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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/17
古井由吉の生前最後の作品集だったか? 著者の作品はいくつか読んできたが、個人的には晩年の作品、エッセイなのか小説なのかわからないような作品がもつ不思議な魅力が好きだ。 ただし万人に受ける作品(文体)ではないので、そこは注意が必要なところ。
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タイトルに偽りなし。講談に興味をもった人は、著者のYou Tubeチャンネルを閲覧し、本書を読んだほうがいいと思う。 自身の人気に甘えることなく、自身の人気を利用して講談界を盛り上げようとする伯山・松之丞さんの姿勢には頭が下がる。
今では平野啓一郎というと「マチネの終わりに」の作者といったイメージが強いかもしれないが、そちらは未読なのでわからない。 よって私にとっては平野啓一郎=「私とは何か」になる。この本で述べられている「分人」という考え方に救われる読者も少なくないと思う。
新訳ベケット戯曲全集。前の全集から時間が経っているし、初収録含めて新訳となって発売されるのはとても嬉しい。 ただ第2巻が発売されてから続巻の情報がなく、果たして完結されるのか不安が残る(2巻の発売までもかなり時間がかかった)。是非完結させてほしい。
全8巻で構成される塚本邦雄全歌集の第1巻。まず触れざるを得ないのは、文庫本とは思えないこの値段…。 しかし、あの「水葬物語」が文庫に収録されていると思えば仕方がないのかも。今読んでもなお衝撃的な「水葬物語」。買わずにはいられない。
中沢新一のアースダイバーを俳句に当てはめたような本。中沢新一がその観点から俳句を読むのは別にいいのだが、本書では小澤實もそれに流されてしまっている印象を受けた。小澤實も本心からそう思っているのかもしれないが、もう少し小澤實なりの読みをぶつけてほしかったと思った。
個人的には村上龍作品で一番好きかもしれない。 大波乱があるわけでもないし、反抗や暴力的な描写もない。しかし、大人の男女がしっかりと描かれており、読み終わった後に余韻に浸れる作品。 村上龍らしくない作品で、見過ごされがちな気がするが、一読をおすすめする。
村上龍の短編集ということで期待して読んだが、個人的にはいまいちだった。長編にくらべて作り込めないのはあたりまえだが、それにしても薄っぺらい短編の集合体に感じてしまった。村上龍は長編に限るのだろうか。村上龍ファンからの評価が気になる一冊。
一般書でありながら、ここまで理論的なことが書かれたジャズの本はないだろう。そういった面では、とてもおもしろい。 しかし、講義を元にした本なのだが、随所に盛り込まれているギャグが私にはキツかった。このノリというかギャグについていける人にはいいかも。
現代短歌入門の最良書! もし短歌に興味を持ったなら、まず一読することをおすすめしたい。 現代歌人について、ここまで網羅的に紹介された本は他にないだろう。いきなり知らない歌人の歌集を買うのは金銭的にも勇気がいるため、この本を読んで気に入った歌人の歌集を買うのがベター。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/16
こちらの前編とでもいう本「勉強の哲学」はとても面白かったが、こちらはどうだろう。「勉強の哲学」がヒットしたから勢いにのってもう一冊作っちゃおう、という流れで作ったものに思えてならない。 東大駒場での講演も収録されているが、それはよかった。
「勉強の哲学」といった字面だけみると、とっつきにくさを感じる人も多いかもしれないが、読んでみると読みやすく、ハウツー本のような感覚を覚えるはず。 しかし、最後まで読むとわかる通り、本書全編に哲学的要素が散りばめられている。なかなか作り込まれた本。
源氏物語における四季の風物の意味を丁寧に読み解く良書。 高校の古典の授業では、文法や単語の意味を覚えて現代語訳をしていくことばかり(もちろん前提として重要ではあるが)で、作品を読む面白さを感じることは難しいかと思う。古典の授業に退屈さを覚えた高校生にも読んでもらいたい。
説明には「ドゥルーズは世界を憎む破壊の哲学だ。既成のドゥルーズ像を壊しながら斬新な思考をうちたてる宣言」とあるが、これは煽り文句が強すぎる印象。 ただドゥルーズ本としては読みやすいし、千葉雅也の「動きすぎてはいけない」 などを読んでドゥルーズに興味を持った人にはおすすめできる。
古井由吉と大江健三郎の対談本。 現代の日本文学を代表する二人の対談だけあって、内容はとても面白い。 たしか両者が短編作家として岡本かの子を褒めている箇所があったはず。これには納得。岡本かの子はもっと評価されていい作家の一人ではないだろうか。
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