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micarosu さんのレビュー一覧 

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/07/07

    伝えたい言葉があって、それを伝えるためのメロディがあって、それを届けるための声があって。
    それらが一つになって歌になる。

    そんな当たり前のことが当たり前に素晴らしいと感じさせてくれたアルバム。
    それがこの「ゆえん」。

    まず言葉について触れると、シングル「らへん」に代表されるように”らへん”がうまく表現されている。

    例えば「HONEY」。
    ここではただ”好き”とか”愛してる”を伝えるのではなく、何気ない日常の楽しさを切り取っている。

    日常というのは大きな変化がない分言葉にするのが難しいが、それを絶妙に描くことで、心の中にスーっと入ってくる。

    またこの曲ではその優しい雰囲気を表すように、ポップなメロディとサウンドになっているのも印象的。

    それもあって、詩の中に度々出てくる”ハニー”という言葉がとても心地よく耳に残り、聴いていると自然と笑顔になってくる。

    詩とサウンドが絶妙な掛け合わせ。
    それは他の楽曲にも言える。

    だから一曲ごとに違う顔を見せ、時に叙情的に、時にロックにもなる。
    それは伝えたいことがそれぞれにあるから。

    伝えたいことを伝えるべき形で表現する。
    それは単純なことではあるが、決して簡単なことではない。

    どんな形にしても近藤晃央であるという芯が確実にあるから出来た一枚。
    このアルバムに出会えたことを嬉しく思う。

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     2013/06/30

    耳が幸せになるような音楽。

    幻想的で少し陰のある絵本のよう世界観、うららさんの優しく透き通る歌声ももちろんそうだが、そこにポップさが加わっていることで、最高に心地よい楽曲になっている。

    一度聴けばそのポップさに惹かれ、二度と三度と聴けばその世界観の虜になってしまう。
    こんな楽曲をどこかで待っていた。

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     2013/06/23

    広沢タダシさんのバンド編成である「広沢タダシトリオ」。
    それだけでも面白そうだなと思っていたが、出来上がってきたものは予想の斜め上を行っていた。

    全体に荒々しさや力強さを感じさせつつも、ひたすらクールに展開されるサウンド。
    物事の本質を問いかけるような言葉がそこに刻まれることで、今まで見たことのないような世界が広がっている。

    正直直感的に良いと判断できるものではないが、言葉では語れない”何か”が残る。
    その”何か”が気になって、また何度でも聴いてしまう。

    「birth」というタイトルが示すように、新境地と言える作品が生まれたといえるだろう。

    今後の展開も気になるところだが、まずはこの作品世界に浸ってみて欲しい。

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     2013/06/16

    このアルバム、すごく良い。

    全体を通してドラマチックな作品で、聴き進めるのが楽しみでしょうがないのはもちろんなのだが、それ以上のこのアルバムが良いと思う理由がある。

    それは、一枚通して聴いたときの満足感。

    例えば一つの小説や絵本を読み終えたときの感覚。
    それがこの作品にはあるのだ。

    つまり一曲一曲が光を放つだけでなく、その曲がそこにあることで次の曲が更に活きる。
    言うなれば一曲一曲が太陽であり月なのである。

    今聴いている曲が太陽、それ以外が月だとすれば、その曲は輝いているけど、その太陽の輝きで月も輝いている。
    そんな絶妙な関係性を持った曲と曲。

    それを反映したかのようなタイトル「太陽と月のオアシス」含め、どれか一つでも欠けたら出来なかったであろう最高の一枚。

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     2013/06/09

    純粋なラブソングというのは、こういう曲のことを言うのかもしれない。

    ”好き”とか”愛してる”の言葉だけではない、もっと心の奥の部分で抱いている想い。
    それは、君にとっての「そこらへん」と僕にとっての「ここらへん」が同じであって欲しいということ。

    シンプルできれいなメロディと近藤さんの優しい歌声は、この想いをこんなにも温かく、こんなにも愛おしくしてくれる。

    この曲はただ純粋に聴いて欲しい。
    きっと心に届く想いがあるはずだから。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/02

    ここで立ち止まっている場合ではない。
    聴いていると不思議とそんな気持ちになっていた。

    ミディアムテンポの流れるようなメロディに、シンプルで直球の言葉。
    こういった直球の楽曲は高橋優さんに合わないのではとどこかで思っていたが、そんな危惧は全く持って関係なかった。

    それどころか高橋優さんが歌うからこ大きな意味を持ち、聴き手の心に直感的に届く楽曲になっている。

    ありきたりな言葉になってしまうが、もし何かに悩んでいたり、今が辛いと感じていたらこの曲を聴いてみてほしい。
    きっと明日を歩いていく勇気がもらえるはずだ。

    この曲が持つ力は本物なのだから。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/26

    軽快なリズムとフックの効いたサウンドがクセになる一曲。

    そして聴いているとなんだかワクワクもさせてくれる不思議な一曲でもある。

    でもなぜここまでワクワクさせてくれるのだろうか。
    それは、詩を見てみるとわかってくる。

    笑ったり泣いたり、時には元気をもらったり。
    漫画を読むことでもらったそんな様々な感情への感謝と敬意。

    それが綴られているからこそ、これだけのワクワクを感じさせてくれるのだろう。

    これは漫画を読んだことがある人全てに聴いてほしい。
    そう言いたくなる名曲だ。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/26

    最近のゆずはアルバムに明確なテーマを持っている。

    今回のテーマは「LAND」。
    その名のとおり、テーマパーク感のある楽しいアルバムになっている。

    「イロトリドリ」や「LOVE & PEACH」の圧倒的なテンションと疾走感に、新たな世界観を感じさせる「REASON」。
    これらの楽曲は一瞬聴いただけでも楽しい気持ちにさせてくれる。

    でもただ明るいだけで終わらせないのがこのアルバムの特徴でもある。

    「また明日」や「翔」の少し懐かしさと温かさを感じさせるゆずサウンドに、「砂漠のメリーゴーランド」や「ラニウム」、「灯影」では孤独感のある寂しげなサウンドを繰り広げる。

    光と影。
    生きている中で必ず出会うこの2つが、アルバムという枠の中でバランスよく表現されている。

    その想いはタイトル曲でもある「LAND」に凝縮されていて、聴けばこのアルバムに込めたものが伝わるだろう。

    また一つ進化したゆずのサウンド。
    アルバムの最後まで決して耳を離さずに聴いてほしい一枚だ。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/19

    こんなにも表情が豊かだっただろうか。

    以前の星野さんは日常感溢れるバラード曲が多かったが、今作では非常に曲の幅を感じる。

    この感情は元々シングル「夢の外へ」を聴いたときにも感じたものだが、このアルバムを聴いて改めてそれを感じた。

    明るい部分、暗い部分。
    誰かへのメッセージに、物思いにふけるだけの言葉。
    時にはポップに、時にはソウルにそれらを乗せる。

    でもそこに無理は感じない。
    あくまで星野源として何を届けたいかを自身に問うて作られた感があり、どれを取っても間違えなく星野源なのである。

    タイトルの「Stranger」は直訳すれば見知らぬ人。
    アルバムの内容から意味を考えれば、星野源の中の見知らぬ人=自分自身も気づかなかった奥に秘めた感情と捉えられる。

    まだ見たことのない星野源の世界。
    あなたはここで新たな星野源を知ることになる。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2013/05/12

    その声は力強く、内に秘めた叫びを弾き出す。
    それはただ一瞬耳にしただけで、そこに秘められた言葉の重さと想いを感じ取らせてくれるほど。

    歌詞を改めて見てみると、そこには学校生活の中で抱える悩みを深く、そして等身大に綴っていることがわかる。

    つまりこの曲は自分自身へメッセージであるが、それと同時に同じような立場の人たちへの応援歌でもある。
    だからこそここまで心に響く作品になっているのだろう。

    まずは一度聴いてみて欲しい。
    きっとその想いが感じ取れるはずだ。

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     2013/05/05

    「ジュブナイル」という楽曲にひどく心を打たれた。

    今までもamazarashiの楽曲に心を打たれたことはあるが、今回のはまた印象が違う。
    改めて詩を聴いてみると、自身の叫びの中にどこか聴き手を応援するような温かさが含まれていることに気づく。

    これはアルバム全体にも言える事で、人生という大きなテーマの中での絶望を歌いながらも、歩んだその道自体を否定はしない。

    その言葉は真っ直ぐ心に刺さるが、決して尖っているわけではなく、時に優しく時に温く心に語りかけてくれるよう。

    まさにamazarashiと聴き手の心を繋ぐための音楽。
    それが詰まった一枚だ。

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     2013/04/28

    sacraがすごくノッてきている。

    活動再開後一作目となる「SCULPTOR」では、一度音楽を見つめなおしたからこそ生まれたシンプルに届けたいという想いが詰まっていたが、今作はそこに”楽しませる”という想いが増しているように思える。

    この”楽しませる”というのは、明るいとかアップテンポという意味ではなく、sacraらしい良い楽曲を聴かせるということ。

    「道しるべ」のような真っ直ぐな曲、「月灯サーチライト」の少し影のある疾走感ある曲、「へたくそなラブソング」のようなバラード曲。
    どれを切り取ってもsacraであるし、sacraだからこそ生きる楽曲ばかり。

    そういう想いで作ることは簡単だが、それを実際に作れることはそう多くない。
    この作品は、それが出来た貴重な一枚だ。

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     2013/04/21

    「シンガーソングライター」。
    その印象的なタイトルが示すように、今作は全作詞、作曲、プロデュースを坂本真綾本人が手がけている。

    その言葉だけを聞くと”意欲作”で終わってしまうかもしれないが、これは”意欲作で終わるような作品ではない”。

    「遠く」に込められた光で幕を開け、「サンシャイン」の絶妙なコーラスワークに惹かれたかと思えば、「ニコラ」のような民族系の音楽に癒され、「カミナリ」の暗い気持ちに心を寄せている内に、「シンガーソングライター」の心地よいリズムで展開されるポップさで明るい気持ちにさせてくれる。

    それらの新曲たちに既出の「everywhere」、「誓い」という深みのある曲たちが加わることで、”シンガーソングライター坂本真綾”としての魅力が存分に詰まった一枚になっている。

    彼女が今まで培ってきた色々な音楽、想い。
    それらを凝縮することで生まれた、可能性を秘めたの一枚。

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     2013/04/14

    更に深化したサウンドと世界。

    彼らの音楽では絶望や孤独を歌うことが多かった。
    以前のミニアルバムから収録されている「アノニマス」、「文学少年の憂鬱」、「暁」を聴けばそれがよくわかる。

    だが、アルバムに新たに収録された曲たちを見ると、それだけではないことに気づく。

    例えば君という存在が大きな意味を持っている「君から電話が来たよ」など、孤独な世界に別の存在が垣間見える。

    孤独という芯は変わっていないが、別の存在が加わることで、そこには確かに世界があることを感じさせてくれる。

    つまり一人だけのものではない音楽。
    それがここにはある。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/04/07

    絶妙な違和感を持った曲。

    曲やアレンジはスネオヘアー節全開という感じなのだが、そこに乗る歌声は北乃きい。
    スネオヘアーはコーラスとしても参加していることもあり、表面に北乃きいがいて、裏面にスネオヘアーがいるような不思議な距離が感じられる。

    歌詞に注目してみると、そこには縮まりそうで縮まらない男女の距離感が描かれており、曲全体から感じら雰囲気と詩が見事に融合している。

    曲自体が素晴らしいことは間違いないのだが、それをこういったコラボの形で示したことで、曲の魅力を何倍も引き出した名曲になっている。

    こんな面白いコラボにはなかなか出会えない。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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