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5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2010/11/11
いよいよ1950年代末の米FM(WHR)ステレオ・ライヴ音源にまで、正規CD化が進んでまいりました。剛毅・骨太で男性的、素っ気なさそうに見えて実は繊細を尽くしたモントゥーの芸風を、高音質(例外もあり)ライヴで味わえる貴重なセットでございます。 ここのところ毎日このセットばかり聴いていますが、ドビュッシーの「牧神」「夜想曲」、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ〜前奏曲と愛の死」、ベートーヴェンの「運命」「田園」などは、LSO・NDRSO・VPO等とのスタジオ録音の基本的解釈をほぼそのままベースに置きながら、早めのテンポ設定の上にライヴの白熱感とメリハリの効いた表現力を上乗せした見事な演奏に仕上がってます。 チャイコフスキーの第4・第5交響曲も同様で、スタジオ録音を聴いた後でこのライヴを鑑賞すると、実演における解釈の煮詰められ方が良く判り、面白さ抜群。ダンディの「フランス山人の歌による交響曲」、ヒンデミット「気高き幻想」、リムスキー=コルサコフ「金鶏〜序奏と行進」がこんな音質で聴けるのも涙もの。 それから、コーガンと組んだブラームスの協奏曲が物凄い演奏で、青白く光る妖刀を思わせる神秘的な切れ味、突き詰め尽くした鋭利で過激な表現力! ミルシテイン・スターン(このセット所収)・シェリングらと残した録音よりも、このコーガンとの録音の方を採りたいと思いますが、しかしなんちゅうビッグネームのヴァイオリニストたちが並んだことか・・・。 まだまだ書き足りませんが、今回はこのくらいで。おそらく次に発売される1960年代初頭のBSOライヴ録音セットには、ブラームスの第1・第4交響曲、ベートーヴェンの第4・第9交響曲、RVWの「タリス」やエルガー「エニグマ」などが鮮明なステレオ録音で登場することでしょう。想像しただけで、今から卒倒しそうです。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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