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コバピー さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/12/13

    コルボのこのミサ・ブレヴィスの録音は、現代楽の演奏では最も美しい演奏と定評のある録音。温かみのある合唱の響きが特徴で、古楽器による現在の演奏とはかなり異なります。小編成やOVPPによる演奏が主流になりつつある昨今、この録音は古めかしいかも知れませんが、コルボの演奏は推薦出来ます。

    尚、サンクトゥスBWV.237?241、クリステ・エレイソBWV.242が余白に録音されています。サンクトゥスについては、唯一このコルボだけが全曲を録音しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/15

    「音楽の捧げ物」は様々なスタイルの演奏がありますが、このカペラ・イストロポリターナの演奏は少々異色かも知れません。通常はチェンバロが中心の編成で演奏されることが多いのですが、この演奏では弦楽が中心で、管楽はフルートだけでなくオーボエまで入ってます。それでいて「編曲」とは違い、飽くまでもストレートなところが素晴らしい。
    そして、通常では1パターンだけで演奏される2声のカノン「求めよ、さらば見出さん」が、4つのパターンによって演奏され、かつ、3声と6声リチェルカーレが両方弦楽合奏によるもの…と言えば、私が「異色」と感じたことがお分かり頂けると思います。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/15

    通称“羊飼いカンタータ”の名でも知られる世俗カンタータですが、歌詞のみが現存するだけで、音楽は消失してしまったカンタータ。それを「復活祭オラトリオ」からの音楽で復元演奏したのは、このリリングによる演奏のみです。とは言いましても復元自体はそのままの転用なので、驚く程の違いはありません。
    ですが、この世俗カンタータの歌詞で演奏したCDはこれだけで、それだけでも価値はあると思います。演奏は古いですが、ソプラノのエディット・マティスの美声は必聴。本家の「復活祭オラトリオ」は歌っていない(リリングは「復活祭」にアーリーン・オジェーを起用)ため、これは貴重な録音と言えるかも知れません。

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/24

    この新盤はまだ購入してませんが、前回のものは購入してます。また、初期に出されたものも聴きました。
    ルーシンクのカンタータ全集は中庸と言えますが、統一感があって初心者にはお薦めです。ティンパニの演奏者が良いのか、華やかな曲は迫力があって素晴らしいです。
    オルガン全集はファギウスのもので、こちらもお薦め。音色は割合地道ですが、テンポは早めで聴き飽きません。透明感のある演奏ですし、愛好家の方にもお薦め出来ます。
    一方、チェンバロはいまいち。ベルダーは素晴らしいのですが、その他がパッとしない感じです。固いと言うか、もう少し自由にしても良いかな?と言った具合で、こちらはお薦めは出来ませんね。
    協奏曲や管弦楽曲はまあまあと言えます。が、ショルンスハイムのチェンバロ協奏曲は人によって好き嫌いがはっきり別れますし、他も統一感はなく、少し残念な気もします。
    ですが、個別には手に入りにくい演奏も多数あり、購入して損はありません。これだけ安いと、これを中心に聴き比べすることも出来ますので、趣味にはうってつけ。資料としても充分耐えうる全集だと思います。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2010/10/03

    惜しい…といった感覚は否めませんが、演奏技術は確かです。
    ドリア調のトッカータはやはり4声では厚みが欠けますね。ですが、速いテンポで駆け抜ける様な演奏は、大変面白かったです。
    幻想曲とフーガBWV.537はアムステルダム・ルッキ・スターダスト・クヮルテットの演奏が有名ですが、このアルバムの演奏はやや淡白…といった方が良いかも知れません。終曲に置かれたコラール「我ら悩みの極みにありて」BWV.668(パッケージのインデックスではBWV.641となってますが…。)もやたらと速く、ちょっと拍子抜けかなとも思いました。

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  • 13人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/03

    このセットは初期のラック付きのものを買いました。
    リリングの声楽は一部新録音もあり、彼の演奏の移り変わりを捉えることも出来ます。しかし、ここで取り上げたいのは、何といっても鍵盤のロバート・ヒルです。細かな作品、特にバッハの若かりし時代の作品を中心に録音しており、チェンバロ、クラヴィコード、ラウテンヴェルクとを使い分けての録音で、とても面白いものでした。演奏も溌剌とし、時にはちょっと大胆かな?と思わせるものもありました。中でも、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番のチェンバロへの編曲は目から鱗の名演でした。
    室内楽では、フルート・ソナタの伴奏にフォルテピアノを使用しておりますが、偽作を含む11曲が演奏されているのが嬉しいところです。他にA.M.バッハのための音楽帳とW.F.バッハのためのクラヴィーア小品集の全てが録音されてるのも魅力ではないでしょうか?

    13人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/29

    全体的にコラールやカンタータなどの編曲が中心なため地味ですが、そのため、ピアノの落ち着いた雰囲気が堪能出来る編曲集になっています。
    ここでは「小フーガ」や「目覚めよと呼ぶ声あり」など、他編曲版の多いものがありますが、かなり内容が違ってますので聴き比べには最適。
    他の編曲ではあまりない「幻想曲 BWV.572(真ん中のグラヴェメントの編曲)」は一聴の価値あり!

    しかし、前回のものもそうでしたが、このプロウライトの演奏は、時にやや無機質に聴こえてしまうことがあり、往年のケンプやニコラーエワの演奏を好む方には不向きかも知れません…。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/11

    カンタータの偽作集でも素晴らしい演奏を披露してくれたヘルビッヒ。この偽作モテット集でも、実に美しい響きを聴かせてくれます!
    Anh.159&160はリリングやガーディナーなどの演奏でも有名ですが、「賞賛、栄光そして英知」Anh.162(G.G.ヴァグナー)、「我が心に気を付け、そしてそこに目を向けよ」Anh.163(バッハ一族の一人)、「いざ諸人、神に感謝せよ」Anh.164(J.C.アルトニコル)、「我等が品行は天国にあり」Anh.165(J.E.バッハ)の四曲は、殆んど演奏されない作品。ですが、バッハの真作ではないにせよ、この美しい声楽曲を聴かないのは勿体無い!落ち着いた響きに、聴き手を安らいだ気持ちにさせてくれます。
    大バッハの周囲には、多くの優れた音楽家がいた…そう感じさせてくれるアルバムです!

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     2010/08/04

    何故このオルガニストの名前を知らなかったのかと思います。
    このアルバムはフーガの技法中心の3枚組で、他にチェンバロ作品に分類されているものがオルガンによって演奏されています。中には有名な幻想曲とフーガBWV.944やカプリッチョBWV.992、音楽の捧げ物から3声、6声のリチェルカーレも入ってます。6声のリチェルカーレはアランやイゾアールなども演奏してますが、このボウヤーの演奏は聴きやすく特にお薦め出来ます。
    フーガの技法もスッキリとした演奏で、派手な演出は無いにせよ、音色もテンポも申し分ありませんでした!

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     2010/08/01

    このアルバムの中心はバッハの二つの協奏曲ですが、他の作曲家の編曲も素晴らしい演奏でした。
    バッハ作品のフルート編曲と言えば、ランパルやラシーヌなどがありました。BWV.1042をラシーヌがフルート用に編曲してましたので、このアルバムが出されたお陰で三つあるバッハのヴァイオリン協奏曲がフルート版で聴けるようになりました。
    やはりヴァイオリンの艶やかさは表現出来ないものの、この編曲ではフルートならではの温かな響きが充分発揮され、演奏者の力量を知ることが出来ます。
    二つのフルートの掛け合いが美しいBWV.1043の編曲は、是非聴いて頂きたい一品です!

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     2010/07/14

    異稿を聴きたくて購入しましたが…まさに正解!演奏、音色共に申し分ありません!
    BWV.545a、536-1a、653a、549a、543-1a、535aなどの異稿他、偽作と推定されるAnh作品も多数演奏されており、特に哀愁を帯びたパッサカリア ニ短調Anh.182や未だ不確定な三つのシャコンヌ Anh.82-84は、一度耳にして頂きたい良い作品です!
    このCDで特に目を引くのは、W.F.バッハと推定される18曲の音楽時計のための作品集(Anh.133-150)でしょう。基本は舞曲やトリオなどですが、第5-8曲には狩の導入-続き-終りT-終りUなどと風変わりなタイトルが付けられ、全体的にとても楽しい音楽になっています。

    バッハ演奏で大本命とは言い難いですが、たまにはこう言うものも良いですね。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/11

    これだけ質の高い演奏ですと、バッハと勘違いしたくなるほど…。
    このアルバムでは、以前は真偽の確定してなかったBWV.217-222の全てが演奏されてます。
    「思いたまえ主よ、我らいかになるやを」(不明)
    「希望の神、汝らを満たすべし」、「見よ、獅子は勝てり」(テレマン)
    「心と口で誉めまつれ」、「栄華を求め、華美を望むもの」(不明)
    「我が息は弱く」(J.E.バッハ)
    特に、テレマンの作品はバッハもよく演奏したと考えられ、実に素晴らしい作品です。不明な作品は、バッハ一族かその周辺の作曲家の作品と考えられますが、バッハと比べる程ではないにしろ、実に味のある素朴な作品です。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/11

    偽作集ながら、これだけ質の高い演奏なことに驚かされました!
    以前はバッハ初期の作品だと考えられていた第15番「我が魂を冥府に捨ておきたまわざれば」は、恐らくこのヘルビッヒの録音が唯一でしょう。ほかテレマンなど、生前バッハが演奏した他者のカンタータが中心のアルバムで、いわばバッハの好みを垣間見ることの出来る一枚です!

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     2010/07/11

    ノイマイスター、リンク&ルドルフ・コレクションによるコラール集で、発見された初期の貴重な録音の一つが、これだけ安くなるとは…。
    この3つのコレクションは、一曲一曲は小規模な編曲で、現在BWVが与えられているものはノイマイスターのものだけ。リンクとルドルフのコレクションは番号が無く、真偽の確定には時間がかかりそうですね。
    このクルムバッハの演奏は、柔らかく温かみのあるものですが、コラール編曲ばかりなため、もう少し音色を考慮して演奏してほしかったと言うのが率直な意見ですが、リンク&ルドルフ・コレクションが全曲録音されてるのはこのCDだけです。真偽問題もありますが、バッハ愛好家だけでなく、オルガン好きな方には是非聞いて頂きたい演奏です。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/05/30

    まるでバッハ演奏の歴史を辿る様なBoxセットです。古いリヒターの初期カンタータ録音からコープマンの復活祭オラトリオまで、これだけ集まると立派な音楽史料館!
    大半はアーノンクールの演奏で、彼の個性を敬遠される方もおられるでしょうが、彼ほど古楽らしい演奏もないでしょう。
    ブランデンブルクや管弦楽組曲は、やや当時のロマン的な演奏に影響を受けてますが、素朴で人間味を帯びたバッハを聴かせてくれます。宗教作品もまた然り。
    録音当初、リヒターやヴェルナーなど素晴らしい現代楽のバッハ演奏が軒を連ねていました。この中で演奏の困難なオリジナル楽器での録音は、とても勇気の要ることだったでしょう。コープマン世代には金管も良くなったとは言え、アーノンクールの演奏では、やはりどことなく苦し気な印象があるのはやむを得ないことですね。
    ヴァイオリンやフルート・ソナタも今や懐かしい名演揃い。しかも、ウィルソンの平均律全曲、ロスのパルティータ全曲など、この価格で纏めて購入出来るなんて…!
    このセットは、是非お薦めしたい一品です!

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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