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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/09/21
2年の年月を費やして作成したドリーミーでサイケな上質なソフト・ロック。 キーボードとギタープレイはスペイシーな要素も持ち合わせており、プログレとしても十分聴きごたえのあるアルバムです。 レアモノとして以上の価値のあるセピア色のソフト・ロック・ファン必携のアルバムといえるでしょう。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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'79年と'80年に2作品をリリースした米オレゴン州3人組アシッド・フォーク・グループの30年ぶりとなる3作目。 ギター、ダブルベース、フルート、鉄琴などを用いた穏やかな雰囲気は、前作より簡素でシュールに深化した印象があります。 音数は少ないが暖かい音色は、アシッド・シュールな雰囲気にも関わらず、聴く者を優しく包み込む安堵感を醸し出しています。 このバンドの3作品の中では一番気に入っています。
全曲インストながらアシッド・フォーク感漂う'74年作品。 現代音楽、サイケ・ロック、トリップ・フォーク、民族音楽風のトラッドなど様々なものが何の脈絡もなく飛び出してくるマニアックな展開。 叙情的なバイオリンやギター・ソロもあっていい感じだが、アルバム全体としては散漫な感じで、あまりまとまりがない。少しビミョーかな? 個人的には、まぁまぁ好きなタイプだけど、レアものというだけで価値が出ている珍品ということかも…。
アンディ・クラークとミック・ハッチンソンのデュオ・ユニットが'69〜'71年にリリースしたアルバム全3作品を2枚組CDに収録したものです。 アンダーグラウンドなサイケ・ブルース・ハードロックですが、ブルース・ジャズもあったりと、この時代の雑多な音楽性を反映しています。 中でも1stの「AM=H2」は最高です。特に@、B、Dのインプロヴィゼーションは、Psychedelic Bluesというにはあまりにもプリミティブで、同じフレーズを偏執狂のように何度も繰り返すあたりは、インプロというより中東あたりの民俗音楽のようにも聴こえます。 でも、こういうのがブルースの極致になるのかも… 時代とともに、この野性味は薄れ洗練されてきますが、強烈なインパクトを持った3作品であることには違いありません。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/09/20
すばらしいコンピです。 Cherry Red傘下のDelerium Recordsの'90年代を中心としたPsychedeliaが集合しています。 英、米、独、伊などのハード・サイケ、エレクトロ・サイケ、ネオアコ〜ソフト・ロック調サイケなど様々な曲調とコンパイル・曲順のセンスの良さとも相俟って全43曲4時間近くを一気に聴き通すことができます。 主に'80年代初期のpost-punk期くらいまでのサイケを聴いてきた私なんかは、このコンピでいうとPORCUPINE TREEくらいしか知らないので、'90年代にもこんなにおもしろいPsychedelic Musicがあったとは懐かしくも新鮮な感動があります。 さすが、老舗アンダーグラウンド・レーベル、チェリー・レッドの仕事は素晴らしいですね。 ただ、ブックレットのアーティスト紹介と曲順が合ってないんで、聴いているアーティストを探すのに時間がかかるという難点はありますが…。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/09/19
このバンドは、女性Vo.のCOLOSSEUMといわれているみたいだけど、COLOSSEUMとは少し趣を異にしている。 ジャズロック的なものに加え、ブラスとストリングスがクラシカルなアレンジの味付けをしているプログレ風のブルース(ハード)ロックといった印象。 アグレッシブな女性ヴォーカルとともに、アレンジの良さと英国らしいタイトなアンサンブルが光る逸品です。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/09/07
アンダーグラウンドでダウナーなアシッド・サイケ・フォーク。 しかも、アヴァンギャルドでエクスペリメンタルでエレクトロニクス。 コラージュ・サンプリング、現代音楽風の弦楽器アレンジ、叫ぶ・つぶやく・語るようなヴォーカルなどシュールなアート感覚満載の不思議なフォークソング集。 これがカリフォルニアの'69年作品とは! う〜ん、スバラシイ!
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/09/06
NICEのベーシストLEE JACKSONが結成したバンドの'72年3rdアルバム。 クラシカルなアート・フォーク・ロックで、きらびやかなピアノの音色がイギリス的な上品さを醸し出しています。 ウェスト・エンドのミュージカルをイメージさせるポップ・アート感覚は、クラシックからカントリーまで手中に収めたセンスの良さが光る逸品となっています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/09/03
ジャーマン・アシッド・サイケ・フォークの'71年ものです。 タブラ、シタール、木琴などがサイケ〜東洋指向を演出していますが、単なるインド趣味のアングラなサイケ・フォークとは一線を画す、中世〜浪漫指向をも感じさせる特異な幅広い音楽性を備えています。 ドイツ的な重厚感はそれほどなく、ヨーロッパ的な愁いのあるセンスの良い味わい深いアルバムとなっています。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/09/01
ジミヘン・エクスペリエンスのベーシスト、ノエル・レディングが結成したサイケ・ポップ・ロック・バンドの'70年2ndと未発表に終わった3rdアルバムを収録しています。 エクスペリエンスとはまた違ったポップセンス溢れるものですが、ソングライティングの良さと凝ったアレンジが上質なサイケ・ロック・アルバムに仕上げています。 2nd、3rdとも音楽性、広がりのあるアレンジが1stより格段に進歩した印象があります。 特に3rdの「The River」は17分にも及ぶインプロを含むプログレ風大曲で、このバンドが単なるサイケ・ポップ・バンドではなく、幅広い音楽性を持っていることがわかります。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/09/01
タブラ奏者のサム・ゴパルを中心としたサイケ・ロック・バンドの'69年唯一のアルバム。 タブラの音色が60年代末のアングラで妖しい雰囲気を増長させるドラッギーでブルージーなサイケ・ロック。 この時代のサイケ・ロック・ファン必携の隠れた逸品です。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/08/31
英国singer-song-writerスティーブ・スウィンデルスの'74年1stソロと未発表に終わった'75年2ndソロの二枚組です。 スウィンデルスは、後にHAWKWINDのキーボーディストとなる人らしいですが、そんな予備知識なしで十分楽しめます。 ライティングとアレンジの素晴らしさがこのアルバムを極上のポップ・フォーク・ロック集に仕上げています。 特に、1stアルバムの後半は、キーボードプレイのきらびやかさとストリングスが絡み合うスペイシー感覚も溢れる素晴らしいものとなっています。 英国的な品のある味わい深い隠れた名盤といえるでしょう。
私には、カンタベリー系というと、フュージョン寄りのジャズロックにスペイシーなサイケデリック風味とクラシカルな要素をプラスしたというセンスはいいが小綺麗なだけというイメージがあって、はたしてこういう系統のものが好きな人は、ロック・ファンなんだろうか、ジャズ・ファンなんだろうかと疑問に思ってしまいます。 まぁいまどき、アーカイブ的にいろんな音楽が流通する中で〜ファンというのも時代錯誤かもしれませんが…。 演奏してる本人達は相当なテクニックを持っているから楽しんだろうな…。
私自身、変わったものやセカンド・クラス・ミュージックは結構好きなのだが、これはビミョーですね。 おもしろいことをしようとしてるのは分かるけど、なんか素人臭い。 素人臭くてもインパクトがあればいいんだけど… これは大学生の音楽同好会が大学祭かなんかの出し物で演っていそうなシロモノ。 ロックオペラをきどっているが、どこかでパクってきたフレーズをテキトーにつなぎ合わせて効果音を入れただけ…。 ワクワクするようなインパクトがなければB級音楽にもなれません。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/08/29
ウェールズ出身の大御所MANが'73年にリリースした2枚組LPを1枚のCDに収録し、更にライヴを中心とした2枚のボーナスCDを追加した豪華3枚組。 メインのCD1は、PROG〜ART色の強い屈折した音楽性の前半(LP A面)と、インプロ主体のライヴ録音の後半(LP B面)となっています。 前半、後半との音楽性の違いもさることながら、folk、country、jazz、psyche、avant-garde、classicなど様々な音楽を吸収した音楽性の高さ、テクニックの完璧さに裏付けされたグルーヴィーなドライヴ感がすばらしい。 特に後半のライヴは、演奏後の拍手がなかったらスタジオ録音じゃないかと思わせるほど。 独創的な素晴らしいバンドなのに、あまり知られていないのが残念です。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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