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joe さんのレビュー一覧 

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/06/15

    近所のHMVで、このCDを手に取っては、また棚に戻し、また手に取っては・・を繰り返すことしばし。だって自分的にここ数作品の化学兄弟には、アルバム単位で「おぉ!」と感じることが少なかったから。(曲単位で言えば数曲は「おぉ!」でしたよ)で、この新作ですが「傑作」です。言い切ります。ドコがどう とか 何がどう とかはご自分の耳で確かめて下さい。以前の彼らの作品にあった「特別ゲストVo」は今作にはおらず、彼ら2人のコンセプトだけで勝負した作品ですが、とてつもないサイケデリアと高揚感に溢れた傑作です。大事なコトなので2回言いました。私は前述の言い訳から無難に?1枚組の輸入盤を選んでしまいましたが、調べればDVD作品も相当なものだとか。ん〜こんな音を聴かされたら映像作品も見たくなってしまうのが人情。買い直そうかな?

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/06/14

    まさにBoys, be ambitious!”な盤。スタジアム級のコンサート会場でのシンガロングを狙った曲もあれば、小さなクラブでパンクス達がモッシュダイブしちゃいそうな曲もある。そのくせ「俺たちゃただの安売りバンドじゃねぇんだよ」とばかりにわざと?複雑怪奇に実験性を狙ったブリッジや音響の組み合わせもあり、知性もひけらかしたがってるの?と嫌味も言いたくなるようなアレンジもある。しかし聞いた後の印象は「分かり易く馴染み易いダンスエレクトロチューン」ビッグになりたいんだろうな彼らは。プロディジー、ケミスツ、ハドーケン、etcとライバルの多いジャンルの中で、U2のようなインテリジェンスとリンキンのポップさと、本来ロックが持つ破壊衝動とをドラムンベースの衣装を薄くまといながらワールドワイドな成功を目指した盤と見た。そして私の印象は「中途半端!」音的にはよくまとまっている。きっと売れると思うよ。でも‘やさぐれ感’が低くなってる感じ。一点突破の方法が似合うと思うんだが。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/06/07

    ったく! いつになったら新しいディアンジェロに出会えるのだろう? と言いながら、今回もしっかり追っかけさせられてます。彼が以前カヴァーしたR&B、ソウル・ファンクのコンピ盤です。彼を丁寧に追いかけてきた方には既出・既発の曲もあるのでしょうが、私には意外なLIVE音源もあり、かなり楽しみながら聴かせてもらいました。相変わらずの音数の少なさにも関わらず、そこから醸し出される深く重く高いグルーブはディアンジェロの本領発揮な魅力に溢れています。 それにしても・・次作はあるのか?ないのか?・・ほんとイケズな方ですこと!

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/06/07

    女性3人組のDUBバンド。結論から言わせてもらえれば「女だから」とか「男でなきゃ」といったエクスキューズが一切必要の無い1作品として見事に充実した仕上がり。メロディカ(ピアニカ)にドラムとベースといったシンプルなバンド編成ながら、現出する音像は深く重い。攻撃力抜群なストロング・ダブスタイル。超重量級のリズム隊の上で時には軽やかに、時にはクラシカルに、また時にはFar Eastの名の通り和楽器を真似たメロディカが印象的な音を奏でる。本場ジャマイカ産の歴代の名盤に負けずとも劣らぬ魅力満載な盤。これからダブを知りたい方、たくさんダブを聞いていて「どうせ日本の猿真似ダブだろ?」と決めつけている方、どちらにも強くオススメしたい。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/06/03

    朝のFMの番組で紹介されてたのをたまたま出勤途中に聞き、即注文しました。後期ロマン派や印象派の手法をまといながらも、ひっそりと出しゃばることなく紡ぎだされる音たち。それはサティやモンポウに通じる点もあるかも知れません。流行りのヒーリング系としても、アンビエント系にも通じるかも知れません。変な例えですが「健康な音楽」です。暖かな陽光、舗装されてない田舎道、ゆったりと流れる時間、会釈や柔らかな眼差し、笑顔、自らを田舎の作曲家と名乗っていたセラヴィックの暖かで美しい音楽です。舘野さんの45年来の思いのこもったライナーも素敵です。

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     2010/02/27

    轟音1歩手前のエレクトロニカ。無数のノイズとギターの音の中から浮かび出てくる「冷たさ」「暗さ」「無機質さ」甘美なメロも,はっきりとしたリズムも無く,うすぼんやりと音とノイズが霞の如く流れ去る。しかし何だろう,この「懐かしさ」=郷愁にも似た感覚は?   聞いている間の「音に包まれる感覚」と「音に突き放される感覚」相反するそれらの間で,聴き手は,五感を研ぎ澄ましながらも,空ろに夢を見ているような感じになる。再発で値段も1,000円を切り,手が届きやすくなった。思い切って買ってみれば,新しい音響世界の扉を開くキッカケになるかも? オススメします。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/02/12

    面白い! ここを見てる人は彼らの出自やSOUND WARのルール・仕組みを知っているのだろうけど,一応説明。レゲを主体としたMC & DJチームのバトル合戦のこと。自分達の選曲のセンスの良さや相手チームのダメさを曲の合間やリズムに乗せて自画自賛し,なじり・挑発し合うというスンゴイ世界。このYARDBEATは2009年に埼玉・札幌・広島の各大会で優勝した実力派。この盤はLIVE盤だが,ほとんどがMCのしゃべり・煽り・叫びで埋め尽くされ,曲はその合間や背後にちょっと聞こえるといった感じ。観客に「この曲聞いて!」「・・って思う奴,手見せて!」「・・ってどんくらいいる?」これらの台詞が連発され,会場の生々しい雰囲気を伝える。LIVE盤ではあるが,ドキュメンタリー盤と言っても良いくらいだ。ずっとルーツレゲやDUBを愛して来た私にとって「こんな世界もあるんだぁ」と目から鱗状態。かかる曲も有名どころ満載だが,それらは全てDUBPLATEと言って,チームがミックスを施したセンス問われるバージョンとなっている。2枚目は彼らオリジナルのDUBPLATESがDJ-MIXされたもので,1枚目よりは少し長めに曲に浸れるが,後半,再びSOUND WAR実況があり「しゃべり・煽り・なじり」に戻る。会場の熱気や彼らのかける曲のビートの熱さ・厚さはとてもカッコイイ。しかし余計なことだが,こういった日本人MCによる言葉に時折混じる敬語態を聞くたびに,日本語特有の相手との距離の取り方の難しさ・奥ゆかしさを感じる。全体的に面白い盤でした。

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     2010/02/10

    彼らにしてみればまさに正念場ともなるべき2nd。ただの1発屋で終わるのか,アーティストとしてもう少し生きながらえるのかが問われる2ndアルバム。悪く例えるならB級SF映画のサントラ盤。しかし彼らの出自がそういったキッチュさを湛えたジャンルの隙間を接着するミクスチャー系なわけで,プロディジーしかり,最近ではケミスツ等,なかなかにパイの奪い合いが激しいジャンルの中で生き残りをかけているようだ。結果としては1stのようなパンク+テクノはそのままに,楽曲の速度をやや遅め,重厚的なグルーヴを産み出そうとしている発展的な作品と見た。やけに重々しいリズムの上に,大袈裟で装飾過剰気味な音が乗り,世間やメディアに対する憤慨したリリックがシャウトされる。私の文才ではこんな安っぽい表現しかできないが,これがどうしてなかなかにカッコイイ音に仕上がっている。購入してから1st以上の回数を既に聴いている自分にビックリ。これが世界のチャートでどういうアクションをするのかで,彼らの今後が開けも閉じもするのだろう。応援したい。

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     2010/02/08

    あと1ヶ月で日本盤!待てない!ってわけで今日,輸入盤を購入。今回のSADEは「情念の女」(女はヒトって読んでね(*^_^*)」って感じで幕を開けます。それはつまり今までにないような低い迫力のある声で始まるからです。怒っているようでもあり,深い悲しみに暮れているようでもあり,今までの母性・菩薩の如き全てを包み込むような感じではなくなっています。最もBEATが効いているのがオープニングの2曲。しかしM3からは音数もグっと少なくなり,昔のSADEのようなレイドバックしたButオサレかつ抽象的・哲学的なLOVESONGに戻ります。思うに,彼女ほど進化が求められない歌手もいないんではなかろうか? SADE ADUとして,またバンドSADEとして,デビューからある程度の完成したスタイルを築いてしまった彼女らには,このスタイルで曲を増やすことを多くのファンが望んでいるのではないだろうか? そしてその期待に応えるような盤がコレでしょうか。9年というブランクを全く感じさせない,ファンなら持っていてしかるべき名盤が再びここに・・・ですね。

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     2010/02/06

    俺たちにゃコーラルがいる! 

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     2010/02/02

    デビュー以来の大ファン。ほとんど3Dのソロアルバムだった100th Windowに落胆し,今回は不安と期待ない交ぜで購入。Daddy-Gが復帰し,ある程度のMassiveの音に戻ったような感触。踊れないダンスミュージックとは良く言ったもので,今作も相変わらずダークでズッタズッタなリズムが展開される。意外な点はストリングスが大きくフィーチャーされた曲もあり,あわやムードミュージックか?と思われる寸前で,Massive節に戻るものもある。何も知らない人が聞いたら「暗い」の一言で片付けられそう。大きく売れることは無いだろうが,昔ながらのファンにはある程度の好意を持って受け入れられそうな音。ヘッドフォンしながら落ち込んで行きたい向きには格好の音だろう。しかしダビーでは無いのが少し残念。(空間に響くエコーが好きだったのに)今回は歌に力を入れたようで,とにかく良く声と歌詞が聴こえる。ホレスの声も昔ながらのハイトーンではなくなり,つぶやき歌う感じもアルバムの雰囲気には合っている。日本盤ボートラの教授&高橋氏によるRe-MixはMassiveには無い教授らしい?ピアノのフレーズが織り交ぜてあり,面白く聴けた。90年代の彼らを求めてもしょうがないのだろう。それは「過去」だ。そしてこれが「2010のMassive」なのだろう。

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     2009/12/30

    新作Scarsは元は2枚組になるはずだったのを,アーティスト側の判断で現行の1枚盤としてリリースしたのだそう。このZephyrはScarsの2枚目になるはずだったものです。が,アチラがBasement印のアッパーチューン満載な「動」とすれば,コチラはアンビエントでトライバル(民族調)な面を押し出した「やや静的」な盤でしょうか。最近人気のホセ・ジェームスとのコラボ曲もあり,全体で30数分という短尺ではありますが,決してアウトトラックス集ではありません。Basementの別の魅力がタップリと詰っています。

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     2009/12/30

    年末です。大掃除のつもりで,最早収拾のつかない我がCD達を整理しようとしてたら何故かPrefuse73やSavath+・・に手が止まり,久しぶりに聞き込んでいたら,Savathの新盤が欲しくなり近所のHMVへ。これはもうジャンル分け不可能な「スコット・ヘレンの音楽」としか言いようの無い盤でした。この種の聴き手に自由な連想を任せる盤は嫌いではありません。音楽の自由さがそこにはあります。Prefuseとは違い,「言葉に重きを置いた」作品とライナーには書いてありますが,生憎,歌詞は付いておらず,スペイン語の意味を知りたいと思いつつ,知れば知ったでその意味に囚われてしまうことにもなりかねず,とにかく夢幻のような歌声とそれを彩るアコギや電子音響に包まれていると気持ち良く50数分が過ぎるのでした。

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     2009/11/29

    1リスナーとして,自分が聴く音楽のジャンルの幅がどのように広がってきたのかを思い出すと,その当時好きだったアーティストのインタビューでの他のアーティストへの言及や,楽曲や歌詞に何気に織り込まれたミュージシャンの名前だったりを,自分なりに調べ,聴いてきた事で様々な音楽に出会えて来たのだなぁ・・となります。例えばストーンズのミックが「マディウォーターズに影響を受けたんだ。」なんて発言してれば,必死にマディを聞きまくったりとか・・・この盤はUWのカールハイド氏の趣味全開で,JAZZという座標軸から,彼自身が影響を受けてきた様々なアーティストのJAZZやJAZZ的アプローチの曲を盛り沢山に集めたコンピ盤です。選ばれた楽曲も唸らされるモノが多数。J.コルトレーンの奥さんだったアリスの,ヒンズー教への改宗を謳ったM1から,ビッチズブリューの頃のJ.マクラフリンが在籍してたマハヴィシュヌ,ソフトマシーンにスクエアプッシャーに初期のロキシーにカールクレイグにムーディーマン・・etc 60年代以降のサイケジャズ・サイケロックから最近のハウス・テクノまで,それら楽曲の醸し出す雰囲気のなんと煙いこと煙いこと! 感じるのは「音楽の架け橋」にカール氏がなろうとしていること。色々な音楽があり,様々なアーティストがいて,それらのインフルエンスの下に自分達がいるという思いが強く感じられる盤です。「音楽は素晴らしい」という彼なりのメッセージが強く伝わって来ます。最後のイーノと作ったという曲はアッと言う間に終わってしまい,もっと!という気持ちです。 

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     2009/11/23

    ドイツのラウンジ系を得意とするSTEREO DELUXEのCOMING HOMEシリーズは,そのアーティストの言わばCRED(信教告白)なわけで,どんな音楽に影響されて来たかを如実に表す企画盤となっています。似たような企画盤にDJ-KICKSシリーズもありますね。で,今回登場はイギリスのダウナー・ダウンテンポ系ミュージシャンとして名を馳せているNOW。彼のオリジナル作品は「単調」とも取られるゆったり目のミニマル・アンビエント・テクノ・ダブを売りとしており,自分的感触としてはファットボーイが「昼間の狂騒」だとすれば,彼の諸作品は「夜の薬物音楽」。音の感触は不健康極まりなく,きっと紫煙を燻らせながらどんどん沈んでいく向きには格好の音だろう。で,この盤。彼のオススメする色々なアーティストを寄せ集めたコンピとなっており,彼のオリジナル作品よりはメリハリが効いている。簡単に言えば「聞きやすい」のだ。HMVの作品紹介に「ほっこり」という表現が使われているが,まさしくその通り。レゲやゆったり目のファンクやテクノの音色は暖かくヌクヌクしており気持ちが良い。しかし,その背景に流れているメッセージはやはり不健康なものに感じられる。悪い意味で言っているのでは無い。もともとロックやダンス系の音楽は根っこに不健康(不良・不謹慎)なものを抱えているのだし。

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