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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/08/15
どこかで見たような設定や展開を切り貼りしただけの感が否めないミリタリSF。しかしそれだけに展開は読みやすく、さらっと読み進めることができる。だがしかし、何か新たなことをやってるとか本書にしかない魅力というものはあまり感じられなかった。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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さらっと読めるミリタリSF。こういうのが好きな人にはたまらないのだろうけれど、いかんせん内容は薄いので、何か見返りを求めるような読み方をするのは本書には向かない。内容について付け加えると、軍の宇宙船や異星人というまったくなじみも無くぱっと想像もできない構造およびビジュアルという設定だが、読者に負荷をかけることなく描写仕切れているのが特徴。というのも、台詞だけで話がすすむ場面が多いからだけれども。
こういう「別の世界へ行く」系のお話は、実際の世界における主人公の失敗、短所、精神的不安等々を、その別世界の経験を踏まえることによって乗り越える……というのがおそらく描きやすいテンプレなのだろうけれども、本書は、そういう予断を持って読むと、ひどいしっぺ返しを喰らうので、特に何も考えずに読むのが良い。 そして、おそらく本書のラストシーンをどう理解するのかは、読者の解釈に委ねられているものと思われる。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/05/10
ある事柄に対してどれほどの覚悟があるのだろうか、ということを考えさせられる一冊である。とはいえ、いくらなんでもこの最後は落ち込む。
全編にわたって著者らしい落ち着いたトーンで叙述されているからこそ、終盤のシーンが際立つのだろうと思う。とはいえ、ミステリというほどのミステリ要素はあまりなく、著者のほかの作品についてもいえるが、著者と知恵比べをしたいという方には向かない一冊である。
最終話掲載分しか確認していないが、本書の最後の部分は掲載時のものとかなり違ったものになっており、こんなに違うものになるのか、と驚いた。とはいえ、この加筆修正は作品の質を上げるのにかなり貢献していると思われる。また本書は、主人公の今後を強く応援したくなる一冊である。
一点だけ。本書所収の作品で言えば、「山荘秘聞」が一番楽しめた(コントラストのせいだろうか?)。
まず世界観に戸惑うかもしれないが、じき慣れる。本書は本格ミステリとして高く評価できるだろう。また、叙述の仕方のみならず各キャラの描き方も磨きがかかっており、とても読みやすく、かつ楽しめる一作となっている。
ここまで丁寧に描かれるとなると、唸るしかない。本書を読了後、なんともいえない余韻が残るが、それをどう分析評価するかは読者しだいなのであろう。いずれにしても、現時点において本書は著者の傑作のひとつと言うべき作品だと思う。
著者らしい万能感のへし折りという描写があまりないというのが特徴である。つまり今までの著者の著作同様な展開を期待するとその意味で肩透かしにあう。トリックやミステリ分については、にやっとする人が多いのではないだろうか。
シリーズ第五作である。本作では、第四作を踏まえて第一作、第二作、第三作あたりまでとは主人公のスタンスがかなり違っていることに目が行く。また、今後の「ふたりの距離」についても大変気になるものとなっている。あと、本作から2年次へと進級している。
シリーズ第四作である。前作までの間に位置するエピソードが数編、前作以降のエピソードが数編というスタイルになっている短編集である。本書の特徴は、キャラの心をへし折るということ以外に、主人公達は今後どうするのか? ということを彼ら自身に気づかせているところにあり、これからの彼らの物語に一層目が離せなくなる一冊となっている。
シリーズ第三作である。前二作と打って変わって本作の叙述の主体が4つあるというのが大きな特徴だが、前二作でじっくり描かれた主人公とは別の三人における心理描写ないしその葛藤というのがよく描けている良作である。なお念のため付け加えておくと、扱っている題材が文化祭という楽しい楽しい催し物なのでついつい扱ってるテーマも楽しい楽しいものだと思うかもしれないが、著者が著者なので、そんなことは決してないということを一応書いておく。
シリーズ第二作である。今回は、ミステリ好きな人であればぐんぐんハマれる内容ではないかと思う。もちろん、あまりにハマりすぎて途中でネタがわかってしまうかもしれないが、それはそれで……。いずれにしても、本作の見所は推理にあるのではなく、主人公の心情の描き方だと思われるので、ミステリについてよくわからなくても十分楽しめると思われる。
著者のデビュー作である。万能感の喪失の描写という著者の持ち味が冴え渡っているとは言いがたいものの、その萌芽は一応見て取ることができる。そんなに長いわけでもないし、さくっと読める一冊である。
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