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ぶりてん さんのレビュー一覧 

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     2020/01/26

    同封されている日本語帯の誤訳が酷すぎる。
    そもそもジョン・ケージの作品にはプリペアド・ピアノ協奏曲はあってもピアノ協奏曲というタイトルの曲は存在しない。
    収録されている作品は正しくは『ピアノとオーケストラのためのコンサート』である。そう、音楽の教科書にも載っているあの五線譜にグニャグニャな線で囲まれた図形に中心音と指定楽器が記載されている楽譜の曲だ。どうも”Concert”と”Concerto”を見間違えて誤訳しているようだ。この曲だと分かれば購入する人の数が増えたのではないか?
    2曲目のフリードマン・エチュードには『ヴァイオリン版』と記載されているがこの曲はそもそもヴァイオリンのための練習曲だ。それをスコダニッビオがコントラバスで演奏したものが収録されている。ジャケットには他の曲には『for contrabass and ○○』と記載されているのに対しこの曲には『transcribed from the original for violin by stefano scodanibbio』と記載されているところを見るとコントラバスでの演奏にあたって楽譜を多少弄っていることが伺われる。またCDにはこの曲のNo.1-5しか収録されていないが日本語帯にはその記述がない。

    で、収録されている演奏についてだが、もともとはヴァイオリン等のもっと高い音域の楽器で演奏するところをコントラバスで演奏しているので、どの曲も暗く重たい感じに仕上がっている。まるで深海のようだ。静寂の空間に少しだけ添える音楽としては素晴らしいと思う。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/06/08

    大変残念なことに、この録音には演奏の直後に感動の余韻を台無しにするとてもキモい「ブラボー」の声が大音量で収録されています。
    演奏が悪くないだけにとても残念です。
    私はこれが耐えられなくて一度聞いたきりお蔵入りになってしまいました。
    プロオーケストラの演奏会に行かれる方は『この演奏は録音されているかもしれない』と常に念頭に置いて、指揮者が振り返る、もしくは最低限指揮棒を振り下ろすまで声は発しないようにしてください。
    また、スクロヴァチェフスキ指揮の同曲は読売日本交響楽団との同じ組み合わせで2016年にも演奏されて同じくCD化されています。
    こちらは客のマナーが良く曲の終わりの余韻をたっぷり味わえますのでそちらを購入することを強くおすすめします。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/06

    EMIのベロフ&マズアのCDにはありがちのことですが、一部の曲は少し曇った感じに聴こえることがあります。しかし、迫力が伝わる録音となっていますのでそれほど気にならないと思います。ピアノと管弦楽のための作品の方は、残念ながら「演奏会用大独奏曲」の協奏曲版(S.365)、演奏家による加筆の必要な「深き淵より」(S.691/121a)、後に独立した作品だとわかった「ピアノ協奏曲第3番」(S.125a)、後にリスト作だと分かったチャイコフスキーのオーケストレーションによる「ハンガリア協奏曲」(S.714/126a)が含まれていません。ベロフとマズアの演奏技術の高さからしてもこれらの曲はぜひ聴きたかったです。それでも、交響詩全集の廉価版程度でこれだけの曲が聴けてなおかつ演奏レベルも高いのでお勧めできます。ソロ曲以外でのリストのファーストチョイスにはピッタリかと思います。限定盤なのでお早めに。

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