表情。美しい、そして、只者では無い自信に溢れた演奏。そう言う音楽、商品を求めている人を満足させる演奏。モーツアルトなら喜んで迎えるでしょう。ちゃんと、血も涙も流れている。いや、凄い。並大抵の人間には、無理。プロフェッショナル、達人。私と、同じ齢なんだが・・・。

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     2016/03/23

    21歳の若々しい天才女子ムターに、カラヤン、ウィーンフィルのヴィヴァルディ「四季」。イタリアの古楽器軍団の過激、お元気すぎる演奏ばっかり聴かされたら、こっちの方が良いに決まっている。驚かされることなく安心。耳馴染みするし、心安らぎ適度に弾む調べ。優しい、そして、美しく、ゴージャス。一般人、古楽に毒されてない方にはこちら。カラヤンのセンスは流石だった。いい音楽だ事。

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     2016/03/23

    ピアノトリオ4.5.共にモーツアルト絶頂期の名作。シフさんはピアノフォルテで、チェロはペレ―ニさん、ヴァイオリンはシフさんの奥さん塩川悠子さんで、見事な演奏にならない訳がない。ケーゲルシュタットは、そういう名のゲームをしながら片手でモーツアルトが書いたという逸話があるらしいが、そうであろうとなかろうと、ピアノ、クラリネット、ヴィオラによる絶品。’95年録。演奏は厳しいが、聴いていると心が和らぐ。ワーナーは、なぜこの盤を廃盤にしたのか、全く理解できない、もったいない処か、音楽の損失!

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     2016/03/23

    協奏曲は、’12年アルテオーパー録。プレヴィン’88年以来の再録ですが、この盤は全てライヴ録音で、旧盤では悩んだジャケットでしたが、今回は、笑顔。スケール大きくなり、緊張感が違う、余裕綽々の熱演。目の据わっている兄ヤルヴィなら安心。パパラウミとのソナタ、無伴奏のソナタは’14年の録。こちらがメインではないかと思う位、充実していて美しく、見事な演奏。舌を巻き、感心してしまった。もう、貫禄の年齢ですが、技巧は言うまでも無い程凄くて、ムターの様なセレブ路線でない(ジャケットなど大違い)、自らの道とお付き合い、楽しみつつ挑戦を続けている。素晴らしいバッハを聴かせてくれたので、次は、モーツアルトのソナタ辺りを期待してしまうけど、また、驚かせてくれそう。

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     2016/03/22

    コバケンさんの演奏は、大阪シンフォニーホールで、ベートーヴェンの第九(京都市響)に触れたことがあります。炎のコバケンそのもの、うなり声に4楽章ではフルヴェン張りの超長い休止。ホールを包んだあの緊張感。流石でした。若かった私、大興奮でホールを出ました。あれから30年以上が経ましたが、コバケンさんのそのスタイル、情熱は、全く変わってないようです。うなり声含めて、凄い事です。”青春”そのものと言われるこの交響曲、オケはついてくるの、大変でしょうが、ハマればこの通りの詩情に迫力。もっと厚い響き、ハーモニー、金管等ガンバレ、と言いたい処はありますが、日フィルも健闘。4楽章の高揚感等、立派の一言。やっぱり、この人はライヴ。控室では、必ず、素っポンポンになってから、ステージに上がるそうだ。何と無く、納得できてしまう。東北人の粘りと誇りも特徴に感じる。

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