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フィルモ さんのレビュー一覧 

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     2011/06/27

    スピード感が爽快なジェットコースターみたいで、スピルバーグ信者には物足りないだろうけれどアトラクションムービーとして単純に楽しい。余計な主義も主張もなく、恐竜に襲われて人間たちがキャーキャー逃げ回っているだけなのがいい。子どもにはちょっと怖めのファミリー映画の秀作だが、大人にはもう一盛り上がり欲しいところ。おバカなママさんにはイラッ(食われちゃえー!)。ま、笑って見ていられる範疇ですが。

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     2011/06/27

    イーストウッドの映画の中でこれが一番好きかも知れない。映画館で観て笑い、DVDで観るたびに笑って、ほろりと感動させられる。いい年こいたオヤジどもの大人げなさ。しょうがねえなーと呆れてしまうが、彼らにはずうっと胸の内にくすぶり続けていた忘れられない夢があった。何が何でも、命懸けでも、果たしたい夢が。今回おいしいところはトミー・リー・ジョーンズが持っていくが、オヤジ仲間たちの結束は固く、いいなあ……としみじみしてしまう。その後すっかり人間国宝みたいに大御所になっていくイーストウッドだが、この映画は本当に楽しくて、面白い。これだけ後味のいいイーストウッド映画もなかなか思いつかない。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/06/27

    「反戦」を掲げた戦争映画はどうも素直に見られない。「現実の戦争はこうなんだ!」と凄まじく残酷な現実をこれでもか!と見せつけられて、最初は呆然としてしまうが……、慣れる。2度3度と見ていれば派手な戦闘に「やれやれぶっ殺せー!」という気分になってしまう。我ながらろくでもない感性だと思うが、他の人も似たようなものだろうと思う。しかしこの映画は何度見ても「我々は戦争という事態だけはなんとしても避けるべきである」という気にさせる。この映画が「戦争という状態がいかに人間を改造するか?」というメカニズムを描いているからだ。それは本当に強烈で、見るたびに鮮烈な恐怖を感じる。キューブリックはその本質だけを剥き出しにして見せて、自分自身は何も主張しない。我々が主張すべきなのである。

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     2011/06/27

    エイリアンを虫のような動物として描いているところが怖い。変態を繰り返し、成長していく生態がリアルで気持ち悪い。感情なんて全く無く、ただ生きるために殺すという、人間と全く相容れないモンスターであるのがひたすら怖い。人間に捕獲されたエイリアン自体が孤独でじっと怯えているように見えるところが又リアルで、何をしでかすか分からないところが本当に怖い。SFホラー、モンスターホラーのマスターピース。

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     2011/06/26

    イーストウッドにとっても特別の思い入れのある作品ではないかと思う。タイトルは「誰が本当に許せない奴なのか?何が本当に許せないことなのか?」という意味だと思うが、登場人物は誰も皆、幅はあるが、普通の人間たちで、特に善人でも悪人でもない。悪漢ジーン・ハックマンも、町の平穏を守る優秀な保安官であり、彼はまさか自分が悪人だなんて思いもしないだろう。対して主人公は過去には明らかな悪人であり、今回殺しを引き受けたのも明確に金欲しさだ。しかし今の彼は老境にさしかかり、まだ幼い子供を持つ父親だ。一見優しく、善人に思える。その彼が、最後に豹変する。その姿は凄惨で、震えが来るほどかっこいい。一筋縄ではいかない複雑なドラマだ。地味な内容で長めの映画だが、語り口は熟練して、全編通してとても心地よい。

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     2011/06/26

    映画の本質は何か? ストーリーよりも、映像を通した「体験」である。とでも言いたげなキューブリックをキューブリックたらしめた最高傑作。キューブリックはひたすら「体験」を提供するだけで、その体験から何を得るかはすべて観る者に丸投げされている感じがする。レベルの低〜い見方をすると、「フン」とあの冷たーいドングリ眼で思いっきり軽蔑されそうな………。しかし一方理屈なんてどうでもよくて映像そのものが音楽のように心地よい。人類が存続する限り永遠の問題作。

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     2011/06/26

    映画を見る前にテレビ特番なんかで「ダ・ヴィンチの暗号」についてはすっかりネタバレしてしまって損しちゃった気分でしたが、非常に面白い内容だと思います。これだけの内容を1本の映画の中で描くのはどうしても駆け足になってしまいますが、歴史的な「真実」が現在進行形のサスペンスの中で解き明かされていくのはゾクゾクします。その内容が事実であるかどうかは分からないけれど、現実の記号の断片を結んでこれだけの物語を紡ぎ出すのはお見事。これが事実なら素晴らしいことじゃないか?と思うのですが、お気に召さない方々もいるんでしょうねえ。

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     2011/06/26

    ボンド役者の変更よりもマーティン・キャンベル監督(ゴールデン・アイ、ゾロ)がどうかなあ〜…(なんかテレビ特番レベルだよな〜)とあんまり期待してなかったんですが、なんだこれは!?ものすごくいいぞ?いったいどうしてしまったんだ???…と思ったら、脚色ポール・ハギス(ミリオンダラー・ベイビー)この人のせいじゃないかな? 思いっきりハードボイルドで、娯楽アクションで、007シリーズにあるまじき切なさ。シリーズ中特別の傑作だ。ヴェスパー=エヴァ・グリーンがわたしにとっては最高のボンドガールになりました。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/06/24

    これは本当に凄まじい映画だ。この映画が何を描いているかと言えば、世界の中のアメリカそのものだ。テロとの戦いが、逆にテロリストを生み、正義であったはずの戦いが追いつめられ悪の手段を取らざるを得ない。そしてバットマンは自らそれを引き受ける覚悟をする。しかし我々はそれを「かっこいい」と称えることにためらいを持つ。この映画はテロと戦うアメリカ賛歌なのか? しかしバットマンはひたすら苦悩し、ストーリーは混沌として、何一つ明確な答えを示すことが出来ない。純粋悪ジョーカーの凄まじいキャラクターはこの時代の狂気そのものの体現だ。ひたすらヘビーでハードな、我々の時代の刻印。

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     2011/06/24

    はあ?監督ラッセル・マルケイ?大丈夫か?(駄目なんじゃないかなあー……)と思ったら、「若造が、舐めんなよ」とビシバシ気合いの入りまくったソリッド&バイオレントな演出で「かっこいいー」としびれた。今回「乾き物」のせいかゾンビに対する描写に情け容赦がない。内容は娯楽と割り切って深いところは全く無いが、今さらこのシリーズにそれを求めても……ねえ? カルロスがかっこよかった。「2」の人気が高いようだけれど、監督の仕事でわたしはこっちの方が好きです。

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     2011/06/24

    恥ずかしながら、わたしは以前有名な雨の中で歌い踊るシーンだけを見て、「この映画はきっと悲しい悲しい悲劇で、この男の人は何か辛いことがあって、それに負けまいと雨の中でこんな風にやけになって踊り狂っているんだろうな」と勝手に思い込んでいて、後年映画を見てみましたら……大爆笑。コメディーどころか、ギャグ映画じゃないか!? トーキー映画の上映失敗のシーンはほんとに大笑い。豪華なミュージカルシーンもたっぷりで、もうひたすら楽しいハッピーな映画。元気が出ます。ジーン・ケリーはただ単に嬉しくて雨の中で喜びを爆発させているだけでした。

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     2011/06/23

    ああベートーヴェンよ!あなたもですか!? こんな下品で傲慢なオヤジだったなんて…ショック。「ああベートーヴェン様…」とロマンチックな幻想?を抱いている方は見ない(知らない)方が無難かと。「わたしはベートーヴェンである!」「わたしと神は表裏一体の存在である」と、まあ、よく本人が言うなと呆れ返って滑稽に思えてしまう。あまりの「天才」を本人も一人の人間として持て余しているよう。それでも神に通じる音楽を求めてやまない精神は、孤独であらざるを得ないのだろう。史実を相当脚色していると思われるが、「事実」よりもベートーヴェンという人間の「真実」を描こうとした映画。クライマックスの「第九」初演は映画ならではの盛り上がり。観賞後ベートーヴェンのCDをありったけかき集めて聴き倒しました。

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     2011/06/21

    気持ちよく笑える映画。どこの宇宙もオタクは変わらずと、憧れの「本物」に出会った宇宙人たちのキラキラ輝く表情が可笑しい。すっかりその気で奮闘するB級俳優たちの本気さが可笑しい。ぼやいてばかりのアラン・リックマンがおお!感動するぞ! お約束のハッピーエンドだけれど、思わず「イエス!」とガッツポーズを取って、拍手してしまう。心優しいディープファンコメディー。大好き。

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     2011/06/21

    アクション映画ファンはこういうアクション映画が観たいのだ! 夫婦の離婚危機だの親子の断絶だのはどうでもいいのだ。マット・デイモンも良いが、無口な殺し屋たちにもそのスタイリッシュな身のこなしや厳しい表情に十分ドラマを感じる。これでいいのだ。100点満点。余計な物は、いらない。

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     2011/06/21

    タイトルはおしゃれですが、内容はアルコール中毒を描いた社会派ドラマ。メロドラマ的要素よりもひたすらアルコール依存症の怖さが迫ってくる。けっして気持ちのいい感動ドラマではないので、普通の人にはあまりお勧めできない。アル中の恐れのある人には大変良い教材になると思います。何が一番大切なのか、よく考えましょうね。

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